韓国純愛ドラマ・映画に”ハマル”理由
過去数多くの恋愛映画を観てきた。相当な数だろう。一杯感動した。心を動かされた。特に最近お気に入りの韓国純愛ものは、心を奪われ虜になってしまう。観た後も長期間引きずってしまう。明らかに”ハマル”レベルが違う。どこにその違いがあるのだろうか。
結論として、韓国ドラマには、物語の純愛に「夢」がプラスされるからハマルのだ。単純にドラマの中の主人公たちに共感するだけでなく、観る者自身が抱く夢を心地よく受け留める仕掛けが盛り込まれている。観客はドラマに感動するだけでなく、そこから派生して自分自身の夢を語れる場を用意されることによって、よりそのドラマに対する想い入れを強くすることができる。韓国純愛ものには表現のうえで最終形に近いものがあるのではないだろうか。これはディズニーランドに良く似ている。ディズニーが描く物語の中に入って行き、その中で夢を体感する。そして何度もその夢の世界を訪れる。夢体験の反芻行為だ。
『冬のソナタ』の大ヒットにみられるファンの行動は、単に癒されたいという受動的なものでなく、自らの夢を確認する傾向がある。韓国のロケ地に旅行するのはファン心理として当たり前としても、ハングル語を勉強したり、何かしらの自己表現を実行する人々が多いと感じる。
韓国純愛ドラマや映画を観ることは、その人自身にとって新たな行動を促す原動力を与える。もちろん万人がそうなるわけでなく、それ以前に「夢」を感じない、すなわち合わない人も多くいるだろう。ちなみに今年に入って私がハマっている映画は『ラブストーリー』、ドラマは『夏の香り』である。両作品ともにファンタジー要素が組込まれており、「夢」でつながれる。興味のある方は是非ご覧いただきたい。
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