『キー・ラーゴ』
監督、ジョン=ヒューストン。1948年米。ギャング映画。原題『KEY LARGO』。出演、ハンフリー=ボガート(フランク)、エドワード=G=ロビンソン(ロッコ、悪党の親分)、ローレン=バコール(ノーラ・フランクの戦友の妻)、ライオネル=バリモア(テンプル・戦友の父)、クレア=トレバー(ゲイ・ロッコの愛人)。1948年アカデミー賞助演女優賞(クレア=トレバー)。
アカデミー賞受賞作品ということで観ましたが、作品として優れているものではないようです。クレア=トレバーも役柄からして重要ではなく、助演女優賞は功労賞として受賞したようでした。特に観る価値はないようです。
フランクが戦争で無くなった兵士の実家であるホテルを訪ねたところ、たまたまロッコ一味のギャングが宿泊していて、拉致されてしまっているところに暴風雨が襲います。ロッコと他のギャングが取引を終えて、キューバに船で逃げるのですが、フランクに船を操縦させて連れて行きます。洋上でフランクがギャング一味をやっつけるという主人公のフランクにとって成り行きで災難が降り注ぐお話でした。
ハンフリー=ボガートが観られただけで良しとしましょう。
(お薦め度★)
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コメント
えらぶさん、お久しぶりです。
TBさせて戴きました。
そうですかねえ。
この作品は40年代を代表するハードボイルド映画の秀作ですし、舞台劇的なムードを多分に残し、ボガートの作品としてはく出来たメロドラマ「カサブランカ」より上と思います。映画の作り方を勉強するなら欠かせません。少なくともモノクロ映画がお好きな方には必見です。但し、同じヒューストンの「黄金」ほど作りに厳しさはありません。
投稿: オカピー | 2006.02.02 15:34
>オカピーさん、TBありがとうございます。
『カサブランカ』よりも上のハードボイルド映画の秀作だったのですか。勉強になりました。
投稿: erabu | 2006.02.04 17:42