『ブランドビジネス』
三田村蕗子(みたむら=ふきこ)著。『ブランドビジネス』(平凡社新書)。
ルイ・ヴィトンを中心に、一般的に連想されるブランドについてわかりやすく述べられている。日本人が手っ取り早く他者にアピールして、帰属意識を高めることにより自己実現できるものがバックや時計に代表されるブランドであるらしい。ただし、他者が知らない宝飾品の購買欲は激減する現象があり、日本社会において商品価値を見る眼が養われているとは決して言えない。いまだモノを理解することについては幼年期にあるのかもしれない。
この本は、ブランド品をほとんど持っていない私にとっても興味深い現代文化論として楽しく読めた。
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