『アリーテ姫』
監督、片渕須直。2000年日本。ファンタジー・アニメ映画。声の出演、桑島法子(アリーテ姫)、小山剛志(ボックス)、高山みなみ(アンプル)、沼田祐介(グロベル)、こおろぎさとみ(魔女)、佐々木優子(ナレーション)。
久々のアニメ映画です。考えさせられました、あまりに面白くなくて。
観始めて30分我慢して、1時間我慢、1時間半我慢、そして終わりました。
物語の設定、構成、脚本のどれをとってもレベルが低く、地味すぎてファミリー向けとして成立していません。また、最近にはめずらしく貧相な映像です。昔の東映アニメを彷彿とさせるのですが、一見して品質が劣っているのは明らかです。
とある国のお姫様の成長物語で魔法が絡んでいます。しかし、ストーリー展開も映像も驚かせる内容は皆無でした。話の途中で何回かお姫様が魔法によって、黒いおチビちゃんから、白い肌の長身に変身を繰り返すのですが、脈絡が無く唐突で理解できませんでした。全体的に淡々と理解できない話が進んで、単に「へ~、そうなるんだ」と意外性も何も無いラストを迎えます。
お粗末過ぎます。何でこんな作品を作ったのでしょうか。エンターテインメントとしての商品価値がありません。製作者の意図が全く見えませんでした。
(お薦め度★)
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