ロードレース世界選手権 MotoGP第1戦スペインGP(4/10)
スペイン南部アンダルシア、ヘレス・サーキット。
27周を21人のライダーが500ccのマシンで競う二輪レース。
優勝はバレンティーノ=ロッシ(ヤマハ)、2位セテ=ジベルーノ(ホンダ)、3位マルコ=メランドリ(ホンダ)。日本人ライダーは5位に中野真矢(カワサキ)、8位に玉田誠(ホンダ)。
序盤から先頭の4人が抜け出し、少し遅れて5番手を中野選手が走行。地元スペインのセテ=ジベルーノがトップをキープし続ける。ラスト3周でピッタリと2番手につけていたバレンティーの=ロッシがトップに浮上する。すかさずジベルーノが抜き返し再びトップに立った。更に2度ポジションを入れ替えて壮絶なバトルが展開する。そして最終コーナーでロッシがわずかに空いたインをさし、ジベルーノの身体とマシンに接触。ジベルーノは押し出されてコースアウト、転倒せずコースに戻るものの後の祭り。ロッシが前代未聞の劇的な勝利を収めた。表彰台では左肩を痛めたジベルーノが恨めしそうにロッシを睨んでいた。自動車レース以上に生々しいものがある。
今まで様々なバトルを観たが、こんな凄すぎる攻防は観たことが無い。最終コーナーまで勝敗がもつれ込んで、最後は接触して押し出してしまうといレースは初めてだ。二輪ならではの醍醐味。たまらない。
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