« 『砂と霧の家』 | トップページ | 新書『ファスト風土化する日本』 »

2005.11.10

新書『子どもが壊れる家』

子どもが壊れる家
草薙 厚子著
文芸春秋 (2005.10)
通常2-3日以内に発送します。

草薙厚子(くさなぎ=あつこ)著。文春新書。
法務省東京少年鑑別所・元法務教官の著者が、神戸児童連続殺傷事件と長崎県佐世保市の小六女児殺人事件の2つの異常な少年犯罪を生んだ家庭と加害児童の生育歴を分析しています。そこに共通する項目は次の通りになるそうです。

・親の過干渉
・予想を上回るビデオやゲーム、インターネットの悪影響

したがって、教訓としてこれらをコントロールする必要があると説いています。
しかし、親はどこの家庭においても何かしら過干渉であるわけで、どこまでが過干渉でないのか皆目わかりません。また、悪影響があるといっても身近に存在するTVやインターネットをどう制限すべきなのか判断できません。

2つの少年犯罪の家庭は特別なものでなく普通で、しかも、加害児童は小学校低学年くらいから人として成長する軌道を外れてしまったようです。平凡な家庭から徐々に加害児童となっていったと捉えられている実態は、子供を持つ親として衝撃を受けました。
大変な時代を迎えてしまったようです。親の質が問われる世の中になってしまいました。

【関連記事】
・『「おたく」の精神史-1980年代論』大塚英志著
・『ゲーム脳の恐怖』森昭雄著

|

« 『砂と霧の家』 | トップページ | 新書『ファスト風土化する日本』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/1637/7007467

この記事へのトラックバック一覧です: 新書『子どもが壊れる家』:

« 『砂と霧の家』 | トップページ | 新書『ファスト風土化する日本』 »