ロードレース世界選手権 MotoGP第1戦スペインGP
MotoGPが開幕。今年で観戦2年目を迎えた。F1を1987年から観戦してきたが、二輪の最高峰MotoGPのほうがF1よりも断然面白い。F1は4輪のためどうしてもマシン同士の戦いに見えてしまうが、MotoGPは人間同士のバトルが前面に出てくる。300キロを超すスピードはF1と比べても遜色がない。二輪のため転倒が頻繁するなど予期せぬ出来事が起こる。スリリングなレースの醍醐味は間違いなくF1を上まわる。日本でも人気が出るのを期待したい。
今年の話題はバレンティーノ=ロッシが6連覇できるかがポイント。ホンダで3連勝、ヤマハに移籍して2連勝。ロッシの6連覇を阻止するために、ホンダ陣営の包囲網がさらに強化されるのは間違いない。現役最強ライダーのロッシがどう迎え撃つだろうか、興味は尽きない。
ヘレス・サーキット。4.423km×27周。ライダー19名。
決勝(3/26)
優勝[予選1位]ロリス=カピロッシ(ドゥカティ)
2位 [予選5位]ダニ=ペドロサ(ホンダ)
3位 [予選4位]ニッキー=ヘイデン(ホンダ)
7位 [予選3位]中野真矢(カワサキ)
10位[予選16位]玉田誠(ホンダ)
14位[予選9位]バレンティーノ=ロッシ(ヤマハ)
スタート直後の第一コーナーでロッシがトニ=エリアス(ホンダ)に追突されていきなり転倒。波乱の幕開けとなった。リタイアするかと思われたがコースに戻る。昨シーズンのホンダから移籍したセテ=ジベルーノ(ドゥカティ)は予選2位でスタートしたものの4周目でマシントラブルのためリタイア。
ポールのカピロッシは順調にスタートしてトップをキープし、レース序盤は2位以下を離す。125ccクラス、250ccクラスで3年連続チャンピオンを獲得し、今シーズンからMotoGPクラスでデビューを飾ったペドロサが周回を重ね2位に浮上し、トップのカピロッシにプレッシャーをかけ続ける。終盤追いつきタイム差が1秒を切るものの、残り3周から徐々に後退してしまいカピロッシが最後は引き離して優勝。
予選3位でフロントローに並んで期待された中野真也はスタートから出遅れ、ゴール直前に抜かれて7位で終了。ロッシは走りきって14位で2ポイント獲得した。
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