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2005.12.31

erabu2005年下半期映画ベスト5

【2005年7月1日~12月末に観た映画84本の順位】

1位 『キング・コング』2005米国
2位 『いま、会いにゆきます』2004日本
3位 『ALWAYS 三丁目の夕日』2005日本
4位 『私の頭の中の消しゴム』2004韓国
5位 『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』2005米国

次点 『下妻物語』2004日本

【総評】
・邦画が間違いなく復活しました。ハリウッドも大作については復活の兆し。韓国映画は話題だけが先行していて、面白い作品が少ない状況です。

【各作品について】
・『キング・コング』は歴史に残る傑作です。是非映画館で観てください。
・『いま、会いにゆきます』は、2回目のほうが号泣しました。誰が観ても感動間違いありません。
・『ALWAYS 三丁目の夕日』は、人情溢れる時代を思い出させます。日本人で良かったと感じさせてくれます。
・『私の頭の中の消しゴム』は珠玉のラブストーリーです。ますますソン=イェジンに惚れました。
・『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』はその歴史の重みからも外せません。
・次点ではありますが、『下妻物語』は胸のすく会心の作品です。

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erabu2005購入商品ベスト5

1位 iPod nano
2位 ファイテン RAKUWAネック
3位 折りたたみ自転車
4位 新潟県17年産コシヒカリ
5位 電気ケトル

・「iPod nano」は、あらゆるところで音楽を楽しめる機会を増やしてくれました。iTunesとiTMSとの三位一体の仕組みは死角無しで、世界的に大ヒットするのは理由があります。
・「ファイテン RAKUWAネック」によって、肩こりが消滅しました。こんなにチタン効果があるとは思いもしませんでした。
・「折りたたみ自転車」で運動不足を解消してます。環境にもやさしい移動手段で改めて見直しました。
・「新潟県17年産コシヒカリ」は美味です。日本人は何といっても毎日食べるお米が大切です。うまいご飯が食べられるのは本当に幸せです。
・「電気ケトル」という発想は電気ポットが主流の日本には馴染みがなかったのですが、使ってみるとそのお湯を沸かす速さがいかに重宝するかわからせてくれます。

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iTunesで聞いた音楽ベスト30

iTunesを導入(2004/12/11)してから再生回数の多いもの順

順位 曲名/アーティスト/アルバム/再生回数

1位 Let go/m-flo♥YOSHIKA/Beat Space Nine/165
2位 why/平井堅/THE CHANGING SAME/105
3位 チューブ/『TUBE』オリジナル・サウンドトラック/104
4位 どうすれば/ソ=ジニョン/『夏の香り』オリジナル・サウンドトラック/102
5位 秘密/チョン=インホ/『夏の香り』オリジナル・サウンドトラック/101
6位 Jupiter/平原綾香/ODYSSEY/93
7位 思い出だけでも/アン/『TUBE』オリジナル・サウンドトラック/92
8位 瞳を閉じて/平井堅/SENTIMENTALovers/89
9位 ロビンソン/スピッツ/ハチミツ/86
10位 Miss You/m-flo♥melody. & 山本領平/Astromantic/66
11位 花/ORANGE RANGE/musiQ/65
12位 Loop In My Heart/m-flo♥EMYLI & Yoshika/Beat Space Nine/63
13位 A.D.D.P. /m-flo♥Monday満ちる/Beat Space Nine/58
14位 楽園/平井堅/THE CHANGING SAME/58
15位 Tripod Babay/m-flo♥LisaBeat Space Nine/55
16位 スピード/『TUBE』オリジナル・サウンドトラック/55
17位 One Day/m-flo♥加藤ミリヤ/Beat Space Nine/53
18位 早い朝/『TUBE』オリジナル・サウンドトラック/52
19位 affair/平井堅/THE CHANGING SAME/51
20位 Dopeman?/m-flo♥Emyli & Diggy-MO'/Beat Space Nine/48
21位 さくら/ケツメイシ/ケツノポリス4/45
22位 Float'n Flow/m-flo♥Rie Fu/Beat Space Nine/43
23位 思いがかさなるその前に・・・/平井堅/SENTIMENTALovers/42
24位 ドジュン/『TUBE』オリジナル・サウンドトラック/42
25位 おまじない/mink/Mink/37
26位 Main Title/『夏の香り』オリジナル・サウンドトラック/37
27位 The Love Bug/m-flo♥BoA/Astromantic/35
28位 time after time/EARTH/Bright Tomorrow/34
29位 How Am I Supposed To Live Without You/Michael Bolton/Soul Provider/33
30位 ドライブ/ケツメイシ/ケツノポリス4/31

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『アメノナカノ青空』

監督、イ=オニ。2003年韓国。ラブストーリー映画。原題『...ING』。出演、イム=スジョン(ミナ)、キム=レウォン(ヨンジェ)、イ=ムスク(ミスク・母)。

期待外れでした。泣けましたがラストが中途半端でした。脚本がよくありません。説明不足なのと現実離れした展開が続いてしまいます。悲恋を明るく描こうとしてコメディを意識しているのかもしれませんが、無理な場面が目立ちました。また、不治の病でさらに身体障害者という二重苦というヒロインの設定は要素を詰め込み過ぎだと思います。ここまでする必要はなかったでしょう。
しかしながら、俳優が良いですね。主役のイム=スジョンとキム=レウォンが抜群でした。イム=スジョンは、『箪笥』に次いで2作目となります。この映画が公開さらたときに23歳の彼女ですが、作品の中では高校生にしか見えません。演技もさることながら、美少女度も並ではありません。彼氏となるキム=レウォンは初めて観ました。なかなかの好青年です。日本でも人気がでるのではないでしょうか。
映画を観て物語でわからなかったところを公式HPで確認しました。"仕組まれた出会い"だったのですか、監督のセンスの無さに呆れました。それとエンドロールで流れる日本語版として主題歌は必要ないです。
(お薦め度★★)

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『トスカーナの休日』

監督、オードリー=ウェルズ。原作、フランシス=メイズ『イタリア・トスカーナの休日』2003年アメリカ/イタリア。ヒューマンドラマ映画。原題『UNDER THE TUSCAN SUN』。出演、ダイアン=レイン(フランシス)、サンドラ=オー(パティ)、リンセイ=ダンカン(キャサリン)、ヴィンセント=リオッタ(マルティニ)、ラウル=ボヴァ(マルチェロ)。

離婚された作家が、ゲイとのイタリアツアーに出かけて、トスカーナで旧家を衝動買いしてそこで生活を始めるという物語です。リアリティがありません。延々と作り話が続いていくだけで中味が薄っぺらく感じました。全く脚本に冴えがありません。
ダイアン=レインが好きなので忍耐強く観ましたが、コメディ調で彼女を綺麗に撮影しているわけではなく、ただただ舞台となるイタリアの良さが目立ちました。
(お薦め度★★)

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2005.12.30

韓国ドラマ『初恋』(全40話)

演出、イ=ウンジン。脚本、チョ=ソヘ。1996~97韓国KBS。ラブストーリードラマ。出演、ペ=ヨンジュン(ソン=チャヌ・弟)、チェ=スジョン(ソン=チャニョク・兄)、イ=スンヨン(イ=ヒョギョン・弟の同級生)、オ=トンパル(ペ=ドファン・兄の親友)、ソン=チェファン(ソン=チャノク・姉)、チェ=ジウ(カン=ソッキ・チャヌの学友)、パク=サンウォン(カン=ソクジン・ソッキの兄)、キム=インムン(ソン=トッペ・兄弟の父)、イ=ヘヨン(パク=シンジャ)、チョ=ギョンファン(イ=ジェハ・ヒョギョンの父)、ユン=ミラ(ヒョギョンの母)、アン=スンフン(ヒョギョンの叔父)、チャ=テヒョン(ギファン)。韓国ドラマ最高視聴率65.8%を記録。

結構、ハマリました。韓国で視聴率が高かったのも頷けます。初恋と復讐を組み合わせた長編ドラマで、絶えず引きつけられる物語でした。最終回は曖昧なまま終わってしまいましたが、人気があったドラマだけに仕方の無い結末のつけ方なのでしょう。仕方ないと思います。
ソン一家の家族愛と、この家族に対するトンパル(フーテンの寅さん似)やシンジャの思いやりには感動させられ通しでした。ラブストーリーでこれほど家族愛や人情が語られるドラマは珍しいと思いますし、イ一家との対立から復讐に発展する展開は、チャニョクとヒョギョンにとっては過酷な運命でした。兄に対してもヒョギョンに対しても思いやりのあるチャヌの決断にほれぼれさせられました。
ソン一家とイ一家の狭間で、ヒョギョンを慈しむソクジンという人物の偉大さに感心させられました。お金持ちの家に生まれてこれほどの人格者はいないでしょう。繊細でバランスのとれたキャラクターがこの複雑な人間関係の均衡を保てたのだと思います。ソクジン役のパク=サンウォンは七三の頭髪で見た目が古臭くイイ男でもないので最初は少し面食らいましたが、このドラマの中で一番好ましく感じる役者さんでした。
最後が中途半端に終わっていますので、物語としては消化不良ですが、連続ドラマとしては成功していると思います。
(お薦め度★★★)

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2005.12.29

『キング・コング』

監督、ピーター=ジャクソン。2005年米。SFアドベンチャー映画。出演、ナオミ=ワッツ(アン=ダロウ)、ジャック=ブラック(カール=デナム・映画監督)、エイドリアン=ブロディ(ジャック=ドリスコル・脚本家)、トーマス=クレッチマン(イングルホーン船長)、コリン=ハンクス(プレストン・映画監督の助手)、ジェイミー=ベル(ジミー・船員)、アンディ=サーキス(キング・コング/コックのランピー)。

稀にみる傑作です。
これほど凄い特撮だとは思いもよりませんでした。『ロード・オブ・ザ・リング』の視覚効果がこの作品でも遺憾なく発揮されています。映画好きな方は是非、映画館で観てください。大スクリーンで観ないと絶対に後悔します。2006年お正月映画ですのでまだ機会がありますので、絶対に観てください。
1933年に製作されたオリジナルのリメークですから、ストーリーも結末もほとんど分かりきっていいる訳ですが、そんな余裕すらどこかに飛んでしまう素晴らしさがあります。今年一番どころか、金字塔を打ち立てた映画で革命的とすら言えます。このような超度級のエンターテインメント映画が作れるのは、やはり世界でもハリウッドだけでしょう。ピーター=ジャクソン監督恐るべしです。[シネプレックス]
(お薦め度★★★★★)

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続・「たまごっち」を買いたい

トイザらスで購入できた後で、イーエストイズの抽選販売に当選し、姪のためにさらに1個購入しました。ストラップ(写真向かって右)も合わせて購入しました。また、通信などの機能アップがはかられているため攻略本をamazonで購入しました。
結局、1万円近くの出費になりました。

たまごっち+ 2点: 6079円
ストラップ  2点: 2380円
攻略本    1点:  650円
--------------------------
合計     5点: 9109円

11月下旬から1か月、クリスマスプレゼントに間に合いませんでしたが、年内中に何とか当初の目標を達成しました。ブームになると大変ですね。
「たまごっち+」はまだ店頭では見つかりませんが、ここにきて商品供給がよくなってきたようです。
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【参考】(日経トレンディ2005年12月号の特集「05年ヒット商品ベスト30」から引用)
・ヒット商品ベスト19位。
・昨年3月に「かえってきた!たまごっちプラス」が8年ぶりに復活。
・昨年11月に、携帯電話との通信機能を加えた「祝ケータイかいツー!たまごっちプラス」発売。9月までの国内累計販売台数430万個。
・「かえってきた!」と「祝ケータイかいツー」の両方を合わせると国内外の累計販売台数1400万個を超えた。
・96年発売の初代「たまごっち」は約2年半で国内外累計販売台数4000万個。
・初代ほどの勢いがないが、今回はじめてたまごっちを手にした小学生の女の子がブームを支えている。
・初代との大きな違いは、たまごっち同士やケータイと通信できるようになり、遊びの幅が広がった点。相手のたまごっちとゲームやみやげ交換をして、仲良くなると結婚することもある。
・"育成遊び"に加え、友人との"コミュニケーション遊び"が楽しめる。

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2005.12.28

『コーリャ 愛のプラハ』

監督、ヤン=スベラーク。1996年チェコ・英・仏。ヒューマンドラマ映画。原題『KOLYA』。出演、ズデニェク=スベラーク(ファンダ=ロウカ)、アンドレイ=ハリモン(コーリャ)、リブシェ=シャフラーンコバー(クララ・声楽家)、オンドジェイ=ベトヒィ(ブロッシュ)、ステラーザ=ザーズボルコバー(ロウカの母)、イレーナ=リバノーバ(ナジェジュダ・コーリャの母)。1996年アカデミー賞外国語映画賞受賞。

また観たくなる感動作です。
チェロ奏者で55歳のチェコスロバキア人と5歳のロシア人の幼児とのふれあいを描いた心温まる作品でした。『ALWAYS 三丁目の夕日』のチェコスロバキア版のような物語です。『ALWAYS 三丁目の夕日』では日本人同士ですが、『コーリャ 愛のプラハ』では異国で、しかもロシア人を嫌っているチェコスロバキア人との交流ですので、両国との歴史においてチェコスロバキアからするとロシアに対する許しがたい感情もありより複雑な背景があります。偽装結婚、亡命、当局の捜査と重いテーマが登場します。これらの題材では得てして政治臭さが前面に出てしまうのですが、そこのところをあくまでも軽く描いて嫌味がありません。
5歳のコーリャのあまりの可愛いらしさに参ってしまいました。決してお涙頂戴の作品ではなく、1988年頃のプラハにおいて社会主義の崩壊という時代背景を盛り込んだ人情劇の秀作です。
(お薦め度★★★★)

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2005.12.27

ドキュメンタリー番組「歌伝説 ちあきなおみの世界」

BS2で12/24(土)22:25~23:55に歌手・ちあきなおみのステージを編集したドキュメンタリーが放映されました。最近、テレビで見かけないと思っていたのですが、ご主人が他界された1992年9月から一切の芸能活動を休止して、現在に至っているそうです。最近ではコーヒーのCMでカバー曲「黄昏のビギン」が話題となっていました。また、大ヒットした「矢切の渡し」は細川たかしの曲だとばかり思っていたのですが、ちあきなおみの元歌でした。

「矢切の渡し」は1976年に「酒場川」のB面として発売されました。6年後の1982年に女形で大人気だった梅沢富美男が舞踊の曲として使用し注目を集め、さらにドラマ「淋しいのはお前だけじゃない」の挿入歌として大評判となりました。翌1983年4月には有線放送でちあきなおみの「矢切の渡し」が1位を獲得しています。ただし、彼女はこの曲を歌うことは少なかったそうです。この年に競作の細川たかしがレコード大賞を受賞しています。

シャンソンやジャズ、ファド(ポルトガル)の歌唱を身に付けて、歌手として独自の世界を求め、演じるように歌うという歌いかたは彼女の真骨頂と言われていています。
ちあきなおみの歌をリアルタイムで聞いてきた世代ですので、番組から流れる彼女の歌声は懐かしくて非常に和みました。そして、日本の歌謡界において大切な方だったのだということがわかりました。

ちあきなおみの経歴(1947年生まれ)
1969年:22歳、「雨に濡れた慕情」でデビュー。
1970年:23歳、「四つのお願い」がヒット。アイドルとしてスターの仲間入り。紅白初出場。
1972年:25歳、「喝采」が大ヒット。レコード大賞受賞。
1978年:31歳、俳優・郷鍈治と結婚。主な歌手活動を休止し、女優として映画やドラマに出演。
1988年:41歳、本格的に歌手活動を再開。11年ぶりに紅白出場。
1991年:44歳、「紅い花」が録音された最後のシングル。
1992年:45歳、一切の芸能活動を休止。

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『キー・ラーゴ』

監督、ジョン=ヒューストン。1948年米。ギャング映画。原題『KEY LARGO』。出演、ハンフリー=ボガート(フランク)、エドワード=G=ロビンソン(ロッコ、悪党の親分)、ローレン=バコール(ノーラ・フランクの戦友の妻)、ライオネル=バリモア(テンプル・戦友の父)、クレア=トレバー(ゲイ・ロッコの愛人)。1948年アカデミー賞助演女優賞(クレア=トレバー)。

アカデミー賞受賞作品ということで観ましたが、作品として優れているものではないようです。クレア=トレバーも役柄からして重要ではなく、助演女優賞は功労賞として受賞したようでした。特に観る価値はないようです。
フランクが戦争で無くなった兵士の実家であるホテルを訪ねたところ、たまたまロッコ一味のギャングが宿泊していて、拉致されてしまっているところに暴風雨が襲います。ロッコと他のギャングが取引を終えて、キューバに船で逃げるのですが、フランクに船を操縦させて連れて行きます。洋上でフランクがギャング一味をやっつけるという主人公のフランクにとって成り行きで災難が降り注ぐお話でした。
ハンフリー=ボガートが観られただけで良しとしましょう。
(お薦め度★)

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2005.12.26

『ゴシカ』

監督、マチュー=カソヴィッツ。2003年米。サイコ・サスペンス映画。原題『GOTHIKA』。出演、ハリー=ベリー(ミランダ=グレイ博士)、ロバート=ダウニー=Jr(ピート=グレアム博士・同僚)、ペネロペ=クロス(クロエ=サバ・患者)、チャールズ=S=ダットン(ダグラス=グレイ博士・ミランダの夫)、ジョン=キャロル=リンチ(ボブ=ライアン保安官)。ゴシカはゴシックの意。

ホラーになりきてていないホラー映画といったところでしょうか。怖さは全くなく、ホラーとして観ていると期待を外されます。主役級のペネロペ=クロスを登場させているにもかかわらず、本編にほとんど関係ない役柄で訳がわかりません。勿体無いというよりも登場する必要もないキャラクターでした。
設定と脚本が悪く、どうしようもない作品です。夫が犯していた犯罪もさることながら、夫殺しの解明をしないという、つじつまさえ合わそうとしない物語はサスペンスとしても理解を超えています。
(お薦め度★)

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2005.12.25

『SAYURI』

監督、ロブ=マーシャル。2005年米。時代劇映画。原題『MEMOIRS OF A GEISHA』。出演、チャン=ツィイー(さゆり)、渡辺謙(会長)、ミシェル=ヨー(豆葉)、役所広司(延)、桃井かおり(置屋の女将)、工藤夕貴(おカボ)、コン=リー(初桃)、大後寿々花(さゆり・子役)。

ラスト・サムライ』の成功と面白かった『シカゴ』の監督作で、既に観た知人の評価が高かったので期待しました。
しかしながら、最後までピンときませんでした。主に次のような4つの問題点があります。

①日本を舞台にした日本人同士の物語なのに英語の会話はありえない。
②トップを競う芸者が日本人女優で無いのは片手落ち。
③芸者の化粧がうまくなく、綺麗に見えない。
④さゆりにとってはハッピーエンドなのだろうが、会長は単なるロリコンでは?。

所詮、ハリウッド映画なのだと言えばそれまでなのです。それ以上でもそれ以下でもない作品でしょう。英語でつくるのも当たり前かもしれませんが、貧しい者同士が話すときは日本語を使っていたり、どうしても昔からの延長によるアメリカ人の視線でしかありません。『ラスト・サムライ』で日本文化の理解が進んだ良い流れの中で作られたわけではないようです。
チャン=ツィイー、コン=リーともに好きな女優です。しかし、この映画の華ともいえる芸者を扱っていながら、ツートップが日本女優でないのは残念でしかたありません。
プロモーションの中で、ロブ=マーシャル監督は遊女と誤解されている芸者の芸術家である真の姿を正しく伝えたいとの主旨で作ったとコメントしていますが、ラストを観る限り成功したとは思えません。[シネプレックス]
(お薦め度★)

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2005.12.24

ドキュメンタリー番組「女優イ・ヨンエ チャングムからの出発」

BS2で12/18(日)午後10:00~11:00に放映されたドラマ「宮廷女官 チャングムの誓い」の関連番組で主演女優のイ=ヨンエの歩みをとてもわかりやすく伝えてくれました。また、『親切なクムジャさん』のプロモーションとしても大いに機能している番組です。

イ=ヨンエの経歴(1971年ソウル生まれ)
1990年:19歳、化粧品のCMに「酸素のような女」のキャッチフレーズで登場。人気が出る。
1993年:22歳、ドラマ『お宅の夫はいかがですか』に出演。素人、女優に向いていないと演技を酷評される。
1994年:23歳、ニュース番組「出発ソウルの朝」のキャスターに転進。美貌と知性で好評になるが、女優の仕事をしたいため、1年で降板。
1995年:24歳、中央大学校芸術大学院に入学して、演技の理論を学ぶ。5年かけて卒業。
2000年:29歳、『JSA』で女優の地位を確保。
2003年:32歳、『宮廷女官 チャングムの誓い(大長今)』で国民的スターへ。
2005年:34歳、『親切なクムジャさん』に出演。韓国で300万人動員。

順風満帆で人気が出た女優ではなく、一旦演技で挫折して演技の勉強をして復活を遂げた苦労の人だということがわかりました。女優として認められたのも最近のことで『JSA』だったのは意外でした。ここ5年間で人気を不動のものにしています。この番組を観て一番驚いたのは22歳以前の顔の印象が、今と全く違っていたことです。現在のふっくらとしたやさしい母性を感じさせる顔立ちではなく、若い頃は細面の都会的な美人で少し気難しい印象があります。それにしても十年足らずでこれほど別人のように見えてしまう人は珍しいのではないでしょうか。それだけ人一倍苦しんで自己改革された方なのでしょう。
『親切なクムジャさん』に出演したのは、女優のイメージは大切ながら成長には脱皮が必要とのことだそうです。どこまでも努力の人なのです。
彼女を知るうえで非常に良いドキュメンタリー番組でした。

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2005.12.23

『月とキャベツ』

監督、篠原哲雄。1996年日本。ラブ・ストーリー映画。出演、山崎まさよし(花火)、真田麻垂美(ヒバナ)、鶴見辰吾(理人)、ダンカン、中村久美。

いとおしさが募る作品です。
9年前にこんな素敵な邦画があったんですね。全くのノーマークで、ヒロインの真田麻垂美も知りませんでした。透明感があるスレンダーな女優でダンサー役が似合っていました。俳優としての山崎まさよしもなかなか良いです。歌だけではない方でした。
導入部分はかなり無理があるのですが、それを許せてしまうたおやかさがあり、やがて物語がファンタジーと気付きます。そのニュアンスもさりげなくて文句無しでした。派手さを押さえたバランスの良い演出です。篠原哲雄監督は『天国の本屋~恋火』『深呼吸の必要』と同様、脚本に難があるものの観ていて非常に癒される映画をつくる才能のある方です。
ドラマチックな韓国映画とは違って、邦画ならではのやさしさに包まれる秀作のラブ・ストーリーでした。山崎まさよしの主題歌「One more time,One more chance」の弾き語りが切なくて何度でも観たくなります。
(お薦め度★★★)

One More Time, One More Chance

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『ドラムライン』

監督、チャールズ=ストーン三世。2002年米。青春映画。出演、ニック=キャノン(デヴォン)、ゾーイ=サルダナ(レイラ)、オーランド=ジョーンズ(リー監督)、レナード=ロバーツ(ショーン)。

なかなか面白い作品でした。
フットボールのハーフタイムショウで行われるマーチング・バンドを取り上げた学園青春物語です。マーチング・バンドがこれほど規律を重んじて活動しているとは思いもしませんでした。ある意味で日本の応援団のようにも感じられます。ただし、日本と違って先輩後輩の上下関係ではなく音楽的なセンスによる実力主義の世界ですし、恋愛も自由で邪魔されません。
天才的なリズム感を持つ主人公が、自分の才能を過信してチームの和を乱していくという過程がわかりやすく、才能に溺れて挫折してしまう流れも納得できました。ダンサーのレイラとの恋愛もバンドでの失敗から負のスパイラルに巻き込まれていく様子がわかりやすく描かれています。失意のどん底から自分を取り戻して仲間とともに再生する過程は、青春映画の王道ともいえる素晴らしい仕上がりになっています。
チームが繰り出すドラムの音は圧巻でした。
(お薦め度★★★)

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2005.12.22

NTTグループ コミュニケーション EXPO

内容:「NTTグループが歩んできた情報通信の過去・現在、NTTグループが描くコミュニケーションの未来を大公開」
場所:東京国際フォーラム
期間:12/20~22

最近の展示会で驚くことが少なくなっていますが、今回は大変興味深い次の4つのSF体験をさせてもらいました。

1)分身コミュニケーション「バーチャルヒューマノイド」

概要:どんなにネットワーク技術が進んでも、遠く離れた相手と触れあうことは不可能だと思いますか?遠隔地にいる相手と、よりリアルなコミュニケーションがとれたらどんなに素敵でしょう。ここでは、ヘッドマウントディスプレイとロボットによって、誰もいないのに、あたかもそこに人が実在しているかのような、人と人のより質の高いコミュニケーションをサポートする、未来の体験ができます。(引用)

感想:概要の中でロボットとありますが、人型の凹凸だけを模った青い布で覆われ決められた動作を繰り返すスクリーンとしてのマネキンです。これにCGで作られた等身大の人間映像が映し出されます。体験者は目の前にいるCG人物(マネキン)に触ることができます。
スターウォーズで3Dホログラムでコミュニケーションするシーンが登場しますが、この技術の延長に3Dホログラムが実体化できる可能性を示してくれました。この「バーチャルヒューマノイド」というキーワードだけで近未来映画が出来てしまいますね。

2)おしゃべりコンダクター「MeetBall」

概要:適切なタイミングでヒントや情報を提供して、会話を盛り上げくれる名司会者、MeetBallはそんな存在です。 ここでは、会話の流れを把握し、場の雰囲気を読んで、タイミングよく情報を提供し、会話をより楽しくサポートする、インタラクション技術を体験できます。あなたもMeetBallの下でおしゃべりをしてみませんか。(引用)

感想:MeetBallは音声を発しません。MeetBallの指示をインストラクターが読み上げて補佐してくれます。テーブルに被験者が座り、テーブルに映し出されるMeetBallからの文字や映像でゲームの進行をします。被験者はヘッドホンマイクで返事をしたり映像を触る動作でMeetBallが反応してくれます。音声認識はかなり精度が高く、機械が行っている感覚はありません。
MeetBallに音声出力の機能も搭載されると応用範囲は格段に広がりますね。これだけでサスペンス映画の仕掛けとして機能しそうです。世にも恐ろしいサスペンス・ホラー作品が出来そうです。

3)さくさく情報サーチ「意味理解エンジン なずき」

概要:検索エンジンが自分の考えていることを理解してくれるとしたら?
ここで紹介する「なずき」は、人が使う多様な表現や、感性、意図を解釈して処理する、新しい情報処理サービスです。膨大な調査データの傾向を把握したり、メールを絵文字等に変換したり、あなたの頭脳になってくれます。賢い「なずき」の実力をぜひお試しください。
※「なずき」とは脳髄を意味する古語です。(引用)

感想:自分の感情を文章にして入力するとその内容をロジカルに分析してくれます。デモで入力した文章がまずく、うまく分析できませんでしたが、このテキストマイニング技術が向上すると様々な応用が可能になると感じました。

4)前庭電気刺激と体感CGの融合体験

概要:両耳の後に小さな電極を貼り、その間に弱い電流を流すことでヒトは陽極側へ加速度を感じます。これは前庭電気刺激と呼ばれる現象で、CGと組み合わせたバーチャルリアリティ体験に用いると大がかりなモーションライド装置が無くても、右へ左へと体が揺れる迫力のある感覚を体験することが出来ます。(引用)

感想:ヘッドホン上の機器を身につけて自動車ゲームの大画面の前に立つだけで、カーブにあわせて身体があたかもG体験ができるものです。体験するのに首筋に微弱電流を流すということで自分の意思でデモ体験をしたのだという誓約書を書かされました。少し危ないデモでした(笑)。電流のレベルは自分でコントロールするのですが、よりGを強くすると電気を多く流さなければならなくなり、首筋に痛みが発生するので怖々試しました。G体験というより身体が左右に揺れる感覚が主でした。痛みが無ければ結構面白い仕掛けです。

百聞は一見にしかずということで文章ではわかりにくいのですが、この展示会は中身の濃いものが出展されていました。いまどき近未来体験がこれだけできるのは驚きでした。

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2005.12.21

ウェスティンホテル東京

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超高級ホテル・ウェスティンホテル東京に行ってきました。プレミアムホテルの名にふさわしい雰囲気です。
"新御三家"で残るは「フォーシーズンズ椿山荘東京」です。

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『ティアーズ・オブ・ザ・サン』

監督、アントワーン=フークア。2003年米。戦争映画。出演、ブルース=ウィルス(ウォーターズ大尉)、モニカ=ベルッチ(リーナ=ケンドリックス・女医)。

全く失望させられます。
内戦状態のナイジェリアで米国人の女医を救出するために米海軍特殊部隊が送られるが、命令を無視して女医の希望通りに見捨てられた難民も助け出そうとする安っぽいヒューマンドラマです。女医の救助が目的なのに、外交上で大問題を引き起こしかねない難民救助はありえません。こんなことをしたら命令違反で軍法会議にかけられてしまうでしょう。
ナイジェリア軍に対して特殊部隊から発砲を禁じられているにもかかわらず、ある村が襲われている場面をみた大尉は攻撃を隊員に命じます。世界各地に行って大虐殺をしている米軍が他者が同様のことをすると許せなくなるという発想がこの映画の中に充満しています。結局、人道的見地からというのは米国の視点でしかなく、この大尉もナイジェリア軍をやっつけたい、戦争をしかけたいだけなのです。こんな虫の良すぎる偽善は映画の世界だけにして欲しいです。女医の役柄もひどすぎました。ヒステリックな性格は仕方ないとしても、医師としての哲学が全く無い人物で、その場その場でコロコロと意見が変わります。自分勝手なご都合主義のヒューマニストにはあきれました。
それにしても私の大好きな『キング・アーサー』の監督作だったのはショックでした。このような作品が作れてしまうことに矛盾はないのでしょうか。米国人の限界を感じました。
(お薦め度★)

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2005.12.20

『少女たちの遺言』

監督、キム=テヨン・ミン=ギュドン。1999年韓国。ホラー映画。出演、パク=イェジン(ヒョシン)、イ=ヨンジン(シウン)、キム=ミンソン(ミナ)、ペク=チョンハク(担任教師)。「女校怪談」シリーズ3部作の2作目。

全く怖さはありません。ホラーにしなくても青春映画としてもいいような脚本です。1作目とは作風が違って明るいトーンで話は進み、テンポが良く飽きさせません。少女時代の複雑で特殊な心理を巧みに描いていて学園ものとしてはレベルの高い物語でした。
コリアン・ホラー特有の主人公が誰なのか途中までわからないというクセがありますが、女子高生の主要メンバー5人はそれぞれ個性的で演技が優れています。ヒョシン役のパク=イェジンはコリアン・ホラーに無くてはならない美人です。何度も述べていますが、本当に韓国女優の層の厚さは半端ではありません。注目したのはミナ役のキム=ミンソンです。日本のアイドルのような雰囲気をもっていて可愛らしい方でした。担任教師役のペク=チョンハクは『私の頭の中の消しゴム』で不倫の元カレを演じた俳優で、この作品でも似たような役柄でした。情けなさが似合います。
(お薦め度★★)

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2005.12.19

千葉ロッテマリーンズ2006カレンダー

051219_200801カレンダーを購入するのは初めてです。外箱に入ったカッコイイ、オシャレなカレンダーです。外箱とカレンダーの一粒で二度美味しい体裁で両方とも室内に飾りました。
より多くの選手を載せるために、大判の写真はカレンダーの表紙(バレンタイン監督)ぐらいで、写真集のようなつくりになっています。最後の12月は背番号26番でファンを大切にする千葉ロッテマリーンズらしい構成になっています。
カレンダーを貼って喜んでる自分がとても楽しいですね(笑)。2006年のシーズンが待ち遠しくなってきました。

販売場所:マリーンズ公式ホームページ、プレナ一階『ボールパーク』、東武百貨店船橋店5階2番地 文房具売場
価格: 1100円(税込)
規格: 見開きA2版(中綴り28ページ)、外箱付

[外箱](写真上)
・日本シリーズ優勝して甲子園球場での集合写真(外側)
・日本シリーズ優勝のバレンタイ監督の胴上げ写真(内側)

[カレンダー内容](写真下)
表紙:「そのチームはイチバンです」と指差したバレンタイン監督の写真・タイトル"WE ARE NO.1"『CHIBA LOTTE MARINES 2006 CALENDAR』

見開:選手名鑑(初芝清選手も入ってます)
1月:優勝フォト
2月:ボビー=バレンタイン監督
3月:渡辺俊介、小林宏之
4月:小林雅、サブロー、福浦和也
5月:今江敏晃、西岡剛
6月:清水直行、セラフィニ、久保、小野
7月:里崎、橋本、辻
8月:ベニー、フランコ、イ=スンヨプ、パスクチ
9月:藤田、薮田、小宮山、黒木
10月:堀、小坂、諸積、大塚
11月:手蔦、加藤、川井、山崎、高木、早坂、塀内、
   大松、井上、垣内、内、竹原、渡辺正、浅間
12月:26番目の戦士たち

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『戀(こい)之風景』

監督、キャロル=ライ。2003年香港・日本。ラブ・ストーリー映画。英題『Floating Landscape』。出演、カリーナ=ラム(マン)、リィウ=イェ(シャオリエ)、イーキン=チェン(サム)。「NHKアジア・フィルム・フェスティバル」第5回(2003年)共同制作作品。

ラストのファンタジーのように畳み込む展開は見事でアニメを効果的に使っています。しかし、惜しい。ラスト以外はストーリーの流れがゆるく、観続けるのに辛い作品でした。亡き恋人サムを回想するシーンはソフトフォーカスを使用して古臭さがあるのと、使いすぎが気になりました。過去と今のどちらかを強調して編集していれば全体のテンポが良くなって、ラストがより活きたと思います。
(お薦め度★★)

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2005.12.18

FIFAクラブワールドチャンピオンシップ トヨタカップ2005 決勝 サンパウロFC対リバプールFC

6大陸クラブ王者の世界一決定戦。

会場、横浜国際競技場。
主審、デジュスベント(メキシコ)

サンパウロFC(南米代表)、パウロ=アウトゥオーリ監督。
リバプールFC(欧州代表)、ラファエル=ベニテス監督。

1-0、サンパウロFC優勝。1992、93年に続き3度目の世界一。MVPはGKセーニ。

前半、立ち上がりからリバプールのジェラードが仕掛けるが、サンパウロの守備が良くゴール前で攻撃の形がつくれない。
サンパウロはアモローゾが良い動きをしている。
27分に2列目のミネイロが飛び込んでサンパウロが先制ゴール。リバプールの公式戦11試合無得点記録が破られた。

後半、リバプールが押し気味で攻めるものの、サンパウロのGKセーニのファインセーブにことごとく阻まれる。
30分にサンパウロが先に動いて、アロイージオをグラフィチに交代。リバプールは33分に2名交代して、39分にモリエンテスを前試合2得点のクラウチに交代させる。リバプールの怒涛の攻撃が続き、ロスタイムでのパワープレイでも得点できず試合終了。シュート数はリバプール21本、サンパウロ4本。

≪感想≫
トーナメント方式のため南米代表と欧州代表はシード扱いで決勝戦で2試合目になるという予想通りの顔合わせだったが、両チームともに気合が入った素晴らしい試合だった。昨年までのトヨタカップとは格段に違う緊張感と本気度が感じられた。間違いなく今後の開催が期待できる。
アジア代表として日本のクラブチームが登場することになれば、相当に盛り上がるだろう。今回は、オセアニア代表のシドニーFC(リトバルスキー監督)に三浦知良(38歳、前所属:横浜FC)の、11/17~1/31までの期限付き移籍で唯一の日本人選手として大会を盛り上げてくれた。結果は5位。

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『天国の青い蝶』

監督、レア=プール。2004年カナダ・イギリス。ヒューマン・ドラマ映画。原題『THE BLUE BUTTERFLY』。出演、ウィリアム=ハート(アラン=オズボーン・昆虫学者)、マーク=ドネイト(ピート=カールトン)、パスカル=ビュシエール(テレサ=カールトン・ピートの母)。

1987年にカナダでの実話を基に描かれた奇跡の物語を映画化したものですが、非常に感動的な話であるにもかかわらず、全く感動的に作っておらず、心を揺さぶられません。劇場での予告で抱いた期待からすると思いっきり肩透かしされた感じです。レア=プール監督の作風なのでしょう。仕方ありません。
実話ということですが、10歳の余命いくばくもない脳腫瘍末期の少年が青い蝶に憧れて、熱帯雨林のジャングルへ行きたいと熱望し、それを実現させた昆虫学者と母親の行動は、常識では考えられない凄まじいものを感じました。日本ではまずありえないでしょう。彼らの勇気を称えたいと思います。
(お薦め度★★)

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2005.12.17

モールド製法低反発ウレタン枕

051217_1455012年間枕を使わずにいましたが、とうとう購入しました。
やっぱり必要です。
使わなくなってから、後付で「動物は本来枕を必要としない。したがって、人間にも必要ない。必要と感じるのは後天的に習慣付けられたからだ。」と仮説を立てて実践しました。
しかし、ハッキリ言って枕を使ったほうが楽です。眠ってしまったら寝相の悪い私には枕があろうがなかろうが関係ないのですが、寝ようとしたときに頭を身体から少し高い位置にすることで寝つきやすくなるようです。

特に理由はありませんが、単なる枕では面白くないので、モールド製法による低反発ウレタン枕にしました。説明文は次の通りです。

自然な形にサポートするので、リラックスして眠れ、爽やかです。    ○頚椎サポート:本製品はあなたの体にフィットし、体の動きに合わせて変化します。                                   ○すばらしい寝心地:体の形状にフィットします。

使用感は固めで頭の位置合わせの必要があります。さて、"快適な睡眠"に貢献してくれるでしょうか。

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2005.12.16

JALホノルルマラソン2005のお土産

051216_201701ありがとうございます。

・JALホノルルマラソンのリストバンド
・Miller Lite ビール
・MACADAMIA NUTS

こんなに沢山、重かったでしょう。


12/11(日)に開催されたJALホノルルマラソン、10時間で完走(完歩)おめでとうございます。
足腰の故障も無く、なによりでした。

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『雨鱒の川』

監督、磯村一路。2003年日本。ラブ・ストーリー映画。出演、玉木宏(加藤心平)、綾瀬はるか(高倉小百合)、松岡俊介(川嶋英蔵)、阿部寛(高倉士郎)、中谷美紀(加藤沙月・心平の母)、柄本明(田崎秀二郎)、伊藤歩(井上美香)、星由里子(高倉松子)、須賀健太(心平・子役)、志田未来(小百合・子役)。

主役二人は子供時代も成人してからもとても良かったと思います。須賀健太が玉木宏、志田未来が綾瀬はるかのキャスティングは抜群です。須賀健太は『ALWAYS 三丁目の夕日』で最後に引き取りに来た父親から逃げ出す古行淳之介を演じた子役です。2年前になりますが、良い演技をみせています。
これ以外は全く駄目でした。特に脚本が目茶苦茶です。"人"としてありえないだろうという場面が何度も展開します。なんでこんな脚本で映画を撮ってしまったのでしょうか。まったく理解できません。北海道の大自然を美しく撮影していますし、主役の二人が頑張っていましたので残念でなりません。
(お薦め度★)

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2005.12.15

『ディボース・ショウ』

監督、ジョエル=コーエン。2003年米。ロマンチック・コメディ映画。原題『INTOLERABLE CRUELTY(直訳:耐えられない残酷)』。出演、ジョージ=クルーニー、キャサリン=ゼタ=ジョーンズ。ディボース(divorce)は、離婚の意。

いかした映画でした。
テンポと台詞のキレが良く非常に楽しめました。香り立つほどに艶かしく美しくキャサリン=ゼタ=ジョーンズを撮っています。セレブリティとしての役回りを十二分に発揮しています。ジョージ=クルーニーも伊達男ぶりをコミカルに演じています。
それにしても、タイトルがいけません。「ディボース」は全く馴染みの無い単語です。観終わってからレビューを書く段になって、調べてようやくわかりました。原題がそのまま使えないのはわかりますが、もっと適した邦題を思いついて欲しかったですね。日本での封切りは2004/4/10、興行成績が初登場8位で翌週圏外と不発に終わったようです。この面白さからして信じられない成績でしょう。配給元の東宝は非常にもったいないことをしたと思います。
(お薦め度★★★★)

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2005.12.14

『ダークマン』

監督、サム=ライミ。1990年米。ホラー・アクション映画。原題『DARKMAN』。出演、リーアム=ニーソン、フランシス=マクドーマンド、ラリー=ドレイク。

WOWOWで『スパイダーマン2』が放映されたことに伴い、サム=ライミ監督の演出の源流をたどれ!という特集に登場しました。以前に観ていますが、ほとんど内容は忘れていました。あらためて今観ると脚本は強引な展開で陳腐です。音楽も安っぽく耳障りでした。CGなどの特殊効果は古臭さしか感じません。ただし、ヘリコプアターから垂れたロープにつかまったダークマンが、敵に振り落とされそうになる空中アクションシーンはスリリングに富んでおり今日でも通用します。 まさに『スパイダーマン』の原点を観る思いでした。
(お薦め度★★)

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2005.12.13

ファイテン RAKUWAネック【ブラウン・55cm】

051209_203401肩こりに抜群の効果を発揮するファイテンのRAKUWAネックです。
1890円するようですが、楽天で探したところ、

1680円と安く送料込で販売しているショップ


を見つけ購入しました。先週の金曜日に商品が届き、それから首にかけています。2日目で肩こりがなくなりました。

元々身体に何か付けるのは嫌で、唯一腕時計くらいです。過去、健康に良いと言われたブレスレットやネックレスを付けたことはありませんでした。何となく胡散臭く効果があるとは思えなかったのが理由です。

最近になって肩こりが出るようになってしまいました。いままで全く肩こりで困ったことがなかったので、ちょっと憂鬱な日常を過ごしていました。そんなある日、アクアチタンを繊維にしみこませたネックレスというものを友人がしていました。阪神の金本選手モデルで通常の30倍チタンが含まれているというのです。日本シリーズでロッテの今江選手や阪神の金本選手がネックレスのようなものを付けているのが気になっていました。見た目は装飾品には見えず、お守りやげんをかついでいるのかと思っていましたが、スポーツにおいて"疲れない"や"能力が向上する"などの効果があるため、スポーツ選手が競技中に使用しているようです。

肩こりにも効果があるとのことで試しに付けさせてもらいました。するとすぐに肩の緊張がほぐれてきてハリが緩和されるではありませんか。驚きました。外すと元に戻ってしまうのです。この現象は肩こりを治すわけでなく、身体をある状態にするのだと直感しました。後でわかったのですが、このネックレスの繊維に含まれたチタンが乱れた生体電流を整えて、身体の状態を改善するため肩こりが取れるようです。

これだけ明らかに効果があるともう手放すことはできません。お風呂に入るとき以外は必ず首にかけています。

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『パッション』

監督、メル=ギブソン。2004年アメリカ/イタリア。歴史劇映画。原題『THE PASSION OF THE CHRIST』。出演、ジム=カヴィーゼル(イエス=キリスト)、マヤ=モルゲンステルン(イエスの母・マリア)、モニカ=ベルッチ(マグダラのマリア)、ロザリンダ=チェレンターノ(サタン)、クラウディア=ジェリーニ(クラウディア)、ルカ=リオネッロ(ユダ)、フランチェスコ=デ=ヴィート(ペトロ)、フリスト=ジフコフ(ヨハネ)、マッティア=スブラジア(大祭司カイアファ)、フリスト=ナーモフ=ショポフ(総督ピラト)、セルジオ=ルビーニ(ディスマス)、トニ=ベルトレッリ(アンナス)。

メル=ギブソンが私財を投じて撮り世界的に大ヒットした宗教映画です。『ブレイブハート』でみせた監督としての資質の高さから興味を持って観ました。
イエスの最期の12時間と復活を描いています。
あまりに執拗な残虐シーンが続き、全く御免な作品でした。ストーリー性は無く、面白くありません。新約聖書の知識が乏しいため、裏切り者のユダが罪の意識で自殺することや、イエスが処刑される場面にイエスの母・マリアが立ち会っていたのを知りませんでした。
見所は作品の冒頭からサタンが登場し、そのマントをまとった雰囲気が『スター・ウォーズ』の暗黒卿を連想させたことと、『モンテ・クリスト伯』のジム=カヴィーゼルが、イエス役にピッタリだったことです。
『ブレイブハート』のようなものを期待しましたが、全く違うものでした。
(お薦め度★)

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2005.12.12

『Mr.&Mrs.スミス』

監督、ダグ=リーマン。2005年米。アクション・コメディ映画。出演、ブラッド=ピット、アンジェリーナ=ジョリー。

主役の2人は今もっとも話題のハリウッドスターです。あまりに2人が仲が良かったため、ブラッド=ピットは離婚してしまったとのもっぱらの噂です。
キャスティング、カーチェイスやガンファイトのアクションは文句無しの超一級です。しかし、物語に中味がありません。脚本はB級レベルでしょう。いくら格闘シーンのデコレーションが立派でも伝わってくるテーマが脆弱です。
ボーン・アイデンティティー』のタグ=リーマン監督は相変わらずイマイチです。お金をかけているにも関わらず、一級品未満な出来でしかありません。彼の作品は劇場で観るのを止めます。
(お薦め度★★)

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2005.12.11

エステ体験

フリーペーパー「R25」でメンズエステのキャンペーンを知り、2000円(通常8000円)でエステを初体験しました。1時間半かかりました。大きく次の流れです。

1)受付(30分):
・「個人情報の取扱いについて」同意のうえ、氏名、住所、年齢を個人票に記入。
2)施術(40分):
 ①クレンジング
 ②スチーム
 ③吸引
 ④パック
3)カウンセリング、支払(20分):
・肌の状態をスキンスコープでモニターを見ながらチェック。メンバー(1年、3年)になるかどうかを聞かれる(見送り)。支払。

メンズエステは閑散としているのかと考えていましたが、割りと繁盛している様子です。主に20代の若い人たちが利用していました。
受付でわかったのですが、エステティシャンは男性なのですね。女性スタッフが行うものだと思っていましたので少し驚きました。施術の際は上着を脱いで、そのうえからバスローブのような上半身用のガウンを着て靴を脱いで施術台に仰向けに横になります。後は目を閉じてエステを受けるだけでした。大きな誤解をしていたのですが、施術中はそれほど気持ちのいいものではありません。理髪店で椅子の背もたれを倒して顔剃りしてもらっているほうがよりリフレッシュできます。
施術後は肌がプルプルし、汚れが落ちて顔色が少し明るくなったようです。体験した甲斐はありました。

カウンセリングでは、肌の状態が相当悪いことを告げられました。毛穴の汚れ、かみそりまけ、コラーゲンが足りないため頬の部分が下に垂れているなど、今まで洗顔以外に肌ケアをしたことがなかったので当然の報いです。

メンバーになってケアしたほうが良いとのことでしたが、特に気になる毛穴の汚れは一年かかるといわれ、2週間に1回エステを受けるべきと勧められました。しかし、1回あたり1万円で、メンバー登録に1年1.5万円、3年3.3万円必要とのことでその場ではメンバー登録を見送りました。スキンスコープで角質がたまっている部分を見せられたきには動揺したものの、毛穴をきれいにするには約25万円もかかるとなると躊躇します。

ストレスにさらされる現代において、男も肌ケアを真剣に考えなければならない時代なのかもしれません。良い勉強になりました。

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2005.12.10

「たまごっち」を買いたい(3)

051210_111301051210_093601ゲットしました。
左が、やっと手に入れた「たまごっち+」。
右が、整理券。


                                                                                                                                                  


リアル店舗のトイザらスで開店10時の40分前に行って、整理券をもらって購入しました。整理券も特に並ぶことなく拍子抜けするほど簡単に入手できました。
やはり小学生低学年の女の子と母親が一緒に買いにこられていました。首からストラップした「たまごっち」をもっている子が多く、リピーターが大半でした。男の子も1割程度いました。
この店舗では約500個ほど入荷したようで開店と同時に完売のアナウンスが流れました。

>なまなまさん、やっぱり"トイザらス"ですね。応援ありがとうございました。

【関連記事】
・「たまごっち」を買いたい(
・「たまごっち」を買いたい(

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『モンスター』

監督、パティ=ジェンキンス。2003年アメリカ/ドイツ。犯罪映画。出演、シャーリーズ=セロン(アイリーン=ウォーノス)、クリスティナ=リッチ(セルビー=ウォール)。

アメリカ犯罪史上初の女性連続殺人犯で「モンスター」と呼ばれた女性の物語です。7人の殺人で死刑判決を受け、2002年10月に死刑執行されており、映画『テルマ&ルイーズ』のモデルになったようです。
映画タイトルからどれほど凄い女性殺人鬼なのかと思いましたが、彼女の生い立ちや売春婦としての境遇などあまりに悲惨で同情すべき人物でした。とくに恋人のセルビーに対しての真摯な態度や想いには感心させられました。
主役のシャーリーズ=セロンの演技は凄まじく、全く美人女優であるとは思えないほどアイリーン役に成りきっています。特に逆ギレの迫力は圧巻でした。
作品としては、アイリーンとセルビーの関係に注力しているため、最初の殺人の過程はわかるものの、それ以降の犯罪の全貌がわかりません。テーマからするとしかたないのでしょうが、アイリーンの悲劇だけが強調され過ぎて若干の物足りなさを感じました。
(お薦め度★★)

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新書『健全な肉体に狂気は宿る』

内田樹(うちだ=たつる)、神戸女学院大学文学部教授。
春日武彦(かすが=たけひこ)、都立墨東病院神経科部長。
両氏の対談集。角川書店。
仏文学者と精神科医の説教ライブという現代社会の問題点や常識をラディカルに分析しています。いろいろなテーマが盛り込まれていて読み応えがあります。ここまで言っていいのかと思える本音トークが炸裂して複雑化して生きづらくなった社会を、より生きやすくするための指針を与えてくれます。
一部見出しを紹介します。
「病こそが癒し」「「自分探し」は自殺行為」「家族の対話は少ないほうがいい」「外見で人を判断しよう」「まず掃除しなさい」「ガン告知は無用」「健全な肉体に狂気は宿る」など一見逆説的に感じるような言い方をされていますが、御二人の経験則に基づく明快な分析によって論理の飛躍がなく、かなり面白くて為になる内容でした。

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2005.12.09

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』

監督、アルフォンソ=キュアロン。原作、J=K=ローリング。2004年米。ファンタジー映画。原題『HARRY POTTER AND THE PRISONER OF AZKABAN』。出演、ダニエル=ラドクリフ(ハリー=ポッター)、ルパート=グリント(ロン=ウィーズリー)、エマ=ワトソン(ハーマイオニー=グレンジャー)。「ハリー・ポッター」シリーズ第3弾。

新作『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』が11/26から上映されて好調なスタートを切っています。この時期にやっと前作を鑑賞しました。
『ハリー・ポッターと賢者の石』『ハリー・ポッターと秘密の部屋』のクリス=コロンバス監督から引き継いだアルフォンソ=キュアロン監督が完成度の高い作品に仕上げています。文句無しでした。
全てにおいて中庸で過剰な演出はありません。普通ならば人気シリーズを引き継ぐにあたって、奇をてらったことをしようとするはずなのですがそのようなことは全くありません。物語に裏打ちされたどんでん返しをバランス良くまとめており、安心して楽しめました。ファミリー向けとしては満点でしょう。
(お薦め度★★★★)

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2005.12.08

「たまごっち」を買いたい(2)

まだ、買えません。
見通しは暗いです。

先週の月曜日に発売元のバンダイ・お客様相談センターに電話しました。「たまごっちを買いたいのだがどうすればいいか?」と問合せたところ、窓口の男性は「他の方からも数多く同様なお問合せをいただいています。大変申し訳ありません。」とすぐに謝罪モードで、「今週出荷がありますので店頭で確認して欲しい。」と言ってくれるものの詳しい日付は伝えてもらえません。ただし、購入できないことに対して大変申し訳なさそうにお話くださいました。そして個人的な見解として百貨店のおもちゃ売場が比較的入手しやすいのではとアドバイスまでしてくれました。
「そうか、百貨店か」ということで通勤ルートにある百貨店に電話したところ、店頭で予約が出来るとのことで"シメタ"と思ったのも束の間、「予約がすでに100件入っていますので、いつお渡しできるかわかりません。」とのツレナイ回答にありなりました。即、このルートは断念です。
そこで、職場近くのスーパーならばどうかとおもちゃ売場のレジで店員さんに、予約可能かを聞いたところ、対応していないとのことでした。逆に考えれば入荷次第タイミングさえ合えば購入できることになるため、月・火・水・木・金・月・火・水と日参しています。しかし、「たまごっち」は全く姿を現してくれません。

一方、並行してインターネットでも購入できるところを探したところ、次のHPを見つけました。

らぶ!たまごっち                                   横行するオークションでの高額販売に断固NO!らぶ!たまごっちは、定価でたまごっちを 買いたい人を応援します。
"我が意を得たり"のサイトです。早速、「おすすめ記事」からイーエストイズが抽選販売していることを知りエントリーしました。このショップは非常に良心的です。他のショップでは5万円商品購入したら2940円の「たまごっち」の注文を受けるという今時信じがたい商売をしているところもありました。

いつの世も大ヒットした商品に抱き合わせが付き物です。
しかし、俺は拝金主義絶対反対します。何としても当たり前の商取引で「たまごっち」を購入します。

【関連記事】
・「たまごっち」を買いたい(1)

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2005.12.07

お米、通販へシフト

近所のダイエーが閉店するに伴い、リアル店舗で購入していたものを可能な限り、通販に切替えようとしています。

第一弾としてお米を通販で購入しました。5㎏2000円前後のものを食べてきましたが、折角だから美味しくて比較的安いものを選ぼうと考えました。

楽天で食品>米を選択して、並び順を感想の件数順にしたところショップ「お米の大将」の新潟県産コシヒカリが表示されました。

2005年収穫祭!赤字覚悟の新潟県17年産コシヒカリ10キロ4980円(税込)送料込


感想が多いのは評判が良いのだろうと考え、5000円以内で送料込なので納得できました。ちょっと紹介ページがクドイのが気になりましたが、注文しました。

11/21 発注
11/22 精米→発送
11/23 納品

10㎏のお米を玄関まで運んでくれるので、店舗からリックサックに入れて運んでいた従来と比べて楽チンで、発芽玄米や玄米ぶれっど、マーブルチョコレート(意外でした)のおまけが付いているのでお得感をくすぐられました。

一番大切なお米の味はというとこれはもう絶品でした。いままで食べてきたお米はなんだったんだというぐらい美味しいのです。つやがあって、弾力があり、一粒一粒がしっかりとして歯応えがあります。あまったご飯を冷蔵庫で保存して電子レンジで温めて食べても美味しさが失われません。使用割合100%と記載されていました。新米でしかもブレンドしていないから品質が高いのでしょう。本当に大満足です。通販へのシフト成功しました。

お米が美味しいと幸せを感じますね。日本人に生まれてきてよかったって。

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2005.12.06

『珈琲時光』

監督、ホウ=シャオシェン。2003年日本。ヒューマンドラマ映画。出演、一青窈(陽子)、浅野忠信(肇)、萩原聖人(誠治)、小林稔侍(陽子の父)、余貴美子(陽子の母)。小津安二郎誕辰(誕生日)100年記念作品。「珈琲を味わうときのように、気持ちを落ち着け、心をリセットし、これからのことを見つめるためのひととき」というテーマ。

全くの期待外れです。
『悲情城市』『戯夢人生』のホウ・シャオシェン監督による小津安二郎監督作品『東京物語』へのオマージュとして作られました。『東京物語』を観たことがないため、どの部分において小津の作風を意識したものかわからないのですが、何度かシーンのつなぎが突然飛んでしまって脈絡が無くなり面食らいます。何か意図があるだろうと監督の意思を探ろうとしましたが結局なにが言いたかったのかわかりません。単なる気まぐれのように編集されているとしか感じられないところが無残でした。これは小津監督が使った編集テクニックなのでしょうか。
ヒロインの陽子役に歌手の一青窈を起用したのもいただけません。全くのド素人が演技しているようです。本人はその気なのは画面から感じ取れますが、彼女が1人で登場するシーンは芝居というよりもドキュメンタリーにしか観えません。演技派の俳優を揃えたのですから、主役には演技ができる女優を使うべきでした。まったくの失敗作です。
(お薦め度★)

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2005.12.05

『コールド マウンテン』

監督、アンソニー=メンゲラ。2003年米。ラブ・ストーリー映画。原題『COLD MOUNTAIN』。出演、ニコール=キッドマン(エイダ=モンロー)、ジュード=ロウ(インマン)、レイー=ゼルウィガー(ルビー=シューズ)、ドナルド=サザーランド(モンロー牧師)、ナタリー=ポートマン(セーラ)。

脚本の完成度が高く、感動的なラブ・ストーリーでした。南北戦争を背景に、南軍の兵士として参加したレンマンが負傷し九死に一生を得て脱走兵となり、恋人エイダの待つ故郷に戻るという壮大な展開です。
キャスティングは文句無しです。益々美しさに磨きのかかるニコール=キッドマンに、イケメンのジュード=ロウのコンビはとても華やかです。お気に入りのナタリー=ポートマンも登場しました。
物語としては、再開は約束された展開でありながら、非常に印象深い場面としてつくられ、クライマックスのせつなさは見事でした。低迷するハリウッド映画の中では際立って良質な作品です。
(お薦め度★★★)

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2005.12.04

『奇談』

監督・脚本、小松隆志。原作、諸星大二郎、コミック『生命の木』。2005年邦画。伝奇ミステリー映画。出演、藤澤恵麻(大学院生・佐伯里美)、阿部寛(異端の考古学者・稗田礼二郎)、清水紘治(神父)、神戸浩(ハナレの住人)、草村礼子、ちすん、菅原大吉(役場職員)、土屋嘉男(大学院教授)、柳ユーレイ(警察官)、堀内正美(心理学教授)、一龍斎貞水(住職)、白木みのる。公式HP

秀作です。
ホラーでもなくファンタジーでもない全く新しい“聖書異伝ミステリー”の世界が創造されました。最後まで緊張感ある場面が続き、驚愕のラストが待っています。邦画のバリエーションを増やし、さらに面白くする作品です。残念ながら上映館が少ないのですが、邦画ファンの方は是非ご覧になるといいでしょう。
何と言ってもキャストが素晴らしく、ヒロイン里美役の藤澤恵麻がフレッシュな輝きのある女優で、緊迫した場面で彼女が醸し出すたおやかさは絶品です。やっと韓国女優に対抗できる若手の日本女優を見つけました。ヒロインと一緒に謎を究明する妖怪ハンター・稗田礼二郎役の阿部寛が独自の存在感で物語を締めます。彼の冷静沈着な演技は必見です。
小松隆志監督作品は初めてですが、脚本、演出、編集のいずれも絶妙のバランスをもっており、素晴らしい才能だと感じました。今後はメジャー作品を観てみたいです。[シネプレックス]
(お薦め度★★★)

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2005.12.03

m-flo ♥ Akiko Wadaで第56回NHK紅白歌合戦に出場決定

12/1に「第56回 NHK紅白歌合戦」の出場歌手が決定しました。
今年の紅白は面白そうです。今までにないくらいに若者受けを狙いです。
出場歌手は60組のうち、初出場は次の通り紅組が7組、白組が9組の16組になっています。

【紅組】
AI、伊藤由奈、倖田來未、ゴリエ、松浦亜弥(5回)& DEF.DIVA、松任谷由実with Friends Of Love The Earth、渡辺美里。

【白組】
m-flo ♥ Akiko Wada、北山たけし、グループ魂、コブクロ、スキマスイッチ、D-51、Def Tech、山崎まさよし、W a T。

何と言ってもNHKの"技あり"と思えるのがm-flo ♥ Akiko Wadaです。NHKとしては和田アキ子を出場させたかったのでしょう。単独では難しいのでm-floとして登場させました。

今年リリースされた『BEAT SPACE NINE』の楽曲のうち現在(12/3現在)iTMSで売れてる順位は次のようになっています。

1位「let go」♥ YOSHIKA
2位「HEY!」♥ Akiko Wada
3位「TRIPOD BABY」♥ LISA

間違いなく、「HEY!」がアルバムの中で評価されています。
個人的にはm-flo ♥ YOSHIKAの「let go」で出場して欲しかったのですが、YOSHIKAのキャリアでは和田アキ子には対抗できません。何はともあれm-floが紅白歌合戦に出場決定したことは喜ばしいことです。毎年ほとんど真面目に紅白歌合戦を観たことがなかったのですが、今年は楽しみたいと思います。

Beat Space Nine

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2005.12.02

『同じ月を見ている』

監督、深作健太。原作、土田世紀。2005年日本。恋愛映画。出演、窪塚洋介(熊川鉄也)、黒木メイサ(杉山エミ)、エディソン=チャン(水代元(ドン))、山本太郎(金子優作)、松尾スズキ(中田・美容整形医師)、岸田今日子(日本画家・東谷)。

大泣きしました。泣かせる映画だったのですね。
『ALWAYS 三丁目の夕日』を最初に観たときと同じぐらいにハンカチを濡らしました。
幼馴染の三人組(男2人女1人)の恋愛模様を描いた作品です。
とにかく子供時代と大人になったときのキャスティングがちぐはぐなのには閉口しました。子役の演技は悪くはないのですが、成長したベン役のエディソン=チャンと彼の子役の顔付が合っていません。明らかにミスキャストです。この子役は重要でエディソン=チャンにあわせて美少年をもってこなければならなかったはずです。

窪塚洋介の復帰作ということでしたが、今までに感じられたオーラというかカリスマ性のある演技は影を潜めてしまいました。何と言っても輝いていたのはエディソン=チャンです。彼の存在が美しく魅了されます。難しい役柄ながら日本語に違和感を感じさせず好演していました。彼のダチとなる山本太郎も存在感のある骨太な役柄を演じきっていました。2人の男性から思いを寄せられるヒロイン役の黒木メイサはつかこうへいの『熱海殺人事件』でデビューし、CMや雑誌「JJ」のモデルとしても注目されていて今回の映画が初挑戦ということでした。期待したですが、それほでもありませんでした。日本の若手女優としては平均点といったところでしょう。

演出は何故か古さを感じさせました。クライマックスで音楽を流して涙を誘うという定石のやりかたで少々過剰です。脚本が力不足で、場面のつなぎで唐突なところが何箇所かありました。全体的に説明不足なうえ辻褄あわせがみられました。原作に引きづられて消化不良をおこしたのかもしれません。

損はしない映画だと思いますが、名作になり損ねた印象です。窪塚洋介がエディソン=チャンと山本太郎に喰われてしまったように感じられるのは惜しいです。[品川プリンスシネマ]
(お薦め度★★★)

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2005.12.01

新生ダイエー誕生

logo株式会社ダイエーが発行しているメールマガジン「d´club(ディーダッシュクラブ)ニュース 413号 (2005年12月1日)」が届きました。12/1から新生ダイエー登場だそうです。

本日、ダイエーは「新ロゴデザイン」と「新スローガン“ごはんがおいしくなるスーパー”」を導入しました。このロゴデザインとスローガンは、お客様をはじめとする関係者のみなさま方に対し、変革の意思を伝えるための“変わっていく私たちのシンボル”です。本日よりチラシやレシート、お買い物カゴなどに新ロゴデザインが登場します。

top_logo
昨日、11/30(水)18時に近所のダイエーが閉店しました。27年間の歴史だったそうです。2/3の期間利用しました。残念でなりません。
スパーマーケットとして地域社会に根ざした店舗でした。ダイエーの庶民的というかビンボーくさいところがとても好きでした。"安いものはより安く、高いものはそれなりに"とするわかりやすい哲学に馴染んできました。プライベートブランドで供給する衣料などは、品質デザインともにイマイチで、競合他社や専門店が台頭するにしたがって力をなくしてしまうのはあきらかでした。しかし、コストパフォーマンスが微妙で妙に離れがたいものがありました。生活用品のすべてを近所のダイエーで購入してきました。市販薬については他社よりも圧倒的に安く助けられました。「マツモトキヨシ」よりも常に安く供給してくれました。ダイエーは創業者の故・中内功氏(9/19没・83歳)による薬の安売りが生い立ちと聞いています。
商品の仕入れはリベート中心で、食品メーカーが新製品を出すと他店よりも安く平積みして売りました。品揃えも卸しで値引き率の高いものが優先され、良い商品をいとも簡単に駆逐するため、定番とする商品が店頭から無くなるのはしばしばでした。その度に怒りを覚えました。結局、お客を無視する体制が自らの首を絞めてしまうことになったのでしょう。しかし、潰れて欲しくありませんでした。売りつくしセールが11月に入ってから本格的になり、商品の供給が止まった棚が歯抜け状態になっていくのを見て痛々しさで胸が一杯になりました。先週末の日曜日(11/27)に買い物をして、恒例の抽選会"ガラポン"で4等を当てて洗剤を景品でもらいました。これが最後になりました。

本当に寂しいです。新生ダイエーは私にとって別のお店にしか感じません。新生ダイエーの登場に合わせてメールマガジンの配信を止めました。

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