『修羅雪姫 怨み恋歌』
監督、藤田敏八。1974年日本。バイオレンス・アクション映画。出演、梶芽衣子、原田芳雄、伊丹十三、吉行和子。
WOWOWで『キル・ビルVol.1』『キル・ビルVol.2』が一挙放送の特集として、この映画の骨格となった梶芽衣子主演の『修羅雪姫』と続編『修羅雪姫 怨み恋歌』が放映されました。劇中にはオマージュとして、その主題歌「修羅の花」が流れているようです(どこで流れたのか確認していません)。ところがそんなこととは露知らず、釈由美子が主演した『修羅雪姫』(2001)の続編として見始めました。あれっ!!梶芽衣子そっくりな人が出ているぞ。原田芳雄が若いぞ。特殊メイクかぁ?凄い映像技術だ~~~?っと、本気モードでお馬鹿な鑑賞が数分間続きました(笑)。釈由美子の主演作品はリメイクだったのですね。
30年以上前の作品で、絵空事のストーリーが続きます。天地茂の明智小五郎シリーズの世界観に近い演出がなされています。当時は話題になったのだと思いますが、伊丹十三と吉行和子が夫婦役で結構な濡れ場がありました。キル・ビル同様に復讐物語です。殺傷シーンが今観てもかなりエグイ撮り方でした。主役の梶芽衣子は悪党が拳銃という場面でも堂々とが刀で立ち回るという、それはありえないだろうとツッコミを入れたくなるアクションシーンがありました。まあ、それなりに楽しめましたが、これといった面白さがある作品ではありません。機会があれば前作の『修羅雪姫』も観ようと思います。
(お薦め度★★)
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