『蝉しぐれ』
監督・脚本、黒土三男。原作、藤沢周平。2005年日本。人情時代劇映画。出演、市川染五郎(文四郎)、木村佳乃(ふく)、緒形拳(牧助左衛門、父)、原田美枝子(登世、母)、石田卓也(文四郎・子役)、佐津川愛美(ふく・子役)、加藤武(里村佐内)、今田耕司(島崎与之助)、ふかわりょう(小和田逸平)、柄本明(磯貝主計)、大地康雄(青木孫蔵)、小倉久寛(りくの父)、緒形幹太(犬飼兵馬)、田村亮(藤次郎)、大滝秀治。
2つの別れに大いに涙しました。情感溢れる良い映画です。親子の絆、幼いころからの男女の情愛というメインテーマについては気高く感動的で見応えがあります。何と言っても父親役の緒形拳と主人公である市川染五郎の演技が素晴らしく、この2人が映画を成功に導いたといっても過言ではありません。市川染五郎に関しては映画で初めて観ましたが、銀幕に耐えうる存在感と演技力の持ち主だということがわかりました。
しかし、それ以外は評価できません。特にミスキャストが目立ちます。文四郎の親友に今田耕司、ふかわりょうの両人を起用すべきではなかったと思います。どうしてもお笑いにしかみえません。無名でも演技力のある役者を採用すべきでした。主人公を助ける大切な役である藤次郎役の田村亮の演技も作品にあっていませんでした。
脚本にもかなり問題があります。物語が整理されていないので説明不足な場面が多く状況がつかめないことがしばしばありました。特に文四郎のラストに至るまでの経過が不明です。登場人物の描き方についても同様で、宿敵の犬飼兵馬については折角のキャラクターなのに背景説明がなされていないので、単なる殺人鬼としか描かれていません。母・登世についても重要な役でありながら、中途半端にしか登場せず、どう生きていったのかを全く伝えていません。折角の題材を生かしきれず、名作となる機会を逃してしまったようです。
ところで、藤沢周平の原作を映画化であれば、『たそがれ清兵衛』『隠し剣 鬼の爪』をヒットさせた山田洋次監督としては『蝉しぐれ』は撮りたい作品だったのではないでしょうか。
(お薦め度★★★)
| 固定リンク
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 『蝉しぐれ』:
» 蝉しぐれ [アスカ・スタジアム]
藤沢周平原作の『蝉しぐれ』は、一昨年、7週に亘ってテレビ放映されたばかりである。その時に脚本を担当した黒土三男が、今回、監督を担当している。従ってまるで双子のような作品となっている。
父の遺体を大八車に乗せて、蝉しぐれの坂道を登る文四郎。陽炎のように現れて後ろから押すふく。名画のような構図など全く同じだ。
もっとも部分的には相違点も見受けられる。主役の文四郎とふくを、映画では、その子供時代と成人後で俳優を替えている。
市川染五郎�... [続きを読む]
受信: 2005.10.04 15:22
» 蝉しぐれ [Akira's VOICE]
タイトル負けしているような・・・
胸は打たれませんでした。 でも嫌いではない。
[続きを読む]
受信: 2005.10.04 16:39
» 匂い立つほどの気品が漂う――「蝉しぐれ」 [こころは超臨界]
【私の理念は、幸せと平和を願う人々の心が臨界質量を超えることです】
映画「蝉しぐれ」を見る。「蝉しぐれ」は、黒土三男監督が原作者の藤沢周平さんから何度も断られたあげくに、やっと映画化の承諾を頂いたものだという。藤沢さんは、「自分は映像化するために小説を書いているのではありません。できれば、そっとしておいて欲しい」というようなことを人づてにくり返したそうだ。ところが後になって、黒土監督のようなフリーの映画監督が... [続きを読む]
受信: 2005.10.04 18:47
» 神無月 夏の名残の 蝉しぐれ。 [悔しいけど、やられたっ!の日々。]
昨日観てきた2本の映画に共通するのは、「剣術」。 [続きを読む]
受信: 2005.10.04 18:54
» 蝉しぐれ [竜道一直線 其の弐]
そう蝉しぐれですよ。
こんな短時間に観に行ってきました。ハイ。
昨日原作を読み終えて、どーしても居ても立ってもいられず。
暫く観ていたらば「えええええ???」ってな
とこがたくさんあったんですが。
ネタバレですんで悪しからず。
文四郎が犬飼兵馬に(御前?同門だから奉納じゃないハズ)試合で
負けた時、どうして負けたかを指南するアレは誰ですか?
藩のお役人だろうけどワケ分からん。原作では加治織部が村雨を
伝授するんだけど、どうもそうじゃない様子。
いきなり能を舞いだして
「... [続きを読む]
受信: 2005.10.04 19:39
» 蝉しぐれ(劇場) [あいりのCinema cafe]
監督・脚本 黒土三男 原作 藤沢周平 出演 市川染五郎(牧文四郎)木村佳乃(ふく) 石田卓也 [続きを読む]
受信: 2005.10.04 19:54
» 蝉しぐれ [My Style]
1日、珍しく母と妹と映画鑑賞へ
『 蝉しぐれ 』を観た。
“癒しの文学”ともいわれる故藤沢周平氏原作の映画化。
いろんな意味で「日本」を感じた。
四季の風景を映し出した映像はあまりにも美しく、
それでいて自然と共に生きることの厳しさも垣間見せた。
そして、気高くまっすぐな心と慎ましく生きること。
話は・・・
寡黙ながらも実直で村の水田を守るために力を尽くす
下級武士である父を尊敬する文四郎15歳。... [続きを読む]
受信: 2005.10.04 20:17
» 気高さ [一人ぼっちの共鳴]
観たい映画があったので出社は昼からにしました。
で、お目当ての映画を観てきたわけですが・・・
今年度の日本アカデミー賞最優秀作品賞はこの作品で間違いないです。
確信しました。
「蝉しぐれ」
面白いとか、感動するとか、そんな言葉では表せませんでした。
この作品を表す言葉を色々考えたんですが、そのどれもがこの映画の前には無意味なものに思えます。
しいて言えば「圧倒的」
日本の素晴しい風景を圧倒的な映像美として見せつけてきます。
役者たちの演技も抜群でした。
... [続きを読む]
受信: 2005.10.04 20:52
» 【8】蝉しぐれ [-TONENSO-シネマ随想録]
ご無沙汰してます。
久々の更新です。
今日は立て続けに2本見てきた。
「蝉しぐれ」「忍-SINOBI」
どちらも時代物ですが、内容は全く別物。
じゃあ「蝉しぐれ」からいこうか。
結論から言うと... [続きを読む]
受信: 2005.10.04 21:10
» 蝉しぐれ [Photologue +]
10月1日の初日に新宿に観に行ってきました。
映画を独りで観にいくのは生まれて初めてだったのですが、
これからもヒマがあったら独りで行くかもしれません。
それくらいこの映画「蝉しぐれ」はよかったです。
====================================================
ストーリー: 江戸時代の東北の海坂藩。下級藩士の牧文四郎(市川染五郎)の父(緒形拳)は、藩の派閥抗争に巻き込まれ、冤罪によって切腹を命じられた。以後、文四... [続きを読む]
受信: 2005.10.04 21:46
» 蝉しぐれ [だいすき!]
10月1日から映画が公開されましたね。
私は、以前NHKで放送された番組を見て、原作を読みました。
困難に負けないで、文四郎のまっすぐで、ひたむきな生き方がかっこよく、せつなくもとても素敵な作品でした。
藤沢周平の作品は、"たそがれ清兵衛"も読みましたが、下級武士の奮闘するお話がとてもよかったです。
今日からたかが保育園に行き始めたので、赤ちゃんが生まれるまで読書を楽しみたいと思っています�... [続きを読む]
受信: 2005.10.04 23:05
» 夏のオーラスの午後に聞いた蝉しぐれ/映画『蝉しぐれ』感想 [かんりにんブログ@東京]
日曜日の午後、新宿へ出て伊勢丹そばのスカラ座で『蝉しぐれ』を観てきた。先だってテレビ朝日の劇場鑑賞券プレゼントに当選したので、タダで観る事ができた。10月に入ってからの真夏日は7年ぶり。インディアンサマー。夏のオーラスである。 今まで読んだ藤沢作品は主に市井..... [続きを読む]
受信: 2005.10.04 23:41
» 「蝉しぐれ」を見てきた。 [My Winding Road]
真夏の暑さに見舞われた関東。 みなさまいかがお過ごしでしょうか? 私?私のことはまぁいいじゃないですか。うん。 買い物三昧。 というわけで昨日は買い物ついでに10月1日から公開の映画 「蝉しぐれ」 を見てきました。 お、久しぶりの映画カテゴリー(笑) さて 「..... [続きを読む]
受信: 2005.10.05 00:26
» 蝉しぐれ [ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!]
「文四郎さんのお子が私の子で、
私の子どもが文四郎さんのお子であるような
道はなかったのでしょうか」
。・゚・(ノД`)・゚・。 うえええん
[続きを読む]
受信: 2005.10.05 00:37
» ■ 「蝉しぐれ」 [::: 渋谷発!我等 “宝毛団” ~ takarage...]
賛否両論の「蝉しぐれ」。
よくありがちだが、小説を気に入っていて映画も見た客の中で「気に食わん。」と言っている人が多いらしい。
小説を読んでない俺は、「とても良かった」と思った派だ。
映画しか知らないが、比較される「たそがれ清兵衛」よりも個人的には好きだ。
理由は圧倒的なワン・シーンがあったから。
恥ずかしながらそのシーンで俺は号泣した。
周りの年配夫婦も同じく鼻をすすって泣いていた。
イケメン詐欺師のような風貌で、俺と同じく仕事サボって映画館に来ているような兄ちゃんもズルズル... [続きを読む]
受信: 2005.10.05 08:45
» #36:蝉しぐれ [*KAZZの呟き*]
KAZZのこの映画の評価
いいねっいやぁ~泣けました
こういう映画で感動するようになったって、
やっぱり自分もおじさんなんだぁ~とちょっとショック
邦画は、やっぱり王道の時代劇なのかな
”たそがれ清兵衛”などで知られる
英雄でも、偉人でも無く...... [続きを読む]
受信: 2005.10.06 18:37
» 蝉しぐれ [ビター☆チョコ]
好きな小説が映画化されたものは,あまり観たくないのだが
藤沢周平原作に限っては,ついつい足を運んでしまう。
江戸時代,東北の小藩「海坂藩」が舞台。
牧文四郎(市川染五郎)が15の年に
下級武士の養父(緒方拳)が謀反の濡れ衣で切腹させられてしまう。
貧しさと謀反人の子としての周囲の白い目に耐えながら
文四郎は,親友や淡い恋心を抱く隣家の娘ふく(木村佳乃)に支えられて成長していく。
数年後,ふくは藩主の側... [続きを読む]
受信: 2005.10.06 20:33
» 映画「蝉しぐれ」を見る [電網郊外散歩道]
今朝、早起きして映画「蝉しぐれ」の初日・初回を見るためにでかけた。館内は予想よりもすいていた。いい席で、ゆったりと見られた。映画は、映像作品として、緊張感と美しさがあり、とても良かった。
この物語、原作で何度も読み、細かなところまで一通り頭に入っているし、テレビでも優れた連続ドラマとして再放送を含めて三度楽しんでいる。一度目は七回シリーズ、次も七回、最後は六回に編集したバージョンで。七回で五時間をこえるドラマでも、原... [続きを読む]
受信: 2005.10.09 21:27
» 『蝉しぐれ』、あらためて原作の厚みを思う [電網郊外散歩道]
映画「蝉しぐれ」を見、テレビの金曜時代劇の「蝉しぐれ」を見て、原作『蝉しぐれ』の原作との相違点を考えてみた。
「蝉しぐれ」の物語、藤沢周平の原作を読むと、物語の厚みにあらためて心をうたれるものがある。原作では、父の遺骸を荷車で運ぶ坂道のシーン、実は道場の後輩の杉内道蔵が手伝っている。
「杉内」
文四郎は、汗を拭き終わった顔を車の上の遺体にむけ、あごをしゃくった。
「死人がいやじゃないのか」
「いや」
道蔵はいくらか怖じたような眼を、... [続きを読む]
受信: 2005.10.09 21:28
» 『蝉しぐれ』 [今日も映画、明日も映画♪]
今日は、ミュージカル【シカゴ】(感想は後日UPします)を観た後に、『蝉しぐれ
』の試写会へ行って来ました。
STORY
舞台は東北の小藩「海坂藩」。
謀反を企てたとして切腹させられた父を持つ牧文四郎。彼は、江戸で側室になり、派閥抗争に巻き込まれた幼... [続きを読む]
受信: 2005.10.10 19:01
» 「蝉しぐれ」@イイノホール [旦那にはひ・み・つ (☆o☆)]
今日は2本かけもち試写会です。本当は秀君がお休みだと思って用意していたのに、あっさり「日曜日は仕事で休めないよ」って言われちゃって…残念。あーちゃんはNHKでやっていたドラマ版の蝉しぐれを見ていないのでドラマとの比較は出来ないけど、ドラマを見ていた人は泣いた泣いたって口をそろえて言ってるけど映画版はどうなんだろう?
{/hiyo_cry1/}STORY オフィシャルサイト
東北小藩の下級武士である養父・牧助左衛門(緒形�... [続きを読む]
受信: 2005.10.11 01:18
» 『蝉しぐれ』2回目、観て来ました! [☆★☆風景写真blog☆★☆healing Photo!]
2005年10月11日
『蝉しぐれ』
2回目
#26
(2005.7月から起算)
Total #115
★review★
Macで
reviewを読み上げました!
ちと、たどたどしいけどネ〜!?
ファイルを開いてお聴き下さい。
早口バージョン
ファイルサイズ1.1Mと
スローバージョン
ファイルサイズ2.2Mです
私の所のPC環境でファイル転送に
約15秒〜30秒かかります!
★ポチッとナ!>>>>
2回目な... [続きを読む]
受信: 2005.10.11 06:33
» 「蝉しぐれ」息詰まる大画面の悦楽 [soramove]
「蝉しぐれ」★★★★☆大満足!
市川染五郎、木村佳乃 主演
素晴らしい作品に出会った。
桜、蝉しぐれ、目に眩しい稲穂
そして一面の銀世界。
目にそして耳にと季節の移り変わりを感じ、
隣同士の幼なじみは
それぞれの運命に翻弄されつつ
それでも自分...... [続きを読む]
受信: 2005.10.19 22:14
» ジュンアイ[ 蝉しぐれ ] [アロハ坊主の日がな一日]
藤沢周平の最高傑作と言われた小説を、黒土三男監督が15
年の歳月をかけて映画化した作品。
時は江戸時代。寡黙であるが実直な父・牧助左衛門(緒形
拳)。息子の文四郎はそんな父のことを誰よりも尊敬する
少年だった。が、藩のお世継ぎ問題で派閥闘争に巻き込ま
れ、父は切腹の刑に処せられる。その後、謀反人の子とし
て苦難の日々を送る文四郎だが、剣の鍛錬で培った強い心
そして友人の逸平や幼馴染のふくの友情にも助けられ、懸
命に母と生きていった。
時が経ち、ある日、筆頭家老から牧家の名誉回... [続きを読む]
受信: 2005.10.19 22:47
» 蝉しぐれ [ももママの心のblog]
藤沢周平原作の時代小説の染五郎主演で映画化。親子の情と、切ない恋を叙情豊かに描く。
2005年 日本 時代劇 ヒューマンドラマ
2005年10月19日 川崎チネチッタ
監督・脚本 黒土三男
原作 藤沢周平
出演 市川染五郎、木村佳乃、ふかわりょう、今田耕司、原田美枝子、緒方拳、小倉久寛、田村亮、三谷昇、加藤武、大滝秀治、大地康雄、緒方幹太、榎本明、石田卓也、佐津川愛美
江戸時代。文四郎(石田卓也)は、下級武士の子で親友たちと武芸に励み、... [続きを読む]
受信: 2005.10.21 08:16
» 『蝉しぐれ』 [京の昼寝〜♪]
二十年、人を想いつづけたことがありますか。
「忘れようと、忘れ果てようとしても、 忘れられるものではございません」 「文四郎さんのお子が、私の子で、 私の子どもが文四郎さんのお子であるような 道はなかったのでしょうか」
■監督・脚本 黒土三男■原作 藤沢周平(「蝉しぐれ」)■キャスト 市川染五郎、石田卓也、木村佳乃、佐津川愛美、原田美枝子、緒形 拳、柄本 明、大地康雄、大滝秀... [続きを読む]
受信: 2005.10.21 12:18
» 蝉しぐれ [toe@cinematiclife]
どうも、中学・高校時代、歴史の授業がすごく苦手で、「大切なのは、過去よりも未来だろ!!」なんて、傲慢な考えをしてまして(ーー;) が、映画を見るようになってから黒澤作品を見るようになり、時代劇の面白さを知るようになったのです。 しかし、なにせ歴史の勉強が嫌いだったことが、私を悩ませるようになり、以後、なるべく積極的に時代劇の映画を見て、少しでも知識を増やそうと必死になったのです。 そんな訳で、見に... [続きを読む]
受信: 2005.10.24 10:35
» 蝉しぐれ [泥海ニ爆ゼル]
「蝉しぐれ」
「蝉しぐれ」は藤沢周平の最高傑作といわれています。実際に予告編でもそう出てたしね。ぼくも同居人に、これは読んだほうがいい、と言われびっくりするくらいの遅読っぷりで読み上げました。
感動します。時代という制約を受け、それでもなお美しく輝く人の心。全体に流れる寂しさ。
以前NHKで連載されたこともありました。ぼくは見てませんが、内野聖陽と水野真紀が文四郎とふくで出演とか。あちらは好評だったそうです。さて今回の映画は…ぼくも色々と他の人から感想聞いたうえだったんで色メガネが入っ... [続きを読む]
受信: 2005.11.03 00:31
» 蝉しぐれ [★☆★ Cinema Diary ★☆★]
日本らしい良い作品だとは思うけど、自分には合わなかった。しかし観る人によっては素晴らしい作品に映ると思います。ラストの市川染五郎と木村佳乃の対話は必見。 [続きを読む]
受信: 2005.11.08 19:57
» [映画『蝉しぐれ』を観た] [『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭]
☆東北旅行は続いている。
大曲のイオンシネマ5で、藤沢周平原作の映画作品四本を順番に特別興行していた。
『蝉しぐれ』がかかっていたので観る。
秋田県は、本当に美人が多く、ここのチケット売り場の女性もシャープな顔の美形であった。
私は、スクリーン4の館内が横長なので席選びに戸惑っていると、「うちは通路がない映画館なんですよね」と屈託ない。
屈託ない美人は親近感が沸いてくる^^
売店でジュースを買ったら、これまた同系列の美人。
姉妹なのか?
こんな美人姉妹のどちらかを選べ... [続きを読む]
受信: 2009.11.16 00:13
コメント
初めまして、TBありがとうございました。
原作を読んでいなかったので、映画は映画として映像の美しさ、人の真心など、素直に受け取ることができました。笑
匂いたつような・・
成るほど、映像になるとこうなるのかと興味深かったです。
投稿: あいり | 2005.10.05 07:44
TBありがとうございました。
私が「蝉しぐれ」を見ようと思ったのは市川染五郎が見たかったからなのです。
「阿修羅城の瞳」が良かったから。
今作とは違う染五郎ですがよいですよ。
投稿: H:アッシュ | 2005.10.05 09:10
>あいりさん、TB&コメントありがとうございます。
私も原作は読んでいません。知り合いの方が原作を読まれてから映画を鑑賞されました。やはりイメージが違うようで、原作は超えられなかったようです。
日本人の郷愁を誘う風景映像はなかなかよかったですね。
>H:アッシュさん、コメントありがとうございます。
市川染五郎はTVドラマの脇役で知っているだけなのですが、これまでピンとくるものがありませんでした。この映画で彼の魅力が認識できて良かったと思います。今後に期待大ですね。『阿修羅城の瞳』については、機会があれば観てみたいと思います。
投稿: erabu | 2005.10.05 09:58
観ました。
私は本(原作)を読んでから映画をみました。
本は越えられませんでしたね。
緒方拳と染五郎は上手かったでしたね。
ミスキャストに関しては私も同感です。
石田卓也(文四郎・子役)、に関してはルックスは良いのですが演技はまだまでですね。
私も山田洋二監督で撮って欲しかった気がしました。
投稿: 不良中年こうちゃん | 2005.10.05 11:19
なかなか原作を超えるのは難しいですよね。私は原作を読まないようにしています。映画とは別物という意識が強いので、比較しない環境にしてあります。黒土三男監督は原作に思い入れが強すぎるのだと思います。原作に忠実に映画を作ったために物語がわかりにくくなってしまったのでしょう。NHKのTVドラマにも参加されていたとのことですから、ドラマの延長線上で映画作りをされているのではと感じます。
山田洋次監督で観たかったですね。彼ならば脚本もキャスティングも映画にあった最適な作品作りをされるのではと思います。
投稿: erabu | 2005.10.05 12:49
はじめましてerabuさん。
チョコと申します。
TBさせていただきました。
原作に思い入れの強いファンの一人として,
感動もしましたが,物足りなさも同時に感じてしまいました。
そんな朝,めざましテレビでキムタク主演で山田洋次監督が藤沢作品を映画化するというニュースが。。。
ちょっと複雑な気持ちを抱いてしまいました。。。
投稿: チョコ | 2005.10.06 20:52
>チョコさん、TB&コメントありがとうございます。
先輩から原作と映画の違いについて説明を受けました。映画で描いていない物語の素晴らしさに、原作の良さを理解しました。
原作を読まれた方は、物足りないですよね。わかります。原作に忠実が言い訳ではないのですが、どう考えても原作が勝っています。
山田洋次監督とキムタクですか。これはもう原作を読まずに映画を観るか、原作を読んだら映画を観ないかしかありませんね。
マッチするかどうか予想できないのですが、私は原作を読まないので映画だけで鑑賞したいと思います。
投稿: erabu | 2005.10.06 21:54
はじめまして。「電網郊外散歩道」のnarkejpです。トラックバックをありがとうございました。大勢の方が「蝉しぐれ」をご覧になり、話題にされていることに驚きます。地味な物語のように思いますが、どこか心を打つものがあるのでしょうね。私は原作もテレビも映画も、それぞれに楽しみました。機会を見て、また見たいと思います。
投稿: narkejp | 2005.10.11 21:20
>narkejpさん、TB&コメントありがとうございます。お返事遅くなってすいません。
確かに多くの方が真摯に語られていますね。日本人として共感できる部分が多いのだと思います。山田洋次監督が三度、藤沢周平で映画化するもの頷けます。
投稿: erabu | 2005.10.24 16:36
昨年、erabuさんのレビューを拝読して劇場鑑賞を見送りました。今日レンタルでDVDを借りてきました。楽しみです。
投稿: yuzuki | 2006.08.07 23:03
>yuzukiさん、暑い毎日ですがお元気ですか?コメントありがとうございます。
この作品は劇場にこだわらなくても、DVDでの鑑賞で合っているかも知れません。とにかく原作が素晴らしいようです。
私もテレビでもう一度観たいですね。
投稿: erabu | 2006.08.08 05:39