『天国の青い蝶』
監督、レア=プール。2004年カナダ・イギリス。ヒューマン・ドラマ映画。原題『THE BLUE BUTTERFLY』。出演、ウィリアム=ハート(アラン=オズボーン・昆虫学者)、マーク=ドネイト(ピート=カールトン)、パスカル=ビュシエール(テレサ=カールトン・ピートの母)。
1987年にカナダでの実話を基に描かれた奇跡の物語を映画化したものですが、非常に感動的な話であるにもかかわらず、全く感動的に作っておらず、心を揺さぶられません。劇場での予告で抱いた期待からすると思いっきり肩透かしされた感じです。レア=プール監督の作風なのでしょう。仕方ありません。
実話ということですが、10歳の余命いくばくもない脳腫瘍末期の少年が青い蝶に憧れて、熱帯雨林のジャングルへ行きたいと熱望し、それを実現させた昆虫学者と母親の行動は、常識では考えられない凄まじいものを感じました。日本ではまずありえないでしょう。彼らの勇気を称えたいと思います。
(お薦め度★★)
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