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2005.04.24

『名誉毀損裁判 言論はどう裁かれるのか』

名誉毀損裁判
名誉毀損裁判
posted with 簡単リンクくん at 2005. 4.24
浜辺 陽一郎
平凡社 (2005.1)
通常24時間以内に発送します。

ブログの普及によってインターネット上で言論を簡単に発表することが可能となりました。これはとりもなおさず「表現の自由」の拡大とそれに伴うトラブルを増加させることは間違いなく、また、同時に名誉を脅かされる機会が格段に増えることを示しており、誰もがトラブルの当事者になりえます。今はまだブログにおいての名誉毀損されたというニュースは耳にしていませんが、今後は掲示板から舞台を移してブログでの発言が主役となって行くことが予想されます。このような時代において名誉毀損にならない表現はあるのだろうかということで本書を読みました。結論からするとそのような表現のガイドラインはありえないことがわかりました。名誉毀損罪は刑法第ニ三○条に犯罪と定められており、親告罪という性質のため告訴されてしまえば事件となってしまいます。ともかく名誉毀損に関しては表現者として発言する限り加害者になりえます。
ブログを発信し続けるということは常に名誉毀損が起こりえることを意識しなければならず、自分で表現したものの責任を負わされることを覚悟しなければならないということなのですね。

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受信: 2005.07.21 10:27

» 名誉毀損裁判1 [dubdub雑記帳]
「名誉毀損裁判」浜辺陽一郎著(平凡社新書,2005)を読んだ。 著者は,弁護士で,森・濱田松本法律事務所所属。 名誉毀損裁判について,判例の状況及び最近の名誉毀損裁判の方向性について分析している。 新書版なので,一般の人にも分かりやすいようにかみ砕いて論じている。 名誉毀損は,民事事件(いわゆる損害賠償の支払いを名誉を侵害されたとする人が金銭的賠償等を求める場合),刑事事件(警察の取り調べを受け,罰金刑や懲役刑を受ける。いわば国との関係)において問題となるけれど,圧倒的に民事事件となるケースが多... [続きを読む]

受信: 2005.12.28 10:44

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