『十戒』
監督、セシル=B=デミル。1956年米。史劇スペクタクル映画。原題『THE TEN COMMANDMENTS』。出演、チャールトン=ヘストン(モーゼ)、ユル=ブリンナー(ラメス)、アン=バクスター(ネフレテリ)。
旧約聖書を基に、モーゼが奴隷であるヘブライ人(イスラエルの民)をエジプトから聖地に導く物語です。観る前は勝手に地味なものをイメージしていましたが、新約聖書の世界を描いた『ベン・ハー』と肩を並べる贅沢で絢爛豪華な作品です。モーゼの人生がこれほど波乱に満ちていたことは全く知りませんでした。王位の継承を巡って王子ラメスと競い合っていた身分から出生の秘密を知ったことによって奴隷になってしまう激動のストーリーは、『ベン・ハー』以上に面白く4時間もの上映時間を長く感じさせません。特撮はどうしても昔のものに感じますが、海が二つに分かれる奇跡のシーンは圧倒されます。名作の1本であることは間違いありません。
(お薦め度★★★)
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コメント
TBありがとうございました。
昔の映画でしたが、ちゃちさは全く感じませんでしたよね。
じゃあね
投稿: こり | 2010.03.07 20:58
>こりさん、コメントありがとうございます。
>昔の映画でしたが、ちゃちさは全く感じませんでしたよね。
同感です。
半世紀以上の作品とは思えないほどの迫力ある映画でした。
映画館で観てみたいですね。
投稿: erabu | 2010.03.08 23:44