F1第15戦イタリアGP
モンツァ サーキット。5.793km×53周。
決勝(9/4)
優勝は、今季2勝目でポールツーウィンのファン=パブロ=モントーヤ(マクラーレンMercedes)。2位フェルナンド=アロンソ(ルノー)、3位ジャンカルロ=フィジケラ(ルノー)。アロンソとポイントランキングを争っているキミ=ライコネン(マクラーレンMercedes)は4位。佐藤琢磨(BARホンダ)は16位と低迷。
スターティンググリッド、フロントローはモントーヤ、アロンソ。2列目ジェンソン=バトン(BARホンダ)、佐藤。3列目ヤルノ=トゥルーリ(トヨタ)、ミハエル=シューマッハ(フェラーリ)。ライコネンは予選トップだったが、エンジン交換のために11番グリッドからのスタートとなる。
スタートで佐藤がポジションを1つ落としたが、トゥルーリを抜き返してオープニングラップは4位。モントーヤとアロンソの2台が後続を引き離す。序盤はライコネンは11位のまま。16周目で佐藤が1回目のピットストップするが、何ということだろうか、ガソリンが入っていなかったことがわかり2周したところで2回目の緊急ピットイン。19周目でアロンソが1回目のピットストップしてコースに戻ったところライコネンの前でオーバーテイクされる。25周目にライコネンが1回目のピットストップ。3周したところで左リアタイヤのトラブルでタイヤ交換のために緊急ピットイン。42周目にルーベンス=バリチェロ(フェラーリ)も左リアタイヤ交換のために3回目のピットストップ。43周目に佐藤は3回目のピットストップし、マーク=ウェーバー(ウィリアムズBMW)とピットロードを並走する。コースに戻る際にペナルティとなるホワイトラインを踏んだように見えた(レース中はペナルティとならず)。
44周目にライコネンは先を急ぐ余り単独スピンして5位に後退するが、トゥルーリを抜いて4位に浮上。トップを走るモントーヤは終盤ライコネンと同様に左リアタイヤにトラブルを発生させており、バーストの可能性があったが何とか走りきり優勝した。
BARホンダというチームは折角のマシンのアドバンテージをレースで生かせていない。3、4番グリッドスタートにかかわらず、バトン8位、佐藤16位という成績に終わらせている。ピットストップでガソリンが入らずにコースに戻してしまうという聞いたことも無い致命的なミスを犯した。佐藤はツキもないが、同じ3回のピットストップをしたバリチェロが12位だったことを考えるとチームだけの問題だけでもないように感じる。彼の場合、トラブル後に期待以上の巻き返しが見られないのがもどかしい。
【追記】佐藤琢磨のピットストップについて
ニュースによると1回目のピットで燃料は入っていたようで、呼び戻されて2回目で燃料を更に積まれてしまったことによるチームの大チョンボだったことがようです。予想以上に満タンにされたことでマシンをコントロールすることが出来なくなったため、佐藤琢磨のレーシング技術とは関係ない話でした。彼は本当にツキがありません。よくぞ16位で完走させたと思います。
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