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2005.11.23

新書『インフルエンザ危機』

インフルエンザ危機(クライシス)
河岡 義裕著
集英社 (2005.10)
この本は現在お取り扱いできません。

河岡義裕(かわおか=よしひろ)著。集英社新書。
新型インフルエンザが流行したら国内で4人に1人(3200万人)が感染し、64万人が死亡すると想定されています。治療薬「タミフル」の備蓄のニュースとともに、服用した患者のうち子供が12人死亡しているとの報告も出てきて、世の中が騒がしくなってきました。

著者は獣医学からインフルエンザの基礎研究に従事されてこられた方で、1980年代初めから鳥インフルエンザを研究されています。
ブタ、ウマ、アザラシなどの動物、人間にインフルエンザを発症させるウィルスは鳥インフルエンザが変異したもので、もともとインフルエンザウィルスをもっていたのは、カモやアヒル、カモメなどの野生の水鳥だったとのことです。
1997年に鳥から感染した鳥インフルエンザで人が死亡したことが香港で確認されて以来、鳥から人への感染例は数多く報告されており、人から人への感染が疑わしいとされる事例が2004年に報道され、日を追うごとに人に感染しやすくなっていて、新たなパンデミック(世界的大流行)の危機が間近に迫っているそうです。

今年初めに、インフルエンザB型に感染してタミフルで治療し、その後で新書『インフルエンザの世紀』を読みましたが、本書でさらに危機感を持ちました。日々のうがいなどできることはやっておきたいと思います。ちなみにインフルエンザ予防接種はしました。

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