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2005.09.10

『69 sixty nine』

監督、李相日(リ=サンイル)。脚本、宮藤官九郎。原作、村上龍。2004年日本。青春映画。出演、 妻夫木聡(ケン)、安藤政信(アダマ)、金井勇太(イワセ)、太田莉菜(レディ・ジェーン)、柴田恭兵(ケンの父)、村上淳(極道)、井川遥(アルファロメオの女)、新井浩文(工業の番長)、水川あさみ(永山ミエ)、加瀬亮(大滝良)、三浦哲郁(成島五郎)、柄本佑(増垣達夫)、三津谷葉子(アン・マーグレット)、星野源(中村譲)、原日出子(ケンの母)、岸部一徳(担任教師)。

村上龍の自伝的小説を映画化した痛快青春物語です。舞台は1969年長崎・佐世保、学校一の美少女にモテたい一心で学校をバリケード封鎖までしてしまう、高校生のデタラメでおバカな溢れる熱情を軽快に描いた秀作です。エンドロールで宮藤官九郎の脚本であることがわかりました。やっぱり良いですね。高度成長期の真っ只中、ベトナム戦争にラブアンドピースで反対して、学生はヘルメットと角材で機動隊と闘争を繰り広げていた熱き時代の香りを映像に見事に盛り込んだ監督の力量も素晴らしいものがあります。
(お薦め度★★★)

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