F1第19戦中国GP
上海インターナショナル・サーキット。5.451km×56周。
決勝(10/16)
優勝は、今季7勝目のフェルナンド=アロンソ(ルノー)。ルノーが年間コンストラクターズチャンピオンとなる。
2位キミ=ライコネン(マクラーレンMercedes)、3位ラルフ=シューマッハ(トヨタ)。4位ジャンカルロ=フィジケラ(ルノー)。
佐藤琢磨は最終戦も飾れずリタイア原因。
最終戦でルノーとマクラーレンMercedesがコンストラクターズチャンピオン争うことになったが、フロントローはルノーが独占。
スターティンググリッドは次の通り。
1列目、アロンソ、フィジケラ。
2列目、ライコネン、ジェンソン=バトン(BARホンダ)。
3列目、ファン=パブロ=モントーヤ(マクラーレンMercedes)、ミハエル=シューマッハ(フェラーリ)。
ミハエルはグリッドに並ぶためのアウトラップでクリスチャン=アルバース(ミナルディ)と接触して、急遽スペアーカーでピットスタートという今まで聞いたことがない事態が起こった。佐藤琢磨(BARホンダ)は17番手。
スタートはアロンソがうまく飛び出し、フィジケラがライコネンとモントーヤを牽制して早速ワンツー体制をつくり、アロンソに先行させる。佐藤は12位にアップして期待させるが、フライングをしており4周目にドライブスルーペナルティを受ける。
17周目でモントーヤがコース上に出てしまった排水溝の蓋を踏むというアクシデントでピットストップして左フロントタイヤを交換。この異物をが危険と判断されてコース上から取り除くためにセーフティカーが入る。モントーヤはすぐに給油のために2回目のピットストップを行う。セーフティカーが入っているにも関わらず22周目にミハエルがスピンしてコースアウト、リタイアしてしまう。不運が2回も襲った。
残り32周で再スタート。モントーヤはマシンを痛めたようでピットインしてガレージに入りリタイア。アロンソ、フィジケラ、ライコネンの順位。これでコンストラクターズ争いは終わったも同然。
残り27周でナレイン=カーティケヤン(ジョーダン・トヨタ)が単独でクラッシュしてコース上に大量の部品をばら撒いたため、再びセーフティカーが入る。
残り22周で再々スタート。佐藤琢磨は8位でレースに復帰して終盤の追い上げを期待したが、マシントラブルでスローダウン、リタイヤとなる。上位はアロンソ、ラルフ、フェリペ=マッサ(ザウバー)、クリスチャン=クリエン(レッドブル)、ライコネンの順。ラルフ、マッサ、クリエンはピットストップ1回で、2回を終えているアロンソとライコネンの間に入ってしまい、ライコネンが思うように追い上げることが出来ない状態になってしまう。
残り7周目にフィジケラがドライブスルーペナルティの裁定を受ける。2回目にセーフティカーが入ったときにピットインする際にピットレーンで故意にスピードを落としライコネンやルーベンス=バリチェロ(フェラーリ)を邪魔したことが違反対象となった。残り4周目にコースに戻ったときは順位を1つ下げて4位。
ラルフ、マッサ、クリエンが2回目のピットストップで2位に浮上したライコネンはファステストを連発するものの、アロンソは逃げ切りチェッカーを受けた。これによってルノーはドライバーズ、コンストラクターズともに2冠を達成した。
波乱のシーズンを象徴するかのような波乱のレースで最終戦が終了した。ミハエル=シューマッハへの度重なるアクシデントは、今季の彼の凋落に追い討ちをかけているようだった。佐藤琢磨は来期もホンダが新たに作るチームでドライバーとして残れる可能性があるようだ。
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コメント
琢磨の来期シート確定っすか?
いったい何処から仕入れてきた情報ですか早いですね。
投稿: なまなま | 2005.10.16 23:19
>なまなまさん、フライングしたようで若干修正しました。
10/15の日刊スポーツの記事です。
http://www.nikkansports.com/ns/sports/motor/p-sp-tp3-051015-0008.html
フジテレビの放送中にも同じようなコメントがあったので、当確かと先走りました。
お騒がせしてすいません。
投稿: erabu | 2005.10.17 01:02