『少女たちの遺言』
監督、キム=テヨン・ミン=ギュドン。1999年韓国。ホラー映画。出演、パク=イェジン(ヒョシン)、イ=ヨンジン(シウン)、キム=ミンソン(ミナ)、ペク=チョンハク(担任教師)。「女校怪談」シリーズ3部作の2作目。
全く怖さはありません。ホラーにしなくても青春映画としてもいいような脚本です。1作目とは作風が違って明るいトーンで話は進み、テンポが良く飽きさせません。少女時代の複雑で特殊な心理を巧みに描いていて学園ものとしてはレベルの高い物語でした。
コリアン・ホラー特有の主人公が誰なのか途中までわからないというクセがありますが、女子高生の主要メンバー5人はそれぞれ個性的で演技が優れています。ヒョシン役のパク=イェジンはコリアン・ホラーに無くてはならない美人です。何度も述べていますが、本当に韓国女優の層の厚さは半端ではありません。注目したのはミナ役のキム=ミンソンです。日本のアイドルのような雰囲気をもっていて可愛らしい方でした。担任教師役のペク=チョンハクは『私の頭の中の消しゴム』で不倫の元カレを演じた俳優で、この作品でも似たような役柄でした。情けなさが似合います。
(お薦め度★★)
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