『犯罪者プロファイリング』
渡辺 昭一
角川書店 (2005.2)
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著者は元科学警察研究所の犯罪行動科学部長で、日本の犯罪者プロファイリングの第一人者だそうです。犯罪者プロファイリングとは、事件に関する情報の分析から可能性の高い犯人像を導き出す手法です。日本における犯罪者プロファイリングの研究はFBIの研究から20年遅れて1995年から科学警察研究所で始まりました。契機になったのは1988から89年にかけて起きた宮崎勤による連続幼女誘拐殺人事件だそうです。犯罪者プロファイリングは映画やTVドラマのように事件を解決できる特効薬ではなく、捜査員が利用できる道具のひとつに過ぎないことが理解できます。臨床的プロファイリングの「FBI方式」と統計的プロファイリングの「リバプール方式」があり、罪種が限定されない「リバプール方式」が日本の実情にあっているようですが、いずれも外国の手法であり文化的な相違から日本独自の手法を開発しなければならないようです。
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» 犯罪者プロファイリング [月灯りの舞]
『犯罪者プロファイリング』
??? 渡辺昭一:著
角川書店/2005.2.10/¥740
元科学警察研究所の著者が明かす捜査の最前線。
連続殺人、放火、窃盗、誘拐……
心理学・社会学・統計学で犯人を追う!
<帯より>
事件が起きた時の識... [続きを読む]
受信: 2005.07.07 10:24
» 犯罪者プロファイリング [dubdub雑記帳]
「犯罪者プロファイリング」渡辺昭一著(角川oneテーマ21)
著者は,元科学警察研究所犯罪行動科学部長。
この手の本は,FBIの人などの本や記者の本などたくさんあるけれど,日本の科学警察研究所の人が書いているということで購入。
端的にいうと,プロファイリングっていうのは,それだけで犯罪を解決できるものではないし,ドラマなんかで取り上げられているようなものではないよ,という本。
元々プロファイリングには,うさんくさいものを感じていたので,ややすっきりしました。
プロファイリングは,犯罪捜査の道具の一... [続きを読む]
受信: 2005.12.28 10:37
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