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2006.01.31

『北の零年』

監督、行定勲。2005年日本。史実映画。出演、吉永小百合、大後寿々花、石原さとみ、渡辺謙、豊川悦司、柳葉敏郎、石田ゆり子、香川照之、吹越満、奥貫薫、阿部サダヲ、金井勇太、大高力也、モロ師岡、寺島進、田中義剛、馬渕晴子、藤木悠、平田満、鶴田真由、石橋蓮司。

駄目でした。
3時間近くの上映時間はあまりに長くて懲り懲りです。復活を遂げた邦画の中で大作でありながらこれほど酷い出来は珍しい。どうしてこんな薄っぺらい脚本で映画をつくってしまうのでしょうか。理解できません。廃藩置県によって髷を落とすまでは何とか許せましたが、中盤からラストにかけて様々なイベントを盛り込んで壮大なスケールでの感動ドラマを目論んだのだとおもいますが、物語としては破綻しています。人間ドラマとしてはありえないでしょう。『世界の中心で、愛をさけぶ』でヒットして人気のある監督ですが、中味のある作品は期待できそうもありません。
(お薦め度★)

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2006.01.30

映画『ヴィレッジ』

監督、M=ナイト=シャマラン。2004年米。サスペンス・ホラー映画。出演、ブライス=ダラス=ハワード(アイヴィー=ウォーカー)、ホアキン=フェニックス(ルシアス=ハント)、エイドリアン=ブロディ(ノア=パーシー)、ウィリアム=ハート(エドワード=ウォーカー)、シガニー=ウィーヴァー(アリス=ハント)。

背景や設定がよくわから無いものの、それなりに楽しめました。
M=ナイト=シャマラン監督の前作『サイン』があまりに不出来だったことと、『ヴィレッジ』が公開されたときに雑誌などで評価されていないように感じていたので期待はしていませんでした。ストーリーとしてはいろいろと無理はありますが、サスペンスとしての緊張感が維持され、何かが起こりそうに感じさせる映像表現は特筆すべきものがあります。
つっこみどころ満載ながら、演技力のある出演者がその部分を補っていました。ヒロインのブライス=ダラス=ハワードはロン=ハワード監督の娘で、盲目の少女を好演していました。彼女の演技あってのこの作品だと思います。また、「エイリアン」シリーズで御馴染みのジガニー=ウィーヴァーの登場は久しぶりで嬉しくなりました。戦わない母親として登場し、その意外性と抑えた演技が印象に残りました。相変わらず上手い女優です。
(お薦め度★★★)

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2006.01.29

『フライトプラン』

監督、ロベルト=シュヴェンケ。2005年米。サスペンス映画。主演、ジョディ=フォスター(カイル=プラット)、マーリーン=ローストン(ジュリア・娘)、ピーター=サースガード(カーソン)、ショーン=ビーン(リッチ機長)、エリカ=キリステンセン(フィオナ・キャビンアテンダント)、ケイト=ビーハン(ステファニー・キャビンアテンダント)。

緊張感溢れる面白い映画でした。
母親役のジョディ=フォスターが素晴らしいですね。戦う女性を見事なまでに演じてくれました。ドイツ出身ロベルト=シュヴェンケ監督のハリウッドデビュー作品です。飛んでいる航空機という密室を最大限に活かしきっています。限られた空間で設定に極めて厳しい制約があるにもかかわらず、最後まで緊張感が持続されました。監督の技量は抜群です。ピーター=A=ダウリング、ビリー=レイの脚本も優れていました。[シネプレックス]
(お薦め度★★★★)

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2006.01.28

『アレキサンダー』

監督、オリヴァー=ストーン。2004年米。歴史劇映画。出演、コリン=ファレル(アレキサンダー)、アンジェリーナ=ジェリー(オリンピアス・母)、ヴァル=キルマー(フィリッポス・父)、ジャレッド=レトー(ヘファイスティオン)、アインソニー=ホプイキンス(プトレマイオス)。

上映時間が長いのですが、それ以上に長く感じました。これでは興行的に失敗するのは当然です。この映画で語られるアレキサンダーは、たまたままぐれでペルシャ帝国との戦いに勝利し、その勢いで意味のあると思えない東への遠征を繰り返し、多くの犠牲者を出しながら戦いに敗れて、国に戻って失意のどん底で亡くなった男でしかありません。ゲイだったとする解釈もいかがなものなのでしょうか。全く歴史スペクタクル大作にふさわしくありません。がっかりしました。必要以上に戦闘シーンにお金をかけすぎていて、鷲が上空を飛ぶシーンを重ね合わせるというベタな演出はいただけません。オリヴァー=ストーンは『ウォール街』(1987)、『JFK』(1991)など好きな監督なのですが、最近はヒットを出しておらず低迷から抜け出せていないようです。
(お薦め度★)

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2006.01.27

祝エントリー、SUPER AGURI Formula 1

FIAが新チーム「SUPER AGURI Formula 1」のエントリーを正式承認したことが発表されました。
代表の鈴木亜久里さん、おめでとうございます。そしてF1ファンの皆さん、今シーズンは楽しみですね。一緒に応援しましょう。
欧州中心のF1文化への挑戦は、想像以上に大変だということは昨年のフジテレビで放送された2005シーズンF1総集編で知りました。本当にご苦労されたと思います。
3/12の中東バーレーンでの開幕戦で、『AGURI』マシンに乗った佐藤琢磨選手の勇姿が待ち遠しいです。

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サンヨーのコーヒーメーカー

060125_195301自宅でコーヒーをよく飲みます。スーパーでレギュラーコーヒー(粉)を購入し、毎朝コーヒーメーカーで薄めにコーヒーをつくってマグカップで多めの量を飲んでいます。
一昨日、長年使ってきたコーヒーメーカーの部品が壊れてコーヒーがつくれなくなりました。製品寿命ということで仕方ないため、新たにサンヨー製品(品番SAC-JS5)を購入しました。コーヒーだけでなく紅茶やハーブティも作れるスグレモノです。ドリップするさいに浄水フィルターでお湯をゆっくり濾します。その効果で香りが引き出され苦味がマイルドになります。今までよりも飲みやすく美味しくなりました。良く出来たコーヒーメーカーです。しかしながら既に生産を中止したものらしく、サンヨーのHPには紹介されていません。店頭価格が破格の2000円でした。

060125_195701ところで、いままでの使用していたものは旧ダイエー開発商品「コルティナ」コーヒーメーカー(品番DCM-501、502)でした。2001年に980円(税別)という低価格な家電商品として登場しヒットしたものです。当時ダイエーではコーヒー豆を売っている食品売り場にこのコーヒーメーカーを積んでいました。コーヒー豆を購入するついでにコーヒーメーカーを買ってもらうとする逆転の販売方法で、中国製家電がもたらす低価格のインパクトには驚かされました。
決して安かろう悪かろうということは無く、標準的な機能が盛り込まれていました。ともかくドリップが早く3分くらいで出来上がり、それなりの美味しいコーヒーを提供してくれました。ペーパーフィルターを用いず、ドリップ後にコーヒーの粉を洗い流すだけのプラスチックで出来た交換の必要の無いフィルターを使用するという手間要らずのお手軽さがありました。

形あるものはいつか壊れる。またひとつ我が家からダイエーの記憶が失われていきます。その代わりに新たな道具が加わりました。現在サンヨーは会社が苦境に陥っています。これからの記憶とならないように何とか頑張って欲しいものです。

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2006.01.26

『血と骨』

監督、崔陽一。原作、梁石日『血と骨』。2004年日本。家族ドラマ映画。出演、ビートたけし(金俊平)、鈴木京香(李英姫)、新井浩文(金正雄)、田畑智子(金花子)、オダギリジョー(朴武)、松重豊(高信義)、寺島進(朴希範・花子の夫)、伊藤淳史(俊平の少年時代/龍一)。

心根の醜い父親を描いた救いようの無い映画でした。血のつながりがないとはいえ娘の金花子が可哀想過ぎます。悲惨な家族の様を描きたかっただけなのでしょうか。こんな人間性の無い物語から何を読み取ったらいいのでしょう。脚本が悪く、キャスティングも失敗でしょう。ビートたけしの演技が1人だけ他の共演者と違っており浮いてみえました。
(お薦め度★)

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2006.01.25

ディズニー、ピクサーを買収

CNET Japanが以前から報道していた通り、ディズニーがピクサーを74億ドルの株式交換で買収すると発表しました。これによりピクサーCEOのスティーブ=ジョブズがディズニーの取締役に就任するそうです。
両者にとって喜ばしいことだと思います。今年7月に公開されるピクサーの長編映画7弾『カーズ』でディズニーからの配給が終了することになっていたので、この買収でピクサー映画はディズニー作品として登場し続けることになります。

『トイ・ストーリー』(1995)
『バグズ・ライフ』(1998)
『トイ・ストーリー2』(1999)
『モンスターズ・インク』(2001)
ファインディング・ニモ』(2003)
Mr.インクレディブル』(2004)
『カーズ』(2006)

新しいキャラクターを創り出すことは老舗のディズニーには難しく、自社で製作した『チキン・リトル』は過去のピクサー6作品と比べると明らかに力不足は否めません。どうしてもディズニーにとってピクサーの革新性は将来のビジネスにおいて必要不可欠なものだと思います。

それにしても、スティーブ=ジョブズという人物の強運はドラマチックです。アップルを成功させながら自ら蒔いた災いが元で、ペプシコーラから招いたジョン=スカリーに追い出され、コンピューター会社NeXTを立ち上げるもうまくいかず、ジョージ=ルーカス監督が離婚費用のために売り出したコンピューター・グラフィックス会社ピクサーを購入するもこちらも駄目。しかし、『トイ・ストーリー』などの映画でヒットを連発し会社を上場させてお金持ちになり、アップルに基本ソフトNeXTを売ってカムバックを果たし、iMacやiPodを大ヒットさせてアップルを完全に復活させました。そして、ピクサーをディズニーに売却してディズニーの取締役にもなります。奇跡としか言いようがありません。どこまで輝き続けるのでしょうか。

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2006.01.24

『チキン・リトル <日本語吹替版>』

監督、マーク=ディンダル。2005年米。アニメ映画。声の出演、山本圭子、中村雅俊、小島幸子、朝倉栄介、深見梨加、野沢那智、大塚芳忠、石塚運昇、稲葉実。備考、ディーズニーが自社単独で初めて製作したフルCGアニメ。

父と子の絆を描いたファミリー映画です。幼児から小学校低学年向けにはわかりやすく受けるでしょう。ディズニーらしく話をうまくまとめています。ただし、大人が観ると物足りなさを感じるでしょう。どうしてもピクサー作品と比べてしまいます。ストーリーに深みがありませんし、登場する人物像の作りこみが弱く、エピソードも乏しいのでキャラクターとの距離が埋まりませんでした。折角の可愛いデザインによるキャラクターが活かされていない印象です。また、3Dアニメの技術面でもピクサーの立体感に追いついていません。キャラクターが画面いっぱいにアップにされると平板的に見えてしまいました。ピクサーが生み出すキャラクターは鑑賞後にぬいぐるみやフィギアが欲しくなるのですが、この『チキン・リトル』に対しては関連商品を求めたい気持ちが起こりません。
全体を通してこれはというシーンは無いのですが、『キング・コング』のラストシーンやミッキーマウスを文字盤に使った腕時計のパロディが気に入りました。[TOHOシネマズ]
(お薦め度★★★)

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2006.01.23

今シーズンの花粉症対策

1105_1今日から花粉症対策を始めました。今年は花粉の量が少ないと聞いていますので、出来れば体質改善だけで乗り切りたいと思います。
昨年は医師から処方された抗アレルギー薬とKW乳酸菌のサプリメント「キリン ノアレ(タブレット)」を併用しました。
今年は「キッコーマン トマトのちから」で体質改善をスタートさせて、花粉症の症状が酷くなったら医者に行こうと考えています。
昨年のKW乳酸菌は効果があったのですが、いろいろ試してみたいので「トマトのちから」にしました。有効成分は、トマトポリフェノール「NGC(ナリンゲニンカルコン)」だそうです。1日3粒を水なしで、噛んで食べられるチュアブルタイプにしました。
今年は寒い冬なので花粉前線が若干遅れるかもしれませんが、いずれにせよあと半月以内ですので対策開始です。

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iPod nanoソフトウェア1.1、iTunes 6.0.2バージョンアップ

昨日、iPod nanoソフトウェア1.1、iTunes 6.0.2にバージョンアップしました。
iPod nanoソフトウェア1.1は「iPod Updater 2006-01-10」によって、新機能iPod Radio Remoteサポートとバグ修正されました。

iTunes 6.0.2は前回レポートしたようにもう少し様子をみようと思ったのですが、ついでにしました。早速「MiniStore」の新機能を確認しました。"Just For You(Beta)"のサービスを補完するものと勝手に想像していたのですが、現状ではサービス連携していないようです。単にライブラリにある楽曲の情報を取得して、1曲ごとにアクティブにするとその楽曲を提供するアーティストの他の作品を紹介するだけのようです。iTMSで購入した情報とライブラリに登録されている楽曲情報を融合してその人にとって、最適な楽曲情報を提供してくれるわけではないようです。将来的にはそのようなことを考えているのだと思いますが、今のところは別々の機能として提供されているようにみえます。個人情報との絡みがあるのかもしれませんが、本当に役に立つパーソナルな楽曲のリコメンド機能を早期に提供して欲しいと思います。

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2006.01.22

ヨドバシ マルチメディアAkiba

060122_165001昨年秋9/16にJR秋葉原駅電気街口の反対側に開店した「ヨドバシ マルチメディアAkiba」に初めて行きました。売り場面積2万3800㎡で家電量販店として日本最大規模を誇る店です。すでにヨドバシは2001年にJR大阪駅前に売り場面積約2万㎡のメガストアとなる梅田店をオープンさせています。梅田店は何度か足を運んでいましたので、マルチメディアAkiba店の大きさに度肝を抜かれることはありませんでした。しかし、広いですね。当然ながら商品が豊富です。
今回は買い物ではなく見学で訪れました。1階フロアのiPodコーナーを重点的にチェック。最近興味を持っているiPod nano用のスピーカーを触りました。何種類もあってデモ機を実際にiPod nanoで鳴らして聴き比べが可能です。新商品のため価格が1~3万円台でまだ高い状況です。5千円台で良い音が出るものが登場したら購入しようと思いました。

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『富江 BEGINNING』

監督・脚本、及川中。2005年日本。ホラー映画。出演、松本莉緒(川上富江)、今宿麻美、水橋研二、森下能幸。「富江」シリーズ第5作。

「富江」シリーズは現在まで次の通り。
第1作『富江 tomie』(99)監督、及川中。出演、菅野美穂。
第2作『富江 replay』(00)監督、光石冨士朗。出演、宝生舞。
第3作『富江 re-birth』(01)監督、清水崇。出演、酒井美紀。
第4作『富江 最終章 ~禁断の果実~』(02)監督、中原俊。出演、安藤希。
第5作『富江 BEGINNING』(05)監督、及川中。出演、松本莉緒。
第6作『富江 REVENGE』(05)監督、及川中。出演、伴杏里。

人気シリーズだったのですね。作品ごとに富江役が交代しています。菅野美穂が主演の第1作は観ています。それなりのホラー映画だった記憶がありました。その印象で再び及川中監督の手による第5作を観たのですが、全然面白くありません。なんと表現したらいいのでしょう。脚本から演出までどうしようもないものでした。リアリティが無いので怖いというよりも非日常的なグロと表現しなければならないトーンでした。製作した意図がまったく理解できません。
(お薦め度☆←マイナス評価です)

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2006.01.21

『THE JUON/呪怨』

監督、清水崇。2004年米・日本。ホラー映画。英題『THE GRUDGE』。出演、サラ=ミシェル=ゲラー(カレン)、ジェイソン=ベア(ダグ)、ウィリアム=メイポーザー(マシュー)、クレア=デュヴァル(ジェニファー)、ケイディー=ストリックランド(スーザン)、グレイス=ザブリスキー(エマ)、ブル=プリマン(ピーター)、テッド=ライミ(アレックス)、石橋凌(中川刑事)、真木よう子(洋子)、尾関優哉(佐伯俊雄)、藤貴子(佐伯伽椰子)。

日本人監督初の全米№1(2週連続)、興行収入1億ドル突破の快挙を成し遂げています。「呪怨」シリーズはオリジナルビデオ版「呪怨」「呪怨2」のヒットにより、劇場版がつくられ『呪怨』(02)が興収5億円、『呪怨2』(03)が興収11億円を記録しました。『スパイダーマン2』のサム=ライミ監督が『呪怨』を絶賛し、清水崇を監督に起用し、自らは製作にまわって製作されたハリウッド版リメイクです。清水崇監督は"和の空間での恐怖"と"日本独特の長い黒髪の女幽霊"で表現することにこだわり、日本で撮影されました。

オリジナル『呪怨』を観てストーリーがわかっているため、余裕をもってみることができ楽しめました。ただし、物語の展開がわかっているもののドキッとさせられるシーンが多く怖さが随所に盛り込まれています。
主人公がアメリカ人で日本の悪霊との構図から、悪霊のルール無視の傍若無人さも許せました。同胞同士であれば当然ながら主人公を応援しますが、相手がアメリカ人だと日本の悪霊は怖いのだということをアメリカ人に示せた痛快感が生まれました。ある意味でのナショナリズムなのでしょうね。よくTVインタビューで外国人に日本食が食べられるかどうかを聞いてその反応で優越感を感じたり、日本食に詳しいと友好的に感じる感覚に通じるものがありました。
Jホラーを米国に知らしめた記念的な映画で、日本人の才能が開花したことは何よりも喜ばしいことだと思います。
(お薦め度★★★)

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2006.01.20

七尾鳥居醤油ロールケーキ

060120_195402JR品川駅構内に2005年10月1日からecute品川がオープンしています。高級な人気店が集まっていていつも賑わっています。その中でスウィーツの和菓子店として気になっていた和楽紅屋で、1日限定300個販売(13時から販売開始)されている七尾鳥居醤油ロールケーキ(1500円)を購入して食べました。和楽紅屋は洋菓子店『モンサンクレール』のパティシエ・辻口博啓(つじぐち=ひろのぶ)氏の和菓子展開のお店です。限定商品ということとカリスマでマスコミの注目度が高い辻口シェフの作品ということで、本家の洋菓子はまだ食べたことがないのですが、和菓子におけるロールケーキに期待は高まりました。醤油がどうのような効果を生むのだろうかいろいろ想像しました。
長さが12cmしかなく一般的なものの半分くらいで値段が高めのため、良質な素材で丁寧に作られていることはわかります。ひと口食べただけで、スポンジの歯応えもわずかな弾力がありきめ細かい職人技を感じさせます。しっかりと作られている印象を受けました。しかし、味については、期待していたような甘さも深みも感じられませんでした。醤油の香りもほとんどわかりません。残念ながら美味しいと思えません。このロールケーキはもう食べることはないでしょう。
次回は本家本元の洋菓子を試してみたいと思います。

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2006.01.19

DVDプレーヤー、贈り物にどうでしょう?

BCNランキングの「最新ランキング」でDVDプレーヤーが取り上げられています。トップ10で2位のパイオニアDV-484をプレゼントとして活用しています。お中元やお歳暮感覚で実家と親戚にamazonから贈りました。再生専用で接続が簡単なうえ、筐体がスリムでスペース的に邪魔になりません。値段も9千円弱と手頃です。ビデオレコーダーはありますが、やはり新しいメディアであることで両方ともに大変喜ばれました。
ちなみにDVDソフトは邦画の傑作『いま、会いにゆきます』にしています。締めて1万2072円(税込)でした。いかがでしょうか。

【追記】
DVDプレーヤーのランキング1位セントレードM.E.「ADS-300V」(実売価格5000円台)を選ばず、何故パイオニア「DV-484」(実売価格1万円弱)にしたかですが、以前ブログ"邦画大好き"のShinさんが「C-MEX最高!」で最初に購入したものが故障しメーカーから交換されたというレポートから、メジャーなメーカーにしました。名前を知らないメーカーであっても自分で使う場合には不具合などの対応は自己完結できますが、贈り物の場合はサポートされやすいメジャーなブランドを選んだほうが安心との判断です。

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2006.01.17

iTunes 6.0.2の新機能「MiniStore」について

1/11にiTunes 6.0.1が6.0.2にバージョンアップされていたことをHotwired Japanの記事「『iTunes』新版でプライバシー流出、懸念する声」で今日知りました。新バージョンの新機能「MiniStore」「ホームムービーをシンク」「パワーアップしたAirTunes」のうち、「MiniStore」が問題のようです。早速、アップル社で「MiniStore」の説明文を確認しました。以下に引用します。

お手持ちの音楽コレクションを楽しんだり、新しいCDを読み込みながら、MiniStoreで新しい音楽を発見しましょう。iTunesライブラリをもとに、MiniStoreがおすすめの曲をセレクトします。

よさそうな機能です。iTMSに接続して利用できる「楽曲リコメンド機能」"Just For You(Beta)"は既にライブラリに登録されている楽曲もお薦めとして紹介されます。最初は良かったのですが、なかなか紹介されるべき楽曲の精度があがりません。当然ですね。購入する曲は限られており、そのわずかな情報で精度をあげるのは難しい。そのためずっとBeta版として提供し続けているのだと思います。これに代替できるサービスとしてMiniStoreは紹介精度向上に期待が持てます。アップルのアイデアは凄いですね。
早速導入したいところですが、記事によると「どのような情報が発信されているのか詳しい説明はなく」、「停止の仕方を知らせている」ようです。日本語での説明が見当たらないので判断しにくいのですが、個人的には許容できるものではないかと感じます。
ただし、すぐに導入する必要も無いので少し様子をみます。

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2006.01.16

mink(みんく)『mink』(iTMS)

iTunes 6 の「楽曲リコメンド機能」"Just For You(Beta)"で紹介されて購入したminkのデビューアルバム『mink』(2005/8/3発売)は、非常に洗練された都会的で大人の雰囲気のあるアルバムです。
彼女は並外れて歌が上手い歌手です。表現力やテクニックも素晴らしいものがあります。彼女のプロフィールは購入後、曲を聴いてから知りましたが、とてもデビューしたての21歳の女性とは思えません。歌声に落ち着きと包容力があって何年も歌いこんできた歌手のようで癒されます。年齢を知って改めて聴いても楽曲によっては30~40代のジャズシンガーのようにしか聴こえません。ジャズやソウルフルなバラードが非常に合う歌声です。
公式HPには「天性のヴォーカリスト」と紹介されています。この歌唱力からしてまさにその通りでしょう。新たな歌姫が彗星のごとく登場しました。お気に入りの中でも2曲目の「おまじない」は身体にしみ込んでくる清々しさがあります。
今後、彼女が歌って行く曲を注目していきたいと思います。

◆曲目リスト(○付数字はお気に入り)
1.Glory of Life ~栄光の花~
②おまじない(NHK23時連続ドラマ「笑う三人姉妹」主題歌)
3.beautiful(劇中映画 「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE」 挿入歌)
4.more than words(original: Extreme)
5.with you
⑥All my life (タカラレーベン TV-CM ソング)
⑦手紙 ~あなたへ~
8.I Can't Tell You Why ~言い出せなくて~(original:EAGLES)
9.as it's
10.Don't You Worry 'Bout a Thing(original: Stevie Wonder)
11.すき(original: DREAMS COME TRUE)
12.Glory of Life (English version)

Omajinai

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2006.01.15

一青窈(ひととよう)『&』(CD)

映画『蝉しぐれ』で使われた「かざぐるま」がどうしても欲しくて、2005/12/21発売の3rdアルバム『&』(初回盤DVD付)を購入しました。
いままで彼女に対して良いイメージがありませんでした。暗い曲を裸足で絶唱し、インタビューに対して自信過剰な受け答えをする人物とだけしか感じませんでした。『珈琲時光』で主演を務めましたが、演技力が素人並にもかかわらず、女優を語る強気の姿が鼻につきました。そんな印象でしたから「ハナミズキ」のヒットに対しても興味を感じませんでした。ところが、映画のイメージソングとして使われた「かざぐるま」が大変良いのでこの曲だけは入手したいと思い、『蝉しぐれ』鑑賞後に直ぐにiTMSで購入しようとしました。残念ながら登録されておらずCDまで待ちました。
たんに「かざぐるま」目当てでしたが、全部聞いたところこのアルバムは素晴らしいです。全曲ともに粒揃いです。最初から最後まで曲の構成にドラマ性があります。暗い曲が得意な歌手だとばかり思っていましたが、明るくテンポの速いポップな曲もいけてます。特に2曲目の「ホチKiss」は良いですね。女性のかわいらしさが溢れていて思わず口ずさみたくなります。メロディもさることながら、特に独特の歌詞の世界にはほとばしる才能を感じます。1曲目から驚かされますよ。
彼女を見直しました。

◆曲目リスト(○付数字はお気に入り)
①Banana millefeuille
②ホチKiss
3.うれしいこと。
④かざぐるま(映画『蝉しぐれ』イメージソング)
⑤影踏み
6.指切り
⑦アンモナイト
8.Oh la la
9.ピンクフラミンゴ
10.&
⑪さよならありがと(ミサワホーム「CENTURY」CMソング)

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2006.01.13

雨の福岡

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最近利用している航空会社はANAです。以前JALで怖い思いをしましたので、当分はANAを使います。戦闘機のように脱出装置を旅客機にも付けて欲しいですね。構造とかコストで全く見合わない夢物語でしょうが、絶対に安全な飛行機って出来ないのでしょうか。

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2006.01.12

『男たちの大和/YAMATO』

監督、佐藤純彌。2005年日本。戦争映画。出演、中村獅童(内田守・第七分隊四番機銃座第四班 二等兵曹機銃射手)、反町隆史(森脇庄八・第二十二分隊主計科烹炊班 二等兵曹)、山田純大(第七分隊露天甲板機銃座露天甲板機銃射手 二等兵曹)、松山ケンイチ(神尾克己・海軍特別年少兵 第七分隊四番機銃座第四班給弾手)、蒼井優(野崎妙子・神尾の同級生)、白石加代子(神尾スエ・神尾の母)、内野謙太(西哲也・海軍特別年少兵第五分隊二番高角砲二班 神尾の親友)、余貴美子(西サヨ・西の母)、崎本大海(常田澄夫・海軍特別年少兵 第二十二分隊主計科烹炊班)、高畑淳子(玉木ツネ・常田の実母)、寺島しのぶ(呉の芸者 文子・内田の恋人)、奥田瑛二(有賀幸作・「大和」第五代目艦長)、渡哲也(伊藤整一・第二艦隊司令長官)、林隆三(草鹿龍之介・連合艦隊参謀長)、長島一茂(臼淵大尉)、勝野洋(第二艦隊参謀長 「大和」第四代目艦長)/【現代】鈴木京香(内田真貴子・内田守の養女)、仲代達矢(神尾克己・明日香丸船長)、池松壮亮(前園敦・明日香丸船員)。戦艦大和は、1945年(昭和20年)4月7日に3000余命の乗組員とともに沖縄に向かう東シナ海で撃沈。

最初から最後まで泣きました。『ALWAYS 三丁目の夕日』の倍は泣きました。こんなにも泣いた映画はありません。映画館でなければ大声をあげて泣いていたでしょう。
"愛国"的な印象があるため観ることをためらいました。しかし、たまたま雑誌記事で"反戦"映画であることを知り観ることにしました。
太平洋戦争における大日本帝国海軍の象徴であった悲劇の超怒級不沈艦・戦艦大和を人間ドラマとして圧倒的な迫力で描き切った感動作です。日本映画史において不朽の名作になることは間違いないでしょう。『キング・コング』や『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』などの他の正月映画を差し置いてでも真っ先に観るべき映画でした。日本人ならば必見です。憲法改正論議が盛んになり右翼化が進んでいる今のタイミングでこの作品を登場させた佐藤純彌監督は賞賛に値します。
多くの人間模様や時代背景を上映時間145分という短い時間で、脚本をよくこれだけまとめられたものです。説明過多にならずに多くの登場人物を描ききっており編集の冴えがみられ、音楽効果を十分に発揮していました。撮影においてはとかく邦画はセットにお金をかかれらないので、折角の大作が安っぽくなってしまうことが多々ありますが、流石に実物大でつくられた大和のセットは臨場感あふれるリアリティさがあり、戦闘時の過酷さ悲惨さをよくぞ描いてくれたと感じ入りました。
多くの人間ドラマが登場する中でも、メインとなる神尾克己(松山ケンイチ)と野崎妙子(蒼井優)の恋はなんと切なく辛いものなのでしょうか。二人がこれほどお互いに思いやりにあふれていたのに無残としか表現できない結末は残念でしかたありません。戦争が引き裂いたなんて軽々しくいってはいけない事実の重みがありました。二度とこのような非情な体験をしないためにも、いまを生きる我々が考えていかなければならないことをあらためて考えさせてくれました。
(お薦め度★★★★★)

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2006.01.11

『狐怪談』

監督、ユン=ジェヨン。2003年韓国。ホラー映画。英題『WHISPERING CORRIDORS 3: WISHING STAIRS』。出演、ソン=ジヒョ(ジンソン)、パク=ハンビョル(ソヒ)、チョ=アン(ヘジュ)。「女校怪談」シリーズ3部作の3作目。

シリーズ最終作でしたが、力不足が否めません。
3部作の中で一番面白くないでしょう。順番からすると『少女たちの遺書』(2作目)>『女校怪談』(1作目)>『狐怪談』(3作目)でした。
前2作と比べてJホラーの影響が随所に見られます。特に悪霊のメークは清水崇監督の『呪怨』にそっくりで各シーンへの登場の仕方も似ています。そのため、怖さの点では終盤はそれなりものものがありました。しかし、脚本が薄っぺらで面白くありません。今回は学校内だけでなく外部とのつながりもある開放的な設定です。ジンソンとソヒはバレエ部の親友同士でありながら、ジンソンが学校の代表に選ばれたいために、狐の霊が願いを叶える学校内の階段で願を掛けてしまい、そのことが原因で悲劇の報酬を受けるという物語です。霊の復讐がテーマとなっているのですが、説得力が弱い設定でさらに狐の霊を説明するためにヘジュという風変わりな役をジンソンとソヒに絡ませます。このヘジュによってストーリー展開が散漫になってしまいました。
3作目でも積極的にフレッシュな新人女優を発掘しています。ソヒ役のパク=ハンビョルは『猟奇的な彼女』のチョン=ジェヒョンを小柄にしたような美少女でした。姉妹だといっても通用するぐらいに似ています。バレエで踊るシーンは可憐で『花とアリス』の蒼井優を彷彿させました。彼女を観ることができただけでも収穫はありました。
(お薦め度★)

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2006.01.10

『レディ・ジョーカー』

監督、平山秀幸。原作、高村薫。2004年日本。サスペンス映画。出演、渡哲也(薬屋の店主)、長塚京三(日之出ビール社長)、菅野美穂(社長の姪)、吉川晃司(半田刑事)、徳重聡(合田刑事)、大杉漣(トラック運転手)、吹越満(犯人グループの一員)、加藤晴彦(犯人グループの一員)、斎藤千晃(レディ)。

重々しい雰囲気は買いますが、ストーリーはほとんど理解できません。犯罪ものとしてはダメダメです。
犯行グループが5人のようですが、犯罪のプロセスが見えません。通常、犯罪が起こったあとにそれを裏付けるシーンが登場しなければならないのですが、全くうやむやなままでした。"レディ・ジョーカー"という名称もどのような背景でついたものなのでしょうか。身体障害者のレディというあだ名の女の子と関係付けられているようなのですが、そこにジョーカーを組み合わせた理由が不明でした。
キャスティングもいかがなものでしょうか。主演の渡哲也は悪役になっていないで最後まで警察幹部のような風格でした。
(お薦め度★★)

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2006.01.09

雪の山形

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ものごころがついてから、冬の山形に行ったのは初めてです。今シーズンは過去に無いほどの日本海側の豪雪で山形市もその影響を受けていました。写真上は1/8(日)15時頃のJR山形駅ホームから撮影したものです。雪は小降りで寒いです。

060110_124001写真下は1/10(火)のつばさ114号の車窓から米沢駅ホームを撮影したものです。隣のホームが線路沿いに積まれた雪で見えません。米沢は相当な雪の量です。この日の最低気温が米沢-18℃、山形-11℃でした。ローカルニュースでは雪下ろしでの負傷や死亡事故が報道されていました。あらためて雪国の過酷さを実感しました。

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2006.01.08

新書『巨大地震』

監修、坂篤郎(さか=あつお)・前内閣府審議官、地震減災プロジェクトチーム。角川書店。
昨年中に読み終わっていましたが、姉歯秀次元一級建築士による構造計算書の偽造(姉歯事件)が大きなニュースとなっていたので書評を延ばしてきました。

この本では巨大地震が発生するメカニズムから被害状況の想定、企業としての対応、国と自治体の備え、防災力としてのボランティア活動まで、実際の対応マニュアルとして役立つ構成になっています。被害状況の想定は「首都直下地震」を例にしています。東京に巨大地震が発生した場合にどうなるのかを阪神・淡路大震災のデータを基に発生時間や季節の4つのケースで風速を組み合わせて分析しています。これによると国や地方自治体は相当の準備をしていることがわかりました。

家庭で起こる災害として震度と住宅の関係で震度6強で全壊率が大きく上昇するという被害データがあり、地震に強いかどうかの判定は1981年以前に建てられたかどうかに集約されるとありました。この年に「新耐震設計基準」に改正されたことによって、これ以降の建物は被害を受けにくくなっているとのことです。すなわち1981年以降に建てられたものが全壊率が少ないという前提でシミュレーションされているでした。まさに「姉歯事件」はこの前提を揺らぐものにしたのです。年末の報道番組で工学院大学の研究室が姉歯の設計による模型と正しい設計による模型で地震がどう影響するかの実験をしていました。当然ながら姉歯の設計による模型は倒壊してしまいます。ただし、正しい設計による模型もひびが入ってしまいました。

これは何を意味するのでしょうか。

週刊金曜日2005/12/9(585号)のインタビュー記事「「姉歯事件」の深い闇を斬る 免震の提唱者 多田英之氏に聞く」から一部引用します。

そもそも、地震に耐えられる絶対的な数字とうものはいまだに存在しない。 同じような建物でも地震が来て、潰れるものと残るものが出てくる。地震が来るまで耐震の性能はわからないのが実態だ。だから、大きな地震が来るたびに建築基準法が改正されて補強されてきた。それも、まずくなった部分だけ補強するわけだ。
法で建築を規制している国があるかどうか、昭和30年代に徹底的に私は調べた。その結果、日本の建築基準法は、先進国では科学技術を規制する唯一の法律であることがわかった。
ある時期までは建物はどっしり頑丈に建てればよいと私も信じていた。だが私は耐震設計を30年間研究して、「耐震」では地震に対抗しえないことがはっきりわかった。だから、実物大の実験をし、データもある「4秒免震」を提案している。
地震に対する恐怖を行政は煽る。それで行政の権限を強くしようとしている。今の国土交通省レベルでは耐震についてなにもわからない。耐震レベルなどを証明できるのは日本建築学界だけだ。

「姉歯事件」は「耐震」というルールにおいて、建設官僚と申請者である姉歯元建築士とのトラブルと言えます。この事件は現状の建築界の問題としてきっちりと解明すべきです。しかし、本来の巨大地震に対してはどうでしょうか。一級建築士に構造計算書を正しく申請させれば解決するわけではないのです。建物の倒壊を減らすだろう「耐震」よりも、建物の倒壊も防ぎ、さらに建物の中にいる人間の安全性や不動産という財産を守る「免震」という方法について議論を尽くすべきなのです。何よりも首相官邸は免震構造を採用していますし、先に紹介した報道番組による正しい耐震設計の模型も実験によって建物としての価値を無くしてしまうことが証明されているのですから。

本書と「姉歯事件」、"多田英之氏のインタビュー"から建築界の問題について多くのことを考えさせられました。

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2006.01.07

『男はつらいよ 噂の寅次郎』

監督、山田洋次。1978年日本。人情劇映画。主演、渥美清、大原麗子、室田日出男、泉ピン子、志村喬、倍賞千恵子、前田吟、下条正巳、三崎千恵子、太宰久雄。「男はつらいよ」シリーズ第22作。

お正月といえば"フーテンの寅さん"ですね。
全48作のうち、何を観て何を観ていないかわからないし、この第22作を何度観たのかも忘れました。あまり真面目なファンではありませんが、寅さんは大好きです。日本人としての郷愁を感じさせる作風は他に代え難い唯一無二の作品です。二度とこのように盆と暮を実感させてくれるシリーズは登場しないのでしょう。
必ず寅さんの失恋に終わるのですが、今回のようにマドンナから「好きよ」と積極的に告白されたにもかかわらず、振ってしまうという彼の不器用さがたまりません。平凡な家庭を人一倍夢見ているにもかかわらず、渡世人として自ら元の生きかたに戻る姿はどの作品を観ても胸が苦しくなります。大原麗子の色気を上手に引き出した山田洋次監督の演出の冴えは見事です。泉ピン子も若々しくて彼女の良さが出ていました。
第48作が1995年だったので、すでに11年が経過しています。気長に時間をかけてこのブログを通じて、全作品のレビューを試みたいと思います。
(お薦め度★★★)

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2006.01.06

iPod nano 用ストラップ式イヤホン

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ありがとうございます。カッコイイです。
$39なのですね。appleHPを確認したら4500円でした。アメリカと日本の価格差はほとんど無いようです。
TPOに合わせて、インナーイヤータイプと共に使わせていただきます。

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ハワイのお土産

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ハワイのお土産ありがとうございます。

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『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』

監督、マイク=ニューウェル。2005年米。ファンタジー映画。原題『HARRY POTTER AND THE GOBLET OF FIRE』。出演、ダニエル=ラドクリフ(ハリー=ポッター)、ルパート=グリント(ロン=ウィーズリー)、エマ=ワトソン(ハーマイオニー=グレンジャー)、ブレンダン=グリーソン(マッドアイ=ムーディ)、ケイティ=リューング(チョウ=チャン)。「ハリー・ポッター」シリーズの第4作。

前作と比べてすっきり感が弱い作品です。
シーリズの中でもダークな色彩が強く、ストーリーが入り組んでいて原作を読んでいない者にとっては理解しにくい内容でした。友好のために開催された"三大魔法学校対抗試合"というふれ込みにもかかわらず、悲惨な結果になってしまうのがわかりません。途中で中止することも可能だったはずなのに続ける理由が見えませんでした。また、友情の厚い3人が仲たがいをするくだりも説得力に欠けます。脚本が悪いのか原作なのかはわかりませんが、前3作と比べても納得がいきませんでした。全シリーズにかかわるテーマとして"闇の帝王復活"なのでしょうが、"三大魔法学校対抗試合"との関係性が意味不明です。
しかしながら、アクションや編集、撮り方は秀逸で脚本の欠点を補って余りある映画に仕上げています。初のイギリス人監督を起用していますが、興行的には成功を収めたようです。
(お薦め度★★★)

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2006.01.05

iPod nanoのイヤホンをインナーイヤータイプに交換

iPod nano付属のイヤホンを使用してきましたが、イヤーパッドが落ちてしまいました。取れそうになっていたので気をつけていたのですが、いつのまにか失くしてしまいました。3ヵ月しかもたないようです。もう一組イヤーパッドがあるのですが、装着感が悪いのでインナーイヤータイプのイヤホンを購入することにしました。店頭で"売れてる"との表示があったので選びました。オーディオテクニカ製です。
060105_120001audio-technica インナーイヤーヘッドホン [ATH-CK5 WH](2005/5/20発売)
テクニカルデータ
型式:ダイナミック型
ドライバー:φ11.5mm、ネオジウムマグネット
出力音圧レベル:104dB/mW
再生周波数帯域:14~24,000Hz
最大入力:200mW
インピーダンス:20Ω
質量(コード、プラグ含まず):約6g
プラグ:φ3.5金メッキステレオミニプラグ
コード長:0.5m(U型)
・付属品:延長コード1.0m、ポーチ、イヤーピース(S、M、L)

音質は中低域に力強さがあり、いろいろな音がクリアに表現されバランスがあります。装着感も良いです。気に入りました。
付属品にポーチがあり、ひとつにまとめられることができて親切なパッケージです。

ところで、以前ケータイでラジオを聴いていることをお伝えしてましたが、常時ケータイ用のイヤホンも持ち歩いていました。しかし、ケータイに必需品でないため、どうしても忘れがちになっていました。イヤホンを探していたらケータイのマイク端子をイヤホンが使えるようにする変換コードという"スグレモノ"を発見しました。これでiPod nanoのイヤホンと共用させられます。同じくオーディオテクニカ製を選びました。
060105_115901audio-technica AT3A30T/0.6 変換コード(携帯電話:平型⇔ヘッドホン)
(2005/3/1発売) 

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2006.01.04

バレンタイン神社に初詣

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今日、ボビー神社2006初詣企画が実施されました。
・時間:10:00~15:00
・場所:千葉マリンスタジアム球場正面横

2006年の千葉ロッテマリーンズの優勝を記念して、絵馬(200円)に「目指せV2」と書きました。今年はどんなドラマを見せてくれるのでしょうか。
12時に着いたところ、意外と閑散としていました。仕事始めだからしかたありません。球団はお正月から頑張ってくれています。ファンとしてはうれしいですね。


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2006.01.03

『スパイ・バウンド』

監督、フレデリック=シェンデルフェール。2004年フランス・イタリア・スペイン。スパイ映画。原題『SECRET AGENTS』。出演、モニカ=ベルッチ(リザ)、ヴァンサン=カッセル(ジョルジュ)、アンドレ=デュソリエ(グラセ大佐)。1985年に実際に起きた「虹の戦士号」爆破事件の犯人・ドミニク=プリウールの証言に基づき作られたドラマ。

ハリウッドで作られるスパイ映画のような派手で単純な構造にはなりません。組織の裏切りに対して諜報員から全面対決をしかけることなく、大人の判断で危機を乗り越えて行きます。ラストは尻切れトンボのような物足りなさを感じるものの、スピーディな場面展開が続きサスペンスの要素がふんだんに盛り込まれています。高速道路でのカーアクションには驚かされました。
女性諜報員リザ役のモニカ=ベルッチは、実生活の夫であるヴァンサン=カッセルとともに主役を演じています。『ティアーズ・オブ・ザ・サン』『マトリックス リローデッド』『マトリックス レボリューションズ』『パッション』『ブラザーズ・グリム』など最近彼女が出演する映画を観る機会が多くなっています。そのパーフェクトな美貌は"イタリアの宝石"と呼ばれていますが、この作品では顔の皺が目立ち衰えを感じさせたのが残念でした。
(お薦め度★★★)

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2006.01.02

初詣、雨の成田山と雨上がりの川崎大師

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28年ぶりに成田山(写真上)と川崎大師(写真下)に親父と初詣をしました。あいにく雨模様でしたが、お陰で参拝客が非常に少なくてスムーズに行動できました。
美味しいものを食べて、お酒を飲んで楽しい一日でした。
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