『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』
監督、ジョージ=ルーカス。2005年米。SF映画。原題『STAR WARS EPISODE III REVENGE OF THE SITH』。出演、ヘイデン=クリステンセン、ユアン=マクレガー、ナタリー=ポートマン。
27年に及んだSF大作が遂に完結しました。ひとつのエンターテインメントとしてこれだけ長期にしかも絶大な人気を博した作品はこれまでありませんでした。旧3部作が登場した当時に伝えられていたのは、シリーズは3つで旧3部作の後に過去のシリーズが登場し、そのあとに未来のシリーズが作成されるというものでした。しかし、エピソードと呼ばれる新3部作をもってジョージ=ルーカスはシリーズが完了したことを告げています。
今回のエピソード3は旧3部作に物語をつなぐ役割と何故ダース・ベイダーが誕生の謎を解き明かす重要な位置にありました。よく練られたストーリーで旧3部作に見事に橋渡しができており、歴史に残る壮大なSF叙事詩が完成しました。すべてのカットにおいて圧倒的な情報量で舞台を描ききっておりどんな批評家にも付け入るスキはないでしょう。大満足です。ジョージ=ルーカスの完璧主義には改めて脱帽し、劇中に万感の思いが溢れ涙しました。いつの日か全6部を一気に鑑賞したいと思います。
(お薦め度★★★★)
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