F1第7戦ヨーロッパGP
ドイツ、ニュルブルクリンク。59周。
優勝、フェルナンド=アロンソ(ルノー)。今シーズン4度目。2位ニック=ハイドフェルト(ウィリアムズBMW)。3位ルーベンス=バリチェロ(フェラーリ)。
スターティンググリッドは一列目ハイドフェルト、キミ=ライコネン(マクラーレンMercedes)。2列目マーク=ウェーバー(ウィリアムズBMW)、ヤルノ=トゥルーリ(トヨタ)、3列目ファン=パブロ=モントーヤ(マクラーレンMercedes)、アロンソ。今回のヨーロッパGPから予選は土曜日の1回のみに変更された。BARホンダはエンジン交換が認められず、第4戦サン・マリノGPのエンジンでレースに復帰。バトン13番手、佐藤16番手。
スタートで9番目のジャンカルロ=フィジケラ(ルノー)が動けず、再びフォーメーションラップをやり直して1周少ない59周でレースが争われることになった。エキストラスタート直後に第1コーナーで5、6台を巻き込む事故が発生しウェーバーがリタイヤ。この影響で佐藤とラルフ=シューマッハがピットストップ。ライコネンとハイドフェルトが飛び出して3位以下を引き離した。今回もライコネンが圧勝かと思われたがマシントラブルの影響で何回もミスを繰り返し、独走態勢に持ち込めない。アロンソやミハエル=シューマッハなどもミスするシーンが観られた。
ライコネンの右フロントタイヤに大きなフラットスポットが発生し、残り7周目の車載カメラからの映像でも大きな振動が発生している状態が確認できる。このまま走り続けるのは無謀とも思える。2番手のアロンソがハードに追い上げを開始してきており、ピットストップせずに逃げ切る作戦に出た。しかし、残り1周でとうとうサスペンションが破壊してコースアウトしてクラッシュ。前を走っていたバトンに追突するところだったし本人も大怪我を負う可能性があった。今シーズンのタイヤ交換できないレギュレーションのせいとはいえ、マクラーレンMercedesチームは危険な賭けを行った。
5位にミハエル=シューマッハ。10位バトン、12位佐藤。
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