『キル・ビルVol.2』
監督、クエンティン=タランティーノ。2004年米。バイオレンス・アクション映画。出演、ユマ=サーマン、デヴィッド=キャラダイン。
タランティーノ監督作品は3本目になりますが、初めて面白いと感じることができました。『キル・ビルVol.1』の後編にあたるというだけの消極的な理由で観ました。巷の評判では1本の作品を2つに分けてつくられたもので前後編に分ける必要がなかったとの言われています。しかし、明らかに設定となる舞台やトーンを違えており別々の作品としているこの提供形態は自然だと思います。荒唐無稽で着いて行けなかった前作と比べて、謎の部分の説明がされている後編のほうが断然面白い作品に仕上がっています。前作を観ないでこれだけを観ても十分楽しめるでしょう。過去に女殺し屋として中国人の師匠からカンフーを学ぶシーンがビルへの復讐を進めるうえで重要な役割を占めています。ユマ=サーマンは役作りで相当トレーニングを積んだと思われますが、カンフーの型が様になっておらずカッコよくありません。アクションシーンは今一歩といったところでした。
(お薦め度★★★)
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