1989年頃から花粉症が発症しました。それより3年前に家族では父が最初に発症し翌年に弟、翌々年が私という順でした。父が発症した頃は、花粉症という言葉は聞かれず、社会的に認知されていませんでした。当時、春先になっても風邪の症状を示す父を「今頃風邪を引いて恥ずかしい」と本人に話をしています。本人もバツ悪そうで肩身の狭い思いをしていました。今思うとなんとひどいことを言ったものだと反省しています。何故なら発症してわかりました。体全体が熱もないのに熱っぽく筋肉痛の痛みがあり、目が痒くなり手で擦っても擦っても解消しません。くしゃみ、鼻水、鼻づまりがひどくなり、挙句に思考力が散漫になり、不快感は風邪の症状どころではありません。身体全体が不協和音をあげている状態で発症してみて大変なことが嫌というほどわかりました。
当時、対処法がよくわからなかったのでパソコン通信のデータベースサービスを利用して新聞検索をしました。そうすると複数の新聞社の記事で漢方薬「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」が効果があるとのことで、すぐに飛びつきました。なるほど効果があり、症状が緩和されました。毎日服用して2~3週間すると副作用を感じるようになりました。脳ミソが腫れて膨らむ感覚が出ました。元々花粉症の専門薬でなく、単に花粉症にも効き目があるということなので長期の連続服用に適していないものなのでしょう。それからというものの副作用が出ないように花粉症の症状が悪いときだけ飲むようにして騙し騙し服用を続けました。こんな状態が十年続いたころに父の花粉症が原因で嗅覚がなくなるという事態が起こりました。花粉症によって鼻炎状態が続き嗅覚の神経が麻痺してしまったようでいまだに嗅覚は戻っていません。身内にそのような深刻な状態に遭遇したため、翌年から医者に行くことを決意しました。
1999年から職場近くの耳鼻咽喉科に通っています。例年花粉が飛ぶ前の1月下旬から受診して抗アレルギー薬・アレロックを毎日服用します。花粉がなくなる4月下旬くらいまで続きます。アレロックの副作用として喉が渇きます。人によっては眠気が出るようですが、私の場合は影響がありません。毎年通って薬をもらうだけなのですが、必ず鼻両方の穴に器機を突っ込んで治療行為をしています。何のためにするのか7年目になっても理由が聞けません。また、10日分の薬しか処方してくれないので近頃では面倒に感じています。
今年は昨年の30倍花粉が飛散するとのことで非常体制で臨んでいます。予防をしているものの花粉が多くなると、薬の効き目を突破して咳や筋肉痛、倦怠感が襲います。2/10に花粉前線が関東に上陸した日には咳が止まらずに欠勤しました。同僚が以前医者に通っていたけれど甜茶のサプリメントで症状が軽減されたという体験談を聞きました。そこで今年は従来の対策にプラスして効果がありそうなことに挑戦することにしました。甜茶サプリメントは近くで探したのですが入手が困難なため最近研究開発されたもので代用することにしました。インターネットで調べたところKW乳酸菌がよさそうだということで、これで体質改善をはかりれればと思います。KW乳酸菌にはアレルギー症状を抑える働きがあるとのことでキリンと小岩井乳業、昭和女子大の飯野教授が共同開発したものでキリンと小岩井乳業から関連商品が発売されています。早速注目したのが写真の商品です。2/16からキリンの「体質茶」を5日間毎日1本、2/21からはサプリメントの「キリン ノアレ(タブレット)」を毎日1粒を飲み続けています。アレロックを服用しないでKW乳酸菌だけで対応できないかと考えて数日実行しました。花粉が少ないときには問題ないのですが2/22から花粉が増えたところ、症状が悪化し結局アレロックを飲まざるおえなくなりました。今のところ劇的な改善には至らないようです。「キリン ノアレ」は1か月分ありますのであせらず、様子をみたいと思っています。機会をみてその後について報告したいと思います。
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