『ドミノ』
監督、トニー=スコット。2005年アメリカ・フランス。バイオレンス映画。出演、キーラ=ナイトレイ(ドミノ=ハーヴェイ)、ミッキー=ローク(エド)、エドガー=ラミレス(チョコ)、クリストファー=ウォーケン(TVプロデューサー・マーク=ハイス)、ジャクリーン=ビセット(母・ポーリーン)、ルーシー=リュー(FBI捜査官・タリン=マイルズ)。実在し35歳で生涯を閉じたバウティン・ハンター(賞金稼ぎ)、ドミノ=ハーベェイの物語。
「駄目じゃん、金返せ!!」な映画でした。
前評判の情報はなく、アメリカでヒットしたのかどうかもわかりません。男勝りのお姫様がとても似合うキーラ=ナイトレイがライフル担いだPR写真とフィクションでなく実話だということで興味が惹かれました。監督も大ヒットした『トップガン』のトニー=スコットということもあり、女優と監督の名前だけで前売りを購入しました。万が一面白くなくても、お気に入りのキーラ=ナイトレイ主演作ですので納得できるだろうと踏みました。
ところが、何たることでしょうか。
作品の出来不出来という内容以前に映像が酷過ぎます。
全編通じて全てのカットの終わりにおいて画面を揺らすような映像処理を行っています。このお陰で視線が落ち着かないといったらありません。映像を観て嫌悪感に襲われるというありえない展開になりました。これでは作品の世界どころではありません。過去に経験したことの無い居心地の悪い映像を延々と観せられました。映像のつくりとしては人物を大写しにするという斬新なもので決して評価できないものではなく、特殊効果としての映像処理さえなければそれなりのものです。何もトリッキーな映像表現で勝負する必要は全く無かったと思います。普通に撮ってくれていれば実在した人物の重みで面白い作品になることは間違いなかったでしょう。クライマックスシーンが良かっただけに非常に残念でなりません。落ち着いて観れたのはエンドロールだけという、全くトホホな映画でした。[日比谷スカラ座]
(お薦め度☆ ←★と違ってマイナス評価)
| 固定リンク
« Number640「日本シリーズ総力特集 魔法のマリーンズ 圧勝。Baseball Final 2005」 | トップページ | Gyao presents 「m-flo TOUR 2005 BEAT SPACE NINE 日本武道館 FINAL LIVE 11.2 Wed.」 »
コメント
TBありがとうございました!
おっしゃる通り、映像ひどすぎですよね。
普通にとれば、もうちょっとましな作品になっただろうに、なんでわざわざ・・・と感じました。
僕の場合、当たった招待券で行ったので、あまり文句がいえる立場ではないのですが・・・。
投稿: ふくちゃん | 2005.11.03 12:05
>ふくちゃんさん、こちらこそTB&コメントありがとうございます。
本当に勿体無いですよね。
物語はまずまずで、キャスティングも良かったので。
残念無念な作品でした。
投稿: erabu | 2005.11.03 22:27
erabuさんTB&コメント有難うございます
>キーラ=ナイトレイは『ドミノ』で脱いでます。もちろん、ビーチクも披露しています。
(」 ̄ロ ̄)」しょっ、
(」 ̄ロ ̄)」しょっ、
(」 ̄ロ ̄)」しょっ、
(」lll ̄ロ ̄)」しょえーーーっ!
お嬢だと思っていたのに・・・(笑い)
(* ̄0 ̄*)ノこの映画は予告編では観たのですが。当時は何かしら、興味が持てず。観ませんでした。
感心が無かった性か。あのショートカットの女が、キーラ=ナイトレイと気が付いて居なかったのですよ(笑い)
内容を拝見すると、ちょっと痛い映画のようですね(笑)
4月ごろレンタル開始??のようです。怖い物観たさに観てみようと思います
投稿: hide | 2006.02.15 19:56
>hideさん、驚かれたこととご推察いたします(笑)。
この映画で観たキーラ=ナイトレイの裸は、想像通りでした。以上でも以下でもなかった印象が残っています。演出の関係上、エロくありません。ワイルドと表現したほうが近いかもしれません。特に彼女をきれいに撮ることはしていないので、期待せずにご覧になることをお薦めします。
投稿: erabu | 2006.02.16 01:18