『スウィングガールズ』
監督・脚本、矢口史靖(やぐち=しのぶ)。2004年日本。学園コメディ映画。出演、上野樹里(鈴木友子)、貫地谷しほり(斉藤良江)、本仮屋ユイカ(関口香織)、豊島由佳梨(田中直美)、平岡佑太(中村拓雄)、竹中直人(小澤忠彦・数学教師)、白石美帆(伊丹弥生・音楽教師)、徳井優(カラオケボックス店員)、田中要次(パチンコ店長)、小日向文世(友子の父)、渡辺えり子(友子の母)。
全く面白くありません。どこが良いのでしょうか。
前評判が高いので期待感があり、日経エンタテインメント!で別冊「スウィングガールズと始めるジャズ入門」が発売されたので前もって購入して、映画を観てから読もうとしていました。しかし、劇場での鑑賞は見送っています。前作『ウォーターボーイズ』がピンとこなかったのが理由でした。公開から1年後に地上波で放映されたのを機会に観たのですが、前作同様に登場人物に魅力がありません。ステレオタイプでしか描かれておらず、中身のあるキャラクターにはなっていないのです。この映画だけに存在するキャラクターとでも言えばいいのでしょうか記号的で全く存在感が嘘っぽいのです。物語については目新しさは無く、コメディもキレがありません。特に序盤のお弁当のお話は、コメディというよりも単なるおふざけで、ブラックのかけらもありません。台詞で使われる方言に対して、標準語が優位であるとするニュアンスを感じてしまいます。冒頭から気が滅入りました。ジャズと高校生を結び付けたアイデアは評価できますが、それ以外は何もありませんでした。巷で人気のある矢口史靖監督の作品は私には合いません。
(お薦め度★)
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コメント
>全く面白くありません。どこが良いのでしょうか。
全く同感です。小生も以前見ました。(前評判
が良いので)
期待外れでした。今、記憶に残っているのは
ズーズー弁と腐った弁当かな。
ビックバンドのスウィングジャズに憧れている
だけという感じでしたね。
ではまた
投稿: 不良中年こうちゃん | 2005.11.21 14:19
興行的にも成功していて、評判も高いのに面白く感じないのは不思議ですよね。
ジャズに対する興味も中途半端な感じを受けました。
投稿: erabu | 2005.11.22 05:43