ツール・ド・フランス2005第6ステージ(7/7)
199㎞。
トロワ~ナンシー。
残り13㎞のマロン峠(4級)が難所。ゴール手前のコーナーが要注意。
【ステージ順位】
1位 ロレンツォ=ベルヌッチ(ファッサボルトロ、イタリア)4h12′52″
2位 アレクサンドル=ヴィノクロフ(Tモバイル、カザフスタン)+0
3位 ロベルト=フォルスター(ゲロルシュタイナー、ドイツ)+07″
雨模様のコンディションの中、カールステン=クローン(ラボバンク、オランダ)、ヤン=キリシプー(クレディアグリコル、エストニア)、マウロ=ジェローザ(リクイガス・ビアンキ、イタリア)、スレファーヌ=オージェ(コフィディス、フランス)、クリストフ=マンジャン(フランセージュデジュー、フランス)の5人が先行。マロン峠の登りでマンジャンが抜け出す。他の4人は集団に吸収される。地元ナンシー出身で36歳のマンジャンが逃げ切りを図った。長距離に及ぶ逃げ切りははたして成功するのか期待がかかる。市街地に入り急カーブが連続する。コースを熟知しているであろうマンジャンは疲れを見せず渾身の力でペダルを回転させる。残り2㎞付近で後続集団からヴィノクロフがアタックを開始、見る見る差が縮まる。ゴール手前900mの右コーナーに差し掛かったところ先頭を守っていたマンジャンがスリップして落車。その煽りをくってヴィノクロフがバランスを崩したところ、3番手にいたベルヌッチがトップに躍り出てステージを制した。棚牡丹の勝利。マンジャンの落車が引き金となって後続が集団落車した。スプリント選手の多くがこのアクシデントに巻き込まれ、ロビー=マキュアン(ダヴィタモン・ロット、オーストラリア)とトム=ボーネン(クイックステップ、ベルギー)も入っていた。落車後の2人は話しながらゆっくりと並走しながらゴールした。
第4ステージのザブリスキー、今回のマンジャンの勝利目前の落車ほどロードレースの過酷さを物語るものは無い。
【個人総合順位】
1位 ランス=アームストロング(ディスカバリーチャネル、アメリカ)17h58′11″
2位 ジョージ=ヒンカピー(ディスカバリーチャネル、アメリカ)+55″
3位 アレクサンドル=ヴィノクロフ(Tモバイル、カザフスタン)+1′02″
1、2位変わらず。3ステージ連続でアームストロングがマイヨ・ジョーヌを保持。3位に浮上したヴィノクロフはディスカバリーチャネルに移籍の噂がある。
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