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2005.03.21

『かまち』

監督、望月六郎。2004年日本。青春映画。出演、谷内信也、姫野史子、壇ふみ、大沢あかね、古屋敬多。

17歳の若さで亡くなった山田かまちの半生を描く映画だと思ったら、後半は現代が直面する自殺サイトやドラッグ売買、引きこもりなどで苦悩する若者たちを対比させています。これによって全てが消化不良な物語になってしまいました。山田かまちの創作活動や残した絵など作品を掘り下げて丁寧に描けば面白いものになっていたはずで残念です。前半に彼が行動している場面で彼の言葉を映像の中にふきだしのように挿入して若いときに感じる不安げな心理描写をストレートに表現しする手法でその後の展開を期待させました。しかし、かまちの話はそこで切れてしまい、突然登場人物の時間経過を無視して同じシーンに同一人物の子役と大人役を同時に映して現代とシンクロさせてしまいます。かまちの話と現代の若者たちの話を対比させる演出なのですが、過去と現代の映像上の差がなく観ていて過去なのか現代なのか非常にわかりにくくなってしまいます。特にがっかりさせられたのはかまち少年が恋した美少女の成長した役が壇ふみとは恐れ入りました。監督のセンスを疑います。(お薦め度★)

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コメント

TB有難うございます。映画も機会があれば見てみようかと思ったのですが、余り期待しない方がいいみたいですね・・・。

投稿: tokkey_0524zet | 2005.03.24 19:36

tokkey_0524zetさん、TB&コメントありがとうございます。
映画は2つの物語に分かれています。前半は『かまち』さん編、後半は現代の若者たち編で、特に後半は創作のにおいが強くて監督の感性を疑いました。
かまちファンにはつらいかもしれませんね。

投稿: erabu | 2005.03.25 01:01

僕は高校では彼の1年先輩になりますが、誕生日は彼のほうが二日早い先輩です。
彼の時代を描いた部分は、思い入れを別にしても割合良かったと思うのですが、現在の部分が嫌ですね。いずれにしても、この作品はまともに評価する資格はありません。
しかし、かまちを見ようと思って観ると、期待はずれになることは100%間違いありませんね。

>突然登場人物の時間経過を無視して同じシーンに同一人物の子役と大人役を同時に映して現代とシンクロさせてしまいます

こういう演出を、僕を含めた一部の映画批評家は【ねじの回転】と呼んでいます。僕はここは好きでしたよ。
現在と過去が差がないというご意見ですが、僕は全然違うように感じましたね。現在はダークで救いようがない印象です。

投稿: オカピー | 2005.11.20 15:17

>オカピーさん、TB&コメントありがとうございます。
今年観た映画にもかかわらず、ほとんど内容が思い出せません。
私には記憶に残らない作品の1つになってしまったようです。

投稿: erabu | 2005.11.20 22:06

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受信: 2005.03.24 11:21

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この作品を観る前の僕の心境は尋常ではなかった。この作品の主人公である山田かまちは僕の高校の1年後輩であり、彼が現役で入っていたら同級生になっていたかもしれない人物だからである。そして、自分が青春を過ごした時代の、自分の生まれ育った環境に近い場所が、どう描かれるかということは単なる興味ということだけでは言い尽くされないものがあった。... [続きを読む]

受信: 2005.11.20 14:56

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