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2005.09.30

AAA(トリプル・エー)「BLOOD on FIRE」(iTMS)

頭文字(イニシャル)D THE MOVIE』のテーマソング「BLOOD on FIRE」をiTMSで購入しました。9/14に発売されたDebut Singleで新人ながら初登場TOP10入り(第9位・9/26付)の大ヒット曲です。若くて溌剌とした勢いのあるダンスミュージックで、男性パートと女性パートのボーカルによるコントラストに特長のある楽曲です。
avex artist academyから登場したAAA(トリプル・エー/Attack All Aroundの略)は男性5名、女性3名の十代を中心としたユニットで、8名全員が歌って踊れるようです。メンバーの名前は西島隆弘(にしじま=たかひろ)、浦田直也(うらた=なおや)、宇野実彩子(うの=みさこ)、日高光啓(ひだか=みつひろ)、與真司郎(あたえ=しんじろう)、後藤友香里(ごとう=ゆかり)、末吉秀太(すえよし=しゅうた)、伊藤千晃(いとう=ちあき)。オフィシャルHPにMember's Blogがコンテンツとして用意されています。デビュー前の7/1から各メンバーの日記が掲載されています。

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2005.09.29

『頭文字(イニシャル)D THE MOVIE <字幕版>』

監督、アンドリュー=ラウ、アラン=マック。2005年香港。マンガ実写版映画。原作『頭文字D』しげの秀一。出演、ジェイ=チョウ(藤原拓海)、鈴木杏(茂木なつき)、エディソン=チャン(高橋涼介)、ショーン=ユー(中里毅)、ジョーダン=チャン(須藤京一)、アンソニー=ウォン(藤原文太)、チャップマン=トウ(立花樹)。

「下り最速の伝説。」のコピー通り、非常にカッコイイ映画でした。最初から最後までワクワク感が継続します。『インファナル・アフェア』のスタッフが再び集合して作り上げた作品は期待を裏切りません。物語の展開と人物の相関がわかりやすく、多くを語らなくても心情を伝える脚本が優れています。音楽も良いですね。各シーンを盛り上げてくれます。さらに、クールでクリアな映像と観ているものを飽きさせないリズムを出す撮り方にも感心しました。本命のカーレーシングのシーンは秀逸です。高度なテクニックによるコーナリングをCGを使わずに高橋レーシングの指導ですべて実写で撮影しているとのことです。F1やWRCなど自動車レースで本物の映像を見慣れていますが、それに劣ることの無い迫力ある映像で正直ドキドキしました。
俳優陣も『インファナル・アフェア 無間序曲』の出演者が再結集し、台湾のカリスマ歌手のジョイ=チョウが主役として参加しました。レース中の本気モードに豹変する顔の凛々しさが良いですね。エディソン=チャンは二枚目を遺憾なく発揮して、冷静で知的なキャラクターを見事に演じています。ショーン=ユーもイカシテます。美形トリオの魅力全開です。
この映画はアジア市場を意識して無国籍な作りで、公開する国の言語で吹替え版をメインに上映する戦略をとっています。劇場の都合で字幕版で観ましたが、次は是非吹替え版で観たいと思います。何回でも観たくなる作品です。韓流だけでなく華流(ふぁありゅう)と呼ばれる中国圏で製作される香港と台湾俳優を中心としたエンターテインメントが台頭してきており、アジア全体でブームとなりつつあるようです。[銀座シネパトス]
(お薦め度★★★★)

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2005.09.28

ソン=イェジン、日本のCMに10/1から登場!!

朝鮮日報で「ソン・イェジンが日本の缶コーヒーCMに出演へ」が報道されました。日本での人気急上昇は間違いありません。まさにアジアでのサクセスストーリーが真っ只中という状況です。10/1からのCMをチェックしたいと思います。
彼女のオフィシャルサイト韓国版で過去出演したCMが確認できます。お気に入りはポカリスウェットの白い服編です。清楚なイメージにマッチしています。『ラブストーリー』にポカリスウェットのロゴが登場するのはこのCMの関係だったのでしょうね。なお、『四月の雪』で共演したペ=ヨンジュンとは携帯電話のCMで既に一緒に仕事をされていました。

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2005.09.27

iPod nanoのボディ保護用フィルム

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ありがたいことに友人が秋葉原のラオックスThe Mac StoreでiPod nano用の保護フィルムを購入してくれて、昨日届けてくれました。
友人は携帯電話の画面に保護フィルムを貼ることを何度も実践しています。この保護フィルムを貼るのにいろいろとアドバイスをしてくれました。結構難しそうです。Webからも情報を入手して気合を入れて週末作業を行いたいと思います。

ところで、昨日CNET Japanで「iPod nanoの液晶画面に問題浮上--「簡単に傷つきすぎる」と一部ユーザー」というアメリカでの記事が報道されました。この記事に以前の投稿からTBしました。他の方のTBを読ませていただいたところ、Appleは過去にも同じような商品があったようです。iPod nanoはパソコンではないのですから、家電商品として完成度を上げて欲しいと思います。

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2005.09.26

F1第17戦ブラジルGP

インテル ラゴス サーキット。4.309km×71周。

・BARホンダはジェンソン=バトンとの契約延長を発表、佐藤琢磨は来季のシートを失った。

・前回のベルギーGPでミハエル=シューマッハに追突して10番グリッド降格処分となっていた佐藤はタイムアタックを行わなかった。さらに、エンジン交換を行っている。

決勝(9/25)

優勝は、今季3勝目のファン=パブロ=モントーヤ(マクラーレンMercedes)。2位キミ=ライコネン(マクラーレンMercedes)。3位フェルナンド=アロンソ(ルノー)。アロンソは年間ドライバーズ部門の総合優勝を決めた。スペイン人初、24歳1か月は史上最年少。佐藤琢磨は10位。

昨夜雨となり、コースは所々に濡れているもののドライ。

スターティンググリッド、フロントローはアロンソ、モントーヤ。2列目、ジャンカルロ=フィジケラ(ルノー)、バトン。3列目、ライコネン、クリスチャン=クリエン(レッドブル)。ミハエル=シューマッハ(フェラーリ)7番手。佐藤19番手。

スタートはアロンソが好スタート、モントーヤを抑える。ライコネン、ミハエル=シューマッハが続く。後方のアントニオ=ピッツォニア(ウィリアムズBMW)がクラッシュして、セーフティカーが入る。
再スタート後にローリングスタートに慣れているモントーヤがアロンソを抜いてトップに踊り出る。モントーヤ、アロンソ、ライコネン、フィジケラ、ミハエル=シューマッハ、バトンの順。
上位陣で最初にピットストップしたのはアロンソで23周目でバトンの後の6位でコースに戻る。モントーヤは28周目、2位で戻る。31周目にライコネンがピットストップして2位で戻る。樹陰にはモントーヤ、ライコネン、アロンソ、ミハエル=シューマッハの順。37周目に佐藤がピットストップして10位で戻る。
2回目のピットストップもアロンソが最初で48周目、5位で戻る。モントーヤは55周目で2位で戻る。ミハエル=シューマッハが続き4位で戻る。ワンストップ作戦と思われたライコネンは残り12周で2回目のピットストップを行い2位で戻った。これによりモントーヤがトップとなり、今季初のマクラーレンMercedesがワンツーフィニッシュした。これによりコンストラクターズランキングでルノーを2ポイント逆転。

佐藤はワンストップ作戦により10位でゴール。次の日本GPに向けて好位置をキープした。レース後の報道でマシントラブルが発生していたとのこと、本当に頑張ってくれた。

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2005.09.25

『ヘブン・アンド・アース』

監督・脚本、フー=ピン。2003年中国。時代劇アクション映画。原題『天地英雄(WARRIORS OF HEAVEN AND EARTH)』。出演、チアン=ウェン(李隊長)、中井貴一(遣唐使、来栖旅人)、ヴィッキー=チャオ(文珠)、ワン=シュエチー(安)。

紀元700年の唐の時代、長安に向かうシルクロードが舞台で遣唐使が登場する歴史スペクタクル映画だと勘違いして観ましたが、時代劇に名を借りたアクションアドベンチャー映画のようでSF的な要素も加わっています。遣唐使役の中井貴一が主人公とばかりと思っていたのですが、途中から李隊長役のチアン=ウェンに変わってしまいました。そりゃないだろうという意外な成り行きに唖然とします。物語は長安まで仏典と仏舎利(仏陀の骨)を運ぶキャラバンを安の率いる盗賊団が執拗に襲います。キャラバンを護衛する李隊長とその仲間たちが盗賊団と死闘を繰り広げます。中井貴一演じるところの遣唐使は李隊長がキャラバンを長安に連れて行った暁に彼を逮捕する役目で、遣唐使もまた李隊長に加勢して盗賊団と戦うことになります。盗賊団は仏舎利を狙っており、仏舎利にはとてつもない強力なパワーがあるという設定です。このパワーについて説明不足にも関わらず、妙な特撮をするものだから、全ての構成要素を軽いものにしてしまいました。終盤になればなるほどキャラバンが盗賊団から逃げ切れない状況にあることも判明してきます。何のために犠牲を払い続けてきたのか全くわからなくなりました。薄っぺらいストーリーで肩透かしを喰らったとしかいいようがありません。ラストは追い討ちをかけるように意味不明で、脚本がガタガタという印象でした。中井貴一がアクションを含め、良い演技をしていたので非常に残念な作品です。
(お薦め度★)

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2005.09.24

iPod nanoの写真機能の素晴らしさについて

以前iPodに写真が取り込めるようになったとの記事を読んだときに、携帯音楽プレーヤーに写真を取り込んでどういったメリットあるのだろうか、音楽を聴くものに写真機能は必要の無いのではではと漠然と感じてきました。しかし、iPod nanoを購入して実際どんなものになるのか試したところ、その素晴らしさに驚きました。

iTunesのiPod nanoの設定で写真の取り込みをチェックしたところ、パソコンに入っているデジカメの写真が4225枚(このとき初めて保存されている数を知りました)あることが表示されて、自動的にiPod nano用に最適化して写真が音楽データの後に保存されました。その操作たるや非常に簡単です。しかも、取り込まれた写真をスライドショーにしてBGMとして音楽を流すことができます。また、逆に音楽を流しておいて写真をスライドショーにすることも可能です。マニュアルが無くても一連の操作が直感的にできました。1.5インチしかない画面に映し出される写真は小さいながら鮮明に表示されます。意外と思われるかもしれませんが、好きな音楽を聴きながら見ていられるので数十分間飽きることはありません。

パソコンに保存したデジカメの写真をスライドショーして、iTunesで音楽を聴くことをしてきましたが、まさにこれと同じことをiPod nanoはこの小さなボディでラクチンなほど簡単に実現しています。デジカメ写真の多くは撮りっぱなしで保存した後に活用する機会が非常に少ないのですが、音楽と一緒に持ち歩けることによって大切な想い出のデータに活躍の場が与えらました。iPod nanoの目の付け所は素晴らしいの一言です。将来的には動画も取り込めることになるのでしょうが、現在の静止画だけでも大満足です。iPodは単なるポータブルオーディオプレーヤーではありません。他メーカーが追随できない理由がここにもありました。

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2005.09.23

『友引忌』

監督、アン=ビョンギ。2000年韓国。ホラー映画。英題『NIGHTMARE』。出演、キム=ギュリ(ヘジン)、ハ=ジウォン(ギョンア)、ユ=ジテ(ヒョンジュン)、チェ=ジョンユン(ソネ)、ユ=ジュンサン(ジョンウク)、チョン=ジュン(セフン)。

アン=ビョンギ監督にとって『ボイス』の前作にあたります。前半は異様な雰囲気で怖いシーンがいくつかありました。しかし、中盤から終盤にかけてグロな場面が多くなってしまい、怖さをほとんど感じなくなってしまいます。大学時代のサークル仲間のいじめによって自殺に追い込まれた霊が、その後のサークル仲間が社会人になってから復讐するというストーリーです。『ボイス』で主役となったハ=ジウォンが美少女ぶりを如何なく発揮しています。『ポップコーン』で姉弟として共演したキム=ギュリとチョン=ジュンは同じサークルの学友という立場で出演しています。アン=ビョンギ監督は『友引忌』『ボイス』の両作品ともに主人公を強い女性で描いています。恐怖への対峙が男性以上なのが気になります。この設定がホラー映画でありながらあまり怖く感じさせないのではないかと感じます。また、主演がキム=ギュリなのに、幽霊のハ=ジウォンのほうが器量がうえで目立ってしまうのはチグハグな印象を受けました。
(お薦め度★★)

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2005.09.22

iTMSで『ASTROMANTIC』を購入

先般からレポートしていましたiTMSで表示される『ASTROMANTIC』のアーティスト誤表記がやっと修正されました。Apple Storeサポートから修正したことの報告はありませんが、連絡してから直るまでに1か月近くかかりました。ようやく『ASTROMANTIC』を購入することにします。9/8から公開されていた「iTunes 5」は不具合が数多くあったようで、9/21から安定性を向上した「iTunes 5.0.1」が公開されましたのでバージョンアップしました。

音楽CDを持っているので、iTMSで再度購入の必要性は弱いのですが、一度iPod nanoの操作性に慣れてしまうと全て楽曲を集めて聞きたくなってしまいます。コピーコントロールCD(CCCD)のためiTunesで再生できないので、iTunesに登録するにはiTMSで購入するしかありません。m-floの『ASTROMANTIC』は質の高いグレイトなアルバムです。16曲で1500円は安く感じられるのでもう1枚買ってもいいかなということでダウンロード購入しました。何と言ってもお目当てはm-flo loves melody.& 山本領平の「Miss You」です。アルバムの中で一番お気に入りです。ノリが良いのに何故か切ない絶妙な雰囲気のある楽曲です。何度聞いても聞き飽きません。

それにしても、まんまとiTunes、iTMS、iPod nanoの三位一体となったAppleの完璧な音楽戦略に乗せられてしまっています。

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2005.09.21

AERA臨時増刊「進化する韓流」、本日発売

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再びソン=イェジンがAERA(今回は臨時増刊ですが)の表紙に登場しました。上質な紙を使って写真がふんだんに盛り込まれています。『四月の雪』は外れでしたが、彼女のインタビュー記事が掲載されているなら買わないわけにはいきません。AERAもエンターテインメント系で商売上手になってきました。

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『四月の雪』

監督、ホ=ジノ。2005年韓国。恋愛映画。原題『外出』。出演、ぺ=ヨンジュン(インス)、ソン=イェジン(ソヨン)、イム=サンヒョ(インスの妻)、リュ=スンス(ソヨンの夫)。

やっぱりでした。予想していた通り、『八月のクリスマス』と同様に面白くありません。実力のある旬の俳優を使っていながら、独特の自然体による演技にこだわっていて、まったく彼らの良さが生かされていません。ホ=ジノ監督の演出は理解できません。ソン=イェジンがこれほどかわいくもなく、きれいでもなかった作品は初めてです。下着姿のサービスショットがありましたが、美しく撮ろうとしていない作品だけに観たくなかったというのが本音です。キャスティングの話題先行だけでマスコミは煽り過ぎました。あくまで役者以前に作品の質が重要です。
配給するUIPでは、アジア映画で過去最高の興行成績を残した『HERO』の持つ40億円を目指しているようですが、人気だけで内容が伴わない作品ではいかがなものでしょうか。きっと記憶に残らない作品だと思います。[品川プリンスシネマ]
(お薦め度★★)

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2005.09.20

m-flo『BEAT SPACE NINE』(CD)

前作『ASTOROMANTIC』と同様に"loves"と銘打った独自のコラボレーション方式によって、様々なアーティストと共演した第2章と言える4枚目のアルバム『BEAT SPACE NINE』が2005/8/24に発売されました。今回は発売と同時に購入し、やっとm-floに追いつきました。前作よりも曲のパワーが少し足りないので、最初に聞いたときには物足りなさがありました。しかし、各曲ともに"新しさ"があり、何か引っかかりをもっているので気になる曲ばかりです。特に「Loop In My Heart」「tO yOUR bEAT」「let go」で参加したYOSHIKAが良いですね。歌唱力、表現力が優れています。2002年春に脱退したLISAとも共演しています。FMのJ-WAVEの番組「グルーブライン」でゲスト出演したm-floが「久しぶりで最初は戸惑ったがしばらくすると以前のグルーブが戻ってきた」とコメントしていました。期待を裏切らない楽曲に仕上がっています。

曲目リスト(○付数字はお気に入り)
1.BEAT
2.Taste Your Stuff/loves BENNIE K
③Loop In My Heart/loves EMYLI & YOSHIKA
4.SO EXCLUSIVE/loves Sowelu
5.I'M DA 1/loves WHEE SUNG
6.ONE DAY/loves 加藤ミリヤ
⑦A.D.D.P./loves MONDAY満ちる
8.tO yOUR bEAT/loves YOSHIKA
9.SPACE
10.DOPEMAN?/loves EMYLI &Diggy-MO'
11.COZMO-NAUGHTY/loves Kahimi Karie
12.The Other Side of Love/loves EMYLI
13.Float'n Flow/loves Rie fu
14.HEY!/loves Akiko Wada
⑮let go/loves YOSHIKA
⑯TRIPOD BABY/loves LISA
17.NINE


【Apple Storeサポートとのやりとりのその後】
8/26にiTMSの誤記と楽曲抜けについて問合せしたことをお伝えしました。その後9/1に担当部署で対応を進めている旨の進捗報告メールをもらました。しかし、誤記はいまだに続いています。楽曲抜けについては抜本的な告知対策がとれていないようですが、プロモーションバナーでは「限定トラック」との表記を行って、間接的な表現を行っているように見受けられます。また、何か進展があればご報告します。

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2005.09.19

メルセデス・ベンツ、売却

Mercedes-Benz C200(1998年型)を先週売却しました。7年間所有して走行距離はわずか1万1391㎞でした。売却金額は購入時の5分の1で、国産車が5年で査定0になるのと比べて格の違いを実感しました。

 

今までに所有した車は次の通りです。

 

1代目 トヨタ カローラ1500SEリミテッド 1988年6月~
2代目 日産  プリメーラ2.0Tm      1991年6月~
3代目 メルセデス・ベンツ C200     1998年12月~2005年9月

 

多くの車に乗ってきたわけではないのですが、何故ベンツが評価されるかというと他社の良い部分を全て内包しているからだと感じます。トヨタの安定性、日産の走る楽しさの両方を兼ね備えていて、さらにベンツという安心感のブランドで走行中は常に安全に守られている感覚が生じます。本当に良い車だと思います。輸入車として心配していた故障は全くありませんでした。当面車の無い生活になりますが、次に購入するときにも必ずメルセデス・ベンツを検討します。

 

さて、今回の売却に至った経緯ですが、12月に車検を控えてそれを通すかどうかを考えていました。3回目となる車検は数十万円を覚悟しなければなりません。7年を超えると査定金額が無くなるというのも考慮すべき点でした。

 

今回の売却の流れは次の通りです。

 

1)8月にディーラーで買い替えしたときの査定金額の上限を聞く。
2)9月に入り、ガソリンスタンドで洗車および車内清掃を実施。
3)インターネットで車買取サイトを3つ選択して依頼。すぐに電話が入り概算金額を聞いて比較。2社に出張無料査定を依頼。
4)翌日、1社に出張無料査定を実施してもらい、1の査定上限金額で契約。その日のうちに車を引き渡す。(もう1社の出張無料査定をキャンセル。)
5)翌日、必要書類を揃えて車買取会社に送付。
6)車を引き渡してから4日目に入金を確認。完了。

 

車の売却は初めての経験でした。ともかく無事故で丁寧に扱ってきた車でしたので、ディーラーで聞いた買い替えでの査定金額を譲りませんでした。車買取会社の評価が悪ければ買い替えか継続所有という頭でいました。車買取会社の査定担当は営業でもあるため、査定時が終わった後は価格交渉に移り、相当低めの金額を提示してきました。前日の電話をかけてきたオペレーターに概算金額を聞いていましたので会社として言っていることが違うと切りかえしたらすぐに撤回しました。自身の査定で5段階中4を付けた手前、車の状態が極めて良いことは理解していましたので、結局私の希望金額で契約となりました。交渉中に3回ほど外に出て携帯電話で本社と相談していました。最終決済は取締役に仰いだそうです。査定30分、価格交渉1時間でその後の契約書作成で都合2時間に及びました。
大切にしてきた車ですので、納得できる売却が出来て満足しています。

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2005.09.18

ロードレース世界選手権 MotoGP第12戦日本GP(9/18)

栃木県、ツインリンクもてぎ。4.801km×24周。

優勝は、ポールツーウィンでロリス=カピロッシ(ドュカティ)。2位マックス=ビアッジ(ホンダ)。3位玉田誠(ホンダ)。年間チャンピオンに王手をかけていたバレンティーノ=ロッシ(ヤマハ)はリタイア。中野真矢(カワサキ)もリタイア。

スターティンググリッド、フロントローはカピロッシ、ジョン=ホプキンス(スズキ)、マルコ=メランドリ(ホンダ)。玉田は2列目4番グリッド。ロッシは4列目11番グリッド。中野は5列目14番グリッド。

序盤はメランドリ、カピロッシ、ビアッジ、ロッシ、玉田の順で展開。9周目に中野はマシントラブルでリタイア。10周目カピロッシがトップを狙うもののミスして3位に順位を落とす。12周目には予選7位で決勝でも良いところ無くセテ=ジベルノー(ホンダ)がリタイア。順位がビアッジ、カピロッシ、メランドリ、ロッシとなっていた13周目にロッシがメランドリを抜こうとして追突、2人とも転倒してリタイア。メランドリは痛めたようで担架で運ばれた。王者ロッシとしては考えられない痛恨のミスで今季のタイトルはお預けとなる。先頭はビアッジ、カピロッシ、玉田の順。18周目にカピロッシがトップに踊り出て、ビアッジを引き離しにかかる。3位の玉田は先頭の2台から徐々に遅れていく。終盤は順位の変動無くカピロッシがトップでチェッカーフラグを受ける。2年ぶり通算4勝目。

玉田は昨年の優勝に引き続き3位表彰台となった。今季は怪我の影響で調子があがらないにもかかわらず日本選手として結果を残した。ロッシがリタイアしたことで面白味の欠けたレースとなったが、日本GPを最後まで盛り上げる素晴らしい活躍をした。

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2005.09.17

『しのびよるネオ階級社会』

しのびよるネオ階級社会
林信吾著
平凡社 (2005.4)
通常24時間以内に発送します。

著者は10年にわたる在英生活を基に、今日本が新たな階級社会に向かっていると予想しています。どんなに努力しても経済格差は埋まらずに、富める者と貧しい者の格差が広がり、やがて社会全体として意識の中に階層が生まれ、学校教育によって補完されてネオ階級社会が出現すると説いています。確かに時代は二極化への道を歩み始めたと思える現象が出てきています。高級ブランド品が売れ続け、六本木ヒルズの超高級マンションに見られるとおり、庶民感覚では到底考えられない高額な世界が存在します。一方では、長期デフレの影響で安売りの代表である100円ショップの出店が増えて、より身近な存在として定着してきています。また、出産の低下によって少子化が進む中で、私学への受験競争は相変わらず激しい状況です。経済と教育の相乗効果によって英国的な階級社会が訪れる可能性は高まっているといえるかもしれません。
本書を読んで重く暗い未来しか見えてきません。しかし、たとえどんな未来に進んでいこうとも、より良い方向になるよう日々生活の場面において、思いをめぐらせなければならないと感じました。さて、どうすればいいか、それを十分に考えなければならない課題です。

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2005.09.16

『アバウト・アダム アダムにも秘密がある』

監督、ジェラルド=ステンブリッジ。2000年アイルランド・イギリス・アメリカ。ラブコメディ映画。原題『ABOUT ADAM』。出演、スチュアート=タウンゼント、フランシス=オコナー(次女)、ケイト=ハドソン(三女)、シャーロット=ブラッドリー(長女)。『誰にでも秘密がある』の原作。

全く持って『誰にでも秘密がある』にそっくりです。というかこちらが原作ですのでほとんど背景や設定をリメイク版は真似ていました。原作とリメイクを比べると原作のほうが数段面白い映画です。脚本の展開に無理がなく辻褄があっていて、テンポの良いストーリーに仕上がっています。全編通じてユーモアに富んでおり明るく軽いタッチで楽しめました。ラストも納得できます。喜劇はこうでなければなりません。
片やリメイクの『誰にでも秘密がある』ですが、原作をほとんどコピーしていながら意味不明のラストにした理由が全くわかりません。原作を超える物語にしたいのであれば、もっともっと脚本のブラッシュアップをはかりアイデアを盛り込むべきでした。原作であるこの作品を最初に観ていたらリメイク版は途中で観るのを止めていたいたかもしれません。それほどの作品の質に違いがありました。
(お薦め度★★★)

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2005.09.15

日経エンタ!映画増刊「MOVIE DX」、本日発売

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今週土曜日9/17から公開される『四月の雪』の主演ペ=ヨンジュンとソン=イェジンが表紙です。本日発売された日経エンタテインメント!10月増刊号「MOVIE DX」を購入しました。『私の頭の中の消しゴム』に引き続き、ソン=イェジンが観られるのでうれしい限りです。
早速、『四月の雪』の前売り鑑賞券をサンクスで購入してきました。Edy支払いが可能になって非常に便利になりました。

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2005.09.14

『誰にでも秘密がある』

監督、チャン=ヒョンス。2004年韓国。ラブコメディ映画。英題『EVERYBODY HAS SECRETS』。出演、イ=ビョンホン、チェ=ジウ(次女)、チュ=サンミ(長女)、キム=ヒョンジン(三女)、チョン=ジェヒョン(弟)、キム=ヘゴン(長女の夫)、チョン=ボソク(次女の大学教授)、タク=ジェフン(三女の恋人)、ソヌ=ヨンニョ(母)。『アバウト・アダム アダムにも秘密がある』のリメイク作品。

こんな展開はありなのでしょうか。後出しジャンケンを繰り返し繰り返しされているようです。後半にかけてどうしてそうなるのと期待感を必要以上に煽ったにもかかわらず、急転直下でファンタジーとなるラストがアホらしく感じます。劇中で何かしらのサインを出してくれていれば納得できるのですが、そのような伏線を明確に示すシーンはありませんでした。全くおちゃらけた作品です。
何とか観続けることができたのは、俳優陣の魅力です。イ=ビョンホンを始め、三姉妹がそれぞれに個性的で作品が救われました。中でも長女役のチュ=サンミが好みです。童顔で肉感的なアンバランスさに惹きつけられます。チェ=ジウに関しては相変わらずルックスは抜群なのですが、『冬のソナタ』などで御馴染みの田中美里の吹替えになれているせいで思った以上に本人の地声が太い声なのには失望しました。
それにしても何故こんなラストになったのか、甚だ疑問です。原作の『アバウト・アダム アダムにも秘密がある』を観て内容を確認したいと思います。
(お薦め度★★)

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2005.09.13

iPod nanoのクレームを伝えましたが...!?

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銀座のApple store直営店に初めて足を運びました。18時頃です。1階フロアーにはiPod nanoがずらりと展示されて、会社帰りのサラリーマンなど結構な人だかりです。早速、デモ機を確認したところ、やはり表面に傷がついています。Appleの黒いTシャツを着た係員に傷のことで単刀直入にクレームを言いました。30代半ばのフランクで明るい男性の方で躊躇することなく次のように明快に答えてくれました。
「強化プラスチックを使っているが細かな傷がついてしまう。iPod全般に言えることで傷はさけられない。(現物を取り出しながら)私物のiPodも傷がついている。傷が目立たないようにコーティング剤を使っている。ユーザーの方は大なり小なり認識しているようだ。」
「以前はカバーを商品に組み込んで販売していたが、サードパーティからいろいろな関連商品が出てくることを考慮してアクセサリは付属しなくなっている。iPod nano用アクセサリの保護シートTubeはオプションになっている。ただし、まだTubeはまだ販売されていない。社員も現物を見ていない。2~3週間後に出荷されると聞いている。」
決して奢っている雰囲気はなく、誠実に回答していただけたと思います。しかし、結論としては、ユーザーが気をつけながら工夫して使って欲しいということでした。お客様の意見を聞いて商品を改善しようという姿勢は皆無です。iPodは家電商品ではなく、パソコン商品であることがよーくわかりました。この仕様だからそれに合わせて使えという相も変らぬApple思想がそこにありました。

当面、保護シートが入手できないのでiPod nanoは持ち歩けません。保護シートを剥していない方はそのままの状態での使用をお薦めします。

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【重要】iPod nanoは傷つきやすい

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購入して3日目ですが、プラスチック表面(写真で写っている表の部分)に薄い傷がついてしまいました。携帯電話で使用されている強化プラスチックだとばかり思っていましたが、特別なものではないようです。常時携帯して使用する商品として手抜きをしているとしか思えません。

これから購入される方は、必ず、オプションで保護ケースも買ってください。必須です。

日曜日に箱から取り出して直ぐに保護シールを剥がし、導入のためにほとんどパソコンに接続していました。昨日の月曜日に職場への行き帰りにワイシャツの胸ポケットに入れて本格的に使用しただけなのですが、予想外に傷がつきました。取り扱いに注意していながら、表面に結構な傷です。軽量化と低コストのためにプラスチック素材を現仕様にしたのでしょうが、最初から保護ケースが必須なのはいただけません。近いうちにApple Storeに行って保護ケースを買うついでに、クレームを伝えたいと考えています。

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『トロイ』

監督、ウォルフガング=ペーターゼン。2004年米。歴史スペクタクル映画。原題『TROY』。出演、ブラッド=ピット(アキレス)、エリック=バナ(ヘクトル)、オーランド=ブルーム(パリス)、ダイアン=クルーガー(ヘレン)、ショーン=ビーン(オデュッセウス)、ブライアン=コックス(アガメムノン)、ピーター=オトゥール(プリアモス)、ブレンダン=グリーソン(メネラウス)、ジュリー=クリスティ(テティス)、ローズ=バーン(ブリセイス)。

ギリシャ神話の悲劇を題材に、紀元前12世紀に起こったとされる恋の情熱によって引き起こされたトロイ戦争を壮大なスケールで描いています。10万の軍勢が激突するシーンは圧巻でした。特にキャスティングが素晴らしく、アキレスという戦いの天才とそれ意外の凡才をメリハリをつけて描き出していました。ともかくブラッド=ピットを魅力を十分に引き出せています。単に戦うだけの筋肉質な戦士でなく、クレバーで慈悲の心を持ち合わせた深みある人物を演じきっていました。ファンの方なら必見の作品です。
しかし、残念ながら脚本は説明不足でした。映画という制約のためにどうしてもわからない箇所が2つあります。
1)アキレスの挑発に対し何故ヘクトルは一騎打ちしなければならなかったのか?
2)トロイの木馬を何故城内に持ち込まなければならなかったのか?
どちらも必然とは言いがたく、何ゆえ避けられなかったのか観ていて納得できません。この作品だけで物語を理解させてくれればとありがたかったのですが消化不良です。何かの機会にこの疑問を解消できればと思います。
(お薦め度★★★)

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2005.09.12

F1第16戦ベルギーGP

スパ フランコルシャン サーキット。6.976km×44周。

決勝(9/11)

今シーズン初のウェット。

優勝は、今季6勝目でキミ=ライコネン(マクラーレンMercedes)。2位フェルナンド=アロンソ(ルノー)、3位ジェンソン=バトン(BARホンダ)。タイトル争いは持ち越し。佐藤琢磨リタイア。

スターティンググリッド、フロントローはファン=パブロ=モントーヤ(マクラーレンMercedes)、ライコネンでマクラーレン独占。2列目、ヤルノ=トゥルーリ(トヨタ)、アロンソ。3列目、ラルフ=シューマッハ(トヨタ)、ミハエル=シューマッハ(フェラーリ)。バトン8番手。佐藤10番手。

スタートは上位陣は順位通り。オープングラップでバトンをかわして佐藤は6位につける。10周目、ジャンカルロ=フィジケラ(ルノー)が8位を走行中、オールジュで飛び出し大クラッシュしてマシンを大破させた。すぐにセーフティカー導入。各マシンはピットストップに向かう。BARホンダはタイヤ選択を間違えて佐藤とバトンの両選手を戻して2回目のピットストップ。ドライをウェットに戻す。
13周目に再スタート。1コーナーでミハエル=シューマッハに佐藤が追突して2台ともリタイア。マシンを降りたミハエルは佐藤に抗議しヘルメットを小突いた。明らかに佐藤のミス。モントーヤ、ラルフ、ライコネンの順で18周目あたりからモントーヤをラルフがプッシュする。24周目にラフルが2回目のピットストップ。このときドライを選択するが、まだ路面が濡れておりスピンによるコースアウトがあったためすぐに3回目のピットストップを行いウェットタイヤに戻す。モントーヤ、ライコネンのワンツーとなる。32周目でアロンソが2回目のピットストップ。タイヤはウエットを選択。33周目にモントーヤが2回目のピットストップ。35周目にライコネンが2回目のピットストップしトップでコースに戻る。トゥルーリがクラッシュしてリタイヤ。38周目にルーベンス=バリチェロを抜いてバトンは4位にアップ。40周目に2位走行のモントーヤにアントニオ=ピッツォニア(ウィリアムズBMW)が接触されリタイヤ。今年のマクラーレンは全くついていない。
ワンツーフィニッシュを逃したもののライコネンが2位以下を引き離して優勝した。2位にはチャンピオン争いで優位に立っているアロンソが入り、3位には序盤のタイヤ選択ミスで順位を一時16番手まで下げたバトンが盛り返して表彰台に上った。

佐藤の追突は、非があるとして次の17戦ブラジルGPの決勝で10番グリッドを下げられる裁定がレース後決まった。

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2005.09.11

iPod nanoを購入、USB1.1で利用OK

先ほど導入に成功しました。明日、友人からアドバイスを受けようと思いましたが、電話しました。デバイス マネジャーで不具合を修正しようとしましたがうまく行かず、結局iTunesとiPodのソフトをアンインストールして最初からやり直しするようにアドバイスをもらいました。友人によるとUSB1.1で導入できないわけでなく、導入の仕方をマニュアル通りしなかったことによるものだろうとのことでした。全くのその通りでした。USB2.0ならば高速にデータをやりとりできるだけで、時間がかかりますがUSB1.1で全く問題ありません。お騒がせしました。

【先の記事】 ------------------------------------------------------------- 本日iPod nanoが届きました。すでにiTunes5にバージョンアップしていたので、早速iPodソフトウェアをインストールしました。準備万端で接続しましたが、iPod nanoを認識しません。同梱されていたマニュアル「クイックスタート」にシステム条件でUSB2.0ポートが記載されていました。アタタタタ(痛)、やってしまいました。自宅のパソコンはUSB1.1ポートでシステム条件を満たしていません。iPodソフトウェアをインストールし直したり、再起動を繰り返しましたが、非情にもデバイス マネージャでは"不明なデバイス"のままです。 さーて、どうしたものでしょう。パソコンを買い換えなくてすぐに使えるようにする方法を考えなければなりません。明日、パソコンに詳しい友人にアドバイスを受けようと思います。

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2005.09.10

『イエスタディ 沈黙の刻印』

監督、チョン=ユンス。2002年韓国。SF映画。原題『YESTERDAY』。出演、キム=スンウ、キム=ユンジン、チェ=ミンス、キム=ソナ。

朝鮮半島の統一後が舞台となる近未来ポリス・サスペンス・アクション映画です。どことなく風景のトーンは『ブレードランナー』を彷彿させるものがあります。情報ツールのアイデアが優れていて近い将来実現可能となるようなものが登場しました。中でも昆虫の空飛ぶハチ型偵察ロボットのアイデアは秀逸です。WOWOWで放送されたので、隠れた名作かと思いながら観ました。状況や背景がほとんどわからずに物語が展開して、最後もほとんど理解できません。何じゃこりゃといった作品です。ヒーロー、ヒロインともに魅力がイマイチで、隠れていた理由がわかります。銃火器のドンパチが激しく迫力があるのですが、敵と味方の区別を無視したカットでどちらが優勢なのかさっぱりわかりません。状況把握ができないうえ、両者ともにどんどんやられてゆくので感情移入は起こりません。ラストはホラーっぽくなってしまうという落ち(?)でした。
(お薦め度★)

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『69 sixty nine』

監督、李相日(リ=サンイル)。脚本、宮藤官九郎。原作、村上龍。2004年日本。青春映画。出演、 妻夫木聡(ケン)、安藤政信(アダマ)、金井勇太(イワセ)、太田莉菜(レディ・ジェーン)、柴田恭兵(ケンの父)、村上淳(極道)、井川遥(アルファロメオの女)、新井浩文(工業の番長)、水川あさみ(永山ミエ)、加瀬亮(大滝良)、三浦哲郁(成島五郎)、柄本佑(増垣達夫)、三津谷葉子(アン・マーグレット)、星野源(中村譲)、原日出子(ケンの母)、岸部一徳(担任教師)。

村上龍の自伝的小説を映画化した痛快青春物語です。舞台は1969年長崎・佐世保、学校一の美少女にモテたい一心で学校をバリケード封鎖までしてしまう、高校生のデタラメでおバカな溢れる熱情を軽快に描いた秀作です。エンドロールで宮藤官九郎の脚本であることがわかりました。やっぱり良いですね。高度成長期の真っ只中、ベトナム戦争にラブアンドピースで反対して、学生はヘルメットと角材で機動隊と闘争を繰り広げていた熱き時代の香りを映像に見事に盛り込んだ監督の力量も素晴らしいものがあります。
(お薦め度★★★)

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2005.09.09

『機関車先生』

監督、廣木隆一。原作、伊集院静。2004年日本。ヒューマンドラマ映画。出演、坂口憲二(機関車先生)、堺正章(校長)、倍賞美津子(産婦人科医)、大塚寧々(居酒屋の女将)、伊武雅刀(網元)、佐藤匡美(校長の娘)。

島の自然の風景は美しく癒される映像でしたが、他は評価できません。
昭和30年代の瀬戸内海の小島、葉名島に口のきけない臨時教師が赴任し、全校で7人の生徒たちとの交流を描いた作品です。原作は、第7回柴田錬三郎賞(平成6年)を受賞した小説『機関車先生』です。"口のきけない先生だから、きかんしゃ先生"と子供たちがダジャレのあだ名を付ける冒頭からしらけました。小難しく子供っぽいありません。一番重要な教師と生徒のエピソードが薄く、深い絆が生まれないためクライマックスは淡々としてしまいました。キャスティングも微妙に合っていないため最後までしっくりしませんでした。堺正章、倍賞美津子では無いような気がします。
(お薦め度★★)

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音楽好きにはYahoo!ミュージック サウンドステーション

インターネット無料音楽配信「Yahoo!ミュージック サウンドステーション」は素晴らしいサービスです。8/22にスタートしていたのですが、iTMSやポッドキャストに気を取られて試聴に出遅れました。

簡単操作で高音質の約10万曲の楽曲を全くの無料でフルコーラス聴けます。音楽などを流す有線放送がパソコンを経由して聴けるといったところでしょうか。Yahoo!IDを持っていれば冒頭と途中に30秒ほどの広告が流れますが、シャフルされた好みの番組を10曲連続で楽しめます。
高音質と書きましたが、実際に平原綾香「Jupiter」の曲を"iTunesにCDからインポートしたライブラリ"と聞き比べたのですが、まったく遜色がありません。ただし、サーバ負荷の関係でときどき音が一瞬途切れることがあります。これが改善されれば完璧です。

多くの音楽との出会いはTVとラジオに頼ってきましたが、これからはインターネットが中心となっていくことは間違いありません。まさに音楽流通の転換点に立ち会っていると実感できます。

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2005.09.08

『感染』

監督・脚本、落合正幸。2004年日本。ホラー映画。出演、佐藤浩市(外科医)、高嶋政伸(内科医)、 南果歩(婦長)、木村多江(看護士)、 真木よう子(看護士)、星野真里(新人看護士)、羽田美智子(精神科医)、草村礼子(老女)、モロ師岡(外科医)、山崎樹範(新人外科医)、佐野史郎(医師)。中田秀夫、黒沢清、清水崇、落合正幸、鶴田法男、高橋洋の6監督によるホラーレーベル「Jホラーシアター」の第一弾2作品のうちの1つ。

演技力があり個性溢れる俳優陣による豪華なホラー作品です。脚本もまずまずなのですが、如何せん演出が悪すぎました。折角怖い状況を作り出していながら肝心な所でドキッとさせません。何と勿体無いことでしょうか。わざと外したかのようにさえ感じます。役者の演技が良いだけに、怖いシーンをしっかりと組み込めさえしたら一級のホラー映画になっていたでしょう。
(お薦め度★★)

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2005.09.07

映画ファンのためのポッドキャスト番組「シネマPeople」

8/4からスタートしていたシネGyaOラジオの「シネマPeople」(毎週金曜日配信)を今日初めて聴きました。この番組はシネマ★GYAOサイトで提供されています。『私の頭の中の消しゴム』の紹介がすでに第2回配信(8/12)と第3回配信(8/19)で行われていました。2年ぶりにプロモーションで来日したチョン=ウソンを取り上げて、彼の人柄や作品秘話、会見時の実況中継などを詳細にレポートしてくれています。これがなかなか優れものです。チョン=ウソンが『ラブストーリー』を観て相手役はソン=イェジンを監督に推薦したなど面白い話題が満載されています。『私の頭の中の消しゴム』を気に入られた方、これから観ようとされている方にとって必聴コンテンツです。番組内で映画のラジオCMも流れ映画のシーンが蘇ってきて思わずジーンとしてしまいました。古い配信から消されるようですでに第1回配信が取得できないので、お早めにiTunesに番組を保存されることをお薦めします。川嵜美佳(かわさき=みか)キャスターとギャガ宣伝部青木氏が番組進行を担当しています。

ポッドキャスト番組はラジオ局の放送の再配信ぐらいしか活用法がないかと心配していましたが、映画配給会社が自社で配給する映画を詳しく紹介するという使い方は非常にポッドキャストにマッチしていて、今後キラーコンテンツのひとつとなることは間違いありません。この番組を聴いてよりiPodが欲しくなりました。

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『私の頭の中の消しゴム』

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監督・脚本、イ=ジェハン。2004年韓国。ラブストーリー映画。出演、ソン=イェジン、チョン=ウソン。原作は主演・永作博美の日本テレビ系ドラマ「Pure Soul ~君が僕を忘れても~」。公式HP

昨年11月に韓国で公開され、3週連続興行ランキング№1に輝き300万人を動員した映画です。1年近く待った甲斐がありました。期待通りの作品です。『MUSA-武士-』の野性的で超カッコいいチョン=ウソン、『ラブストーリー』『夏の香り』のアジアの宝物ソン=イェジン、最高でした。切なくて切なくて後半からどうにも涙が止まりませんでした。ともかくソン=イェジンが可愛過ぎます。彼女のような奥さんがいたら、会社に行けなくなってしまうでしょう。少し大人になって、ますます魅力的に成長している実力派の女優です。
アルツハイマー病という精神の死がどれほど肉体の死よりも恐ろしく辛いものなのかをこの物語を通して深く考えさせられました。イ=ジェンハ監督の手腕は素晴らしく、淀みない編集と何気ないカットでもローアングルで変化をつけるテクニック、並みの才能ではありません。次回作もチェックしたいと思います。[9/6ヤマハホール、livedoor試写会]
(お薦め度★★★★)

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2005.09.06

『自己愛型社会 ナルシスの時代の終焉』

自己愛型社会
自己愛型社会
posted with 簡単リンクくん at 2005. 9. 5
岡田尊司著
平凡社 (2005.5)
通常24時間以内に発送します。

前著『人格障害の時代』が個々の人間をミクロ分析したもので、姉妹編としての本書は自己愛型へと進む日本社会がこれから先にどうすべきかをマクロ分析しています。古代ローマ、オランダ、アメリカ合州国を事例に上げ日本の将来のあるべき姿を洗い出します。少し意外だったのがオランダでした。欧州において何かモデルとなるような国だという意識がありませんでした。文化的に優れている印象が無く、これといったオランダ映画を観た記憶がありません。せいぜいサッカーにおいてオレンジ色のユニホームを来た力強いオランダ代表ぐらいしか知りません。この国は資源の無い小国ながら昔から自己愛型社会で営まれてきた歴史があり、17世紀に繁栄を示すものの近代において一旦凋落し、現代では成熟した自己愛型社会を形成して豊かな社会を作り上げているそうです。アメリカが自己愛を剥き出しにした弱肉強食の論理で活力源にしているのと違って、貪欲さをコントロールすることによって自己愛性を超えた共存型社会の可能性を示しており、日本が手本とすべき国であると著者は主張しています。アメリカを見習いたくないのは全く理解できるものの、オランダが日本の将来像の参考になるのかどうかについては本書だけでは何とも言えないというのが率直な感想でした。ただし、今後折りに触れオランダを意識します。

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2005.09.05

F1第15戦イタリアGP

モンツァ サーキット。5.793km×53周。

決勝(9/4)

優勝は、今季2勝目でポールツーウィンのファン=パブロ=モントーヤ(マクラーレンMercedes)。2位フェルナンド=アロンソ(ルノー)、3位ジャンカルロ=フィジケラ(ルノー)。アロンソとポイントランキングを争っているキミ=ライコネン(マクラーレンMercedes)は4位。佐藤琢磨(BARホンダ)は16位と低迷。

スターティンググリッド、フロントローはモントーヤ、アロンソ。2列目ジェンソン=バトン(BARホンダ)、佐藤。3列目ヤルノ=トゥルーリ(トヨタ)、ミハエル=シューマッハ(フェラーリ)。ライコネンは予選トップだったが、エンジン交換のために11番グリッドからのスタートとなる。

スタートで佐藤がポジションを1つ落としたが、トゥルーリを抜き返してオープニングラップは4位。モントーヤとアロンソの2台が後続を引き離す。序盤はライコネンは11位のまま。16周目で佐藤が1回目のピットストップするが、何ということだろうか、ガソリンが入っていなかったことがわかり2周したところで2回目の緊急ピットイン。19周目でアロンソが1回目のピットストップしてコースに戻ったところライコネンの前でオーバーテイクされる。25周目にライコネンが1回目のピットストップ。3周したところで左リアタイヤのトラブルでタイヤ交換のために緊急ピットイン。42周目にルーベンス=バリチェロ(フェラーリ)も左リアタイヤ交換のために3回目のピットストップ。43周目に佐藤は3回目のピットストップし、マーク=ウェーバー(ウィリアムズBMW)とピットロードを並走する。コースに戻る際にペナルティとなるホワイトラインを踏んだように見えた(レース中はペナルティとならず)。
44周目にライコネンは先を急ぐ余り単独スピンして5位に後退するが、トゥルーリを抜いて4位に浮上。トップを走るモントーヤは終盤ライコネンと同様に左リアタイヤにトラブルを発生させており、バーストの可能性があったが何とか走りきり優勝した。

BARホンダというチームは折角のマシンのアドバンテージをレースで生かせていない。3、4番グリッドスタートにかかわらず、バトン8位、佐藤16位という成績に終わらせている。ピットストップでガソリンが入らずにコースに戻してしまうという聞いたことも無い致命的なミスを犯した。佐藤はツキもないが、同じ3回のピットストップをしたバリチェロが12位だったことを考えるとチームだけの問題だけでもないように感じる。彼の場合、トラブル後に期待以上の巻き返しが見られないのがもどかしい。

【追記】佐藤琢磨のピットストップについて

ニュースによると1回目のピットで燃料は入っていたようで、呼び戻されて2回目で燃料を更に積まれてしまったことによるチームの大チョンボだったことがようです。予想以上に満タンにされたことでマシンをコントロールすることが出来なくなったため、佐藤琢磨のレーシング技術とは関係ない話でした。彼は本当にツキがありません。よくぞ16位で完走させたと思います。

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2005.09.04

『ピーター・パン』

監督、P=J=モーガン。2004年米。ファンタジー映画。出演、ジェレミー=サンプター(ピーター・パン)、レイチェル=ハード=ウッド(ウェンディー=ダーリング)、ジェイソン=アイザックス(フック船長/ダーリング氏)、リュディヴィーヌ=サニエ(ティンカー・ベル)、オリヴィア=ウィリアムズ(ダーリング夫人)。

美少年と美少女による夢の世界に相応しいピーター・パンとウィンディーのキャスティングは見事です。しかしながら、ストーリーはやや複雑でした。どうしてもアニメと比較してしまうのですが、もっとわかりやすく展開を単純にすべきだったと思います。ピーター・パンとウィンディーの恋愛にテーマを置いてしまって、キスシーンがやたらと強調されてしまいました。生身の役者が演じるため、どうしても男女の間柄という重さが出てしまいました。ピーター・パンの原作を知らないのでこの作品のほうが原作に近いのかもしれませんが、性的なものを取り除いたアニメのトーンで描いたほうがファンタジー映画として成功したのではないでしょうか。アニメの続編として作られた『ピーター・パン2/ネバーランドの秘密』のほうが、期待されるピーター・パン像を継承しています。
(お薦め度★★)

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2005.09.03

『1%の奇跡』(全26話)

演出、チャン=グンス。脚本、ヒョン=ゴウン。2003年韓国MBC放映。ラブコメディドラマ。出演、カン=ドンウォン(チェイン、御曹司)、キム=ジョンファ(ダヒョン、教師)、チェ=サンフン(ダヒョンの父)、キム=ヨンラン(ダヒョンの母)、キョン=チュン(ダヒョンの兄)、ホ=チョンミン(ダヒョンの弟)、ハン=ヘジン(ユ=ヒョンジン、研修医)、イ=ビョンウク(テハ、従兄弟)、ピョン=ヒボン(会長)、イ=ヒド(秘書)、キム=スンミン(弁護士)、キム=ジウ(チョヨン、妹)、オ=ミヨン(チェインとチョインの母)、キム=チョン(テハの母)。

微笑ましいドラマでした。劇中4つのカップルが誕生します。家族が増えて幸せになるというメッセージを素直に納得させてくれるキュートで爽やかなロマンチックラブコメディです。財閥の会長が見ず知らずのダヒョンに電車の中で席を譲ってもらい親切にされたことで、跡取りと考えている孫チェインのお嫁さんにするために秘密の計画を立てます。二人は嫌々ながら条件付きで付き合い始め、数々の障害を乗り越えて結ばれるという物語です。ダヒョンからすればチェインは御曹司で結婚すれば玉の輿なのですが、財閥の一族になるのは不幸になるとダヒョンの両親は結婚を反対します。この逆説的な味付けがともするとダサいシンデレラストーリーになってしまう設定を見事にコントロールします。脚本が優れています。特にダヒョンの父親の娘を思う気持ちと態度に感心させられます。理想的な父親が描かれています。
彼女を信じないでください』のカン=ドンウォン、キム=ジョンファの二人が共にかわいらしく、若々しく素敵なカップルを演じていました。キム=ジョンファはスタイルが良く、キュートで演技も上手い女優でした。モデル出身ということもあり彼女の着こなしは抜群でした。その他のカップルとなる俳優陣も綺麗で魅力的でした。韓国芸能界は若くて演技力の高い俳優が驚くほど豊富です。同じMBCの番組『宮廷女官 チャングムの誓い』に登場する俳優が数多く出演していました。
(お薦め度★★★)

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2005.09.02

ロードレース世界選手権 MotoGP第11戦チェコGP(8/28)

チェコ、ブルノ・サーキット。5.403km×22周。

優勝は、今季9勝目のバレンティーノ=ロッシ(ヤマハ)。2位ロリス=カピロッシ(ドュカティ)、3位マックス=ビアッジ(ホンダ)。玉田誠(ホンダ)が10位、中野真矢(カワサキ)は12位、ワイルドカードで参戦した青木宣篤(スズキ)が16位。

スターティンググリッド、フロントローはセテ=ジベルノー(ホンダ)、ニッキー=ヘイデン(ホンダ)、カピロッシ。2列目4番グリッドにロッシ。中野11番手、玉田13番手。青木16番手。

スタートはポールポジションのジベルノーが飛び出すが、オープニグラップはロッシが制した。1周目から2人のバトルが展開。前半から中盤はジベルノーが先頭を走るが、後半は12周目にロッシがトップに立つ。息詰まる攻防が続く、18周目に再びジベルノーが抜き返す。残り1周を残した21周目にロッシがインから抜いてトップに立った。その直後ガス欠でジベルノーはリタイヤとなり、ロッシが優勝を飾った。同時に史上初の5シーズン連続9勝という記録を達成した。

いつもの展開と違ってロッシがオープニングラップから仕掛けた。どうしても負けたくないジベルノーは積極的な走りをしたが、お約束のように終盤に実力で抜かれてしまった。今季はどう見ても力の差が歴然としている。Moto GPで敵なしのバレンティーノ=ロッシはF1に転向する話がでており、2007年にミハエル=シューマッハが引退した後に、フェラーリに乗るというニュースが流れてきている。二輪から四輪へのステップアップが注目される。

いよいよ9/18に日本GPがツインリンクもてぎで行われる。今シーズン低迷している日本人選手の健闘を期待したい。

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2005.09.01

ツール・ド・フランス観戦への道(私的記録)

今年のツール・ド・フランスが終わって早いもので1か月以上が過ぎました。"ツール・ド・フランス"という言葉を知ったのが30年前のことです。当時ブリヂストン自転車の「ロードレーサー」に乗っていて、自転車の魅力に急速に目覚めた頃でした。友人とツーリングに出掛けたり、通学途中でダッシュを繰り返してどのくらい速くペダルを回せるかを試したり、競輪選手の情報を入手したりしていました。そんなとき雑誌「サイクルスポーツ」で"ツール・ド・フランス"の記事を読んで、世界最高峰のロードレースであることをインプットしました。情報としてはほんのわずかなものでしたが、それ以来ずっと憧れてきました。

私の記憶が正しければ1984年だったと思います。日本で初めて"ツール・ド・フランス"の特集がテレビ朝日で放送されました。ローラン=フィニョンが優勝した年で、その面白さに興味を深めました。翌年も放送を期待して待っていたところ、NHKから特集番組が7年間放送されることになりました。1時間のレースのダイジェストとして特番が組まれ1985~91年の毎年楽しませてくれました。確か91年にはBS放送を使って各ステージのライブを流してくれるまでになっており、ダイジェストではない本当のTV観戦が可能になりかけていました。しかし、92年からフジテレビが放映権を獲得してしまいます。深夜帯に各ステージが録画でダイジェストが流れる形態でNHKが放映していた頃から大きく後退してしまいました。フジテレビはF1に次ぐ第2のスポーツコンテンツに育てようと目論んでおり、F1と同じ切り口で放送しようとしました。ロードレースの特性からしてうまく収まるわけがなく、だんだんと人気が下がっていつの頃からか見掛けなくなりました。ようやく2005年からフジテレビが権利を放棄してJ SPORTが5年間の独占放送の権利を取得したようです。

2005年はランス=アームストロング7連覇達成の金字塔を打ち立てるかどうかという興味から、若い頃の憧れが蘇って、初めてTV観戦を実行することになりました。30年かけてやっと辿り着いたというところでしょうか。ツール・ド・フランス2005の余韻が残っている間に、NHKが放映した番組のアーカイブがDVD(*)として発売され購入しましたので、過去を振り返りながらツール・ド・フランスの理解をより深めようと思います(レビューを追って報告します)。
いつの日かフランス人がそうするように夏のバカンスでツール・ド・フランスを追いかけてフランス一周の旅をするという夢を叶えられたらと思います。

年表 ツール・ド・フランス観戦への道(私的記録)
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1975頃 雑誌で"ツール・ド・フランス"を知る。



1984  テレビ朝日が特番放送。
1985  NHKが放送。
1986   〃
1987   〃
1988   〃
1989   〃
1990   〃
1991   〃
1992  フジテレビ放映権獲得。



2003  DVD「100周年記念大会 ツール・ド・フランス2003 スペシャルBOX」視聴。
2004  DVD「ツール・ド・フランス 2004 スペシャルBOX」視聴。
2005  フジテレビ放映権放棄。J SPORT5年間の独占放映権獲得。全ステージライブ観戦
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*:DVD「ツール・ド・フランス 1985~1991 7YEARS BOX」

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