『冬のソナタ』の感想
日本に韓国ドラマブームを巻き起こした話題性とユン=ソクホ監督作四季シリーズ第2弾ということで何とか頑張って最終話まで観ました。ヨン様ことペ=ヨンジュンとチェ=ジウのキャスティング以外で評価できるところはありません。運命や宿命による必然でなく、単にある人物の偏執狂的行動に翻弄されるストーリーでは破綻しています。もともと第一話からヒロインに違和感がありました。象徴的だったのが、バスの中で寝てしまい乗り過ごしたときに、知り合ってもいないチュンサンに何故起こさなかったのかと詰め寄るシーンです。自分のミスを他者に押し付ける厚かましい”困ったちゃん”が、どうして悲恋の主人公に成り得るのでしょうか。おてんばとかおきゃんな性格を描くための演出なのでしょうが、現実で身近にこのような人がいたら絶対に恋愛感情は持ちません。ましてやそんな人の初恋物語なんて興味ありません。基礎となる人物像から失敗していました。それにしても四季シリーズ第3弾『夏の香り』の完璧なドラマからは想像できない作品です。冬ソナが私にとって韓国恋愛ドラマの最初の出会いでなくて幸運でした。(お薦め度★)
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コメント
私は照明が明るすぎるのが気になって大変でした。
投稿: さすらいのウインドサーファー | 2004.08.25 18:02
ユン=ソクホ監督は、第3弾でも共通してハレーション直前の明るさで撮影してます。『夏の香り』は季節が夏ということもあり、さらに明るすぎる映像になっています。
日本人でこれほど明るく撮る監督に出会った記憶がなく、非常に新鮮に感じています。
投稿: erabu | 2004.08.26 08:28