『花様年華』
ウォン=カーウァイ監督。2000年香港。原題『花様年華 IN THE MOOD FOR LOVE』。恋愛映画。出演、トニー=レオン、マギー=チャン。2000年カンヌ映画祭主演男優賞受賞。 1960年代の香港を舞台に、許されない恋に落ちる男女を描くスタイリッシュな映画です。背景説明を大胆に省き、主演2人だけに焦点を当てて綴られる官能的で文学的な作品です。そのためストーリーはよくわかりません。会話のシーンで人物をカットの中にいれないなど、脚本が説明不足のうえにさらに映像が期待を外すため最後の最後までよくわからないまま終わった印象です。特に退屈はしませんが、何も響くものがありませんでした。『HERO』で競演した2人が気に入っていたのと、最新作『2046』を観る予定(本日から公開)で、ウォン=カーウァイ監督作は初めてなので、なんとか興味を失わずに鑑賞できました。この映画の中で発見したのですが、主人公が借りる部屋のルームナンバーが”2046”でした。すでに『花様年華』を撮影中に次回作を意識していたことが伺えます。(お薦め度★★)
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コメント
トラックバックありがとうございました。
この映画見るのは7回目です。
香港好きもあってか、個人的には何度見てもあきない作品です。二人がキスをするシーンすらないのに、なんでこうも情感が高まるのか不思議なくらいです。
マギーチャンのチャイナドレスが素晴らしいと思っています。
投稿: wangchai | 2009.05.22 06:07
>wangchaiさん、コメントありがとうございます。
7回観られているのですか。
wangchaiさんにとって大切な作品なのですね。
よりエロティックでわかりやすいので続編『2046』のほうを評価しています。
※すいません。『2046』にコメントしていました。重複しますが、こちらにコピペします。
投稿: erabu | 2009.06.03 23:47