昆虫に感情はあるのか
昨年7月に取引先でお世話になっている方からオオクワガタ3匹(オス1、メス2)をいただきました。マンション住まいでペットを禁止されているのですが、昆虫はペットではないだろうとの解釈のうえ飼育しています。越冬に成功したものの5月頃にメス1匹が死んでしまい、それ以来ツガイになりました。死んだ後に虫かごを掃除して病気にならないように土も替えました。にもかかわらず先週の日曜日にさらに残りのメスも死んでしまい、オスが1匹となってしまいました。ここ1か月メスの元気が無かったので気をつけていたのです。餌を切らさないように、乾燥しないように霧吹きで水分補給をしていたのですが、残念な結果になってしまいました。いよいよ最後と思われた土曜日に裏返った腹部に霧吹きをして回復を祈ったのですが、翌日曜日には動かなくなっていました。早朝虫かごを見たときにオスがメスに寄り添う形でジッとして傍にいました。昨年から玄関脇に置いてあるため、意識せずにクワガタの位置関係を観察してきましたが、このように相手をいたわるように並んでいるのは初めて見ました。この時、クワガタにも亡くした同胞をイトシイと思う感情があるのだなと直感しました。単なる錯覚かもしれません。過去に昆虫に感情があるなどという話を聞いたことがありませんので。しかし、このときに見たオスの眼が悲しさをたたえているように感じたのです。きっと昆虫にも感情があるのかもしれません、まだ誰も知らないかもしれませんが。
なお、メスの亡骸は昨日娘がベランダの鉢植えに埋葬してくれました。
| 固定リンク
コメント