「大和ミュージアム」は泣ける!
1/10戦艦大和の模型については、昨日の1/1を見ているので大きさには特別な感慨は湧きませんでした。確かに素晴らしい模型であることは間違いなく製作スタッフの方々のご苦労に頭が下がりました。後世に残すのにはこの規模が最適だと思います。開館が2005年4月23日で1周年が近づいており、すでに140万人が来場されていて、土曜日ということもあり混雑していて人気のほどが伺えました。入り口横の土産コーナーはごった返していました。
大和ミュージアムは戦艦大和一辺倒だと思っていたのですが、呉市海事歴史科学館との正式名称通り、呉市の歴史を中心に展示されています。主役が戦艦大和の模型というところです。展示は「呉の歴史」「大型資料展示室(戦艦大和模型含む)」「船をつくる技術」「未来へ」の4つに分かれています。「呉の歴史」がメイン展示で、ペリーの黒船来航から呉が四鎮守府(横須賀・舞鶴・佐世保)の1つとして軍港の役割を持っていったことから始まります。戦時中に軍港ゆえに大規模な空襲を受け被害が出たことや戦艦大和や潜水艦などの特殊兵器を開発していたことがわかります。映像資料が充実しており、内容が秀逸です。特に戦艦大和の証言者映像には泣けました。大和に乗艦して生き残った方や残された家族の方の証言は事実の重みが伝わってきて映画のシーンがよみがえってきました。30分ほどの上映時間がありますので、可能ならば座ってゆっくりと鑑賞してください。このコンテンツは見逃して欲しくありません。
辛い歴史の展示ばかりでなく、「船をつくる技術」では子供たちに楽しく体験させながら船の科学を学ぶことができます。また、「未来へ」では宇宙戦艦ヤマト模型が展示されており、アナライザーが出迎えてくれます。
11時から14時まで3時間ほど見学しましたが、混んでいたこともあって全部をしっかりと見て回れたわけではありません。半日コースでゆっくりと見学したいボリュームがありました。
入場券の半券を持っていれば当日何回も入場できるということで、昼食は外に出て露店で販売されていた「大和むすび」を500円で購入しました。当時の戦闘配食で竹皮におにぎり2個と沢庵2切れが入っており、ゴマをまぶした梅干のおにぎりは素朴な味わいがありました。
| 固定リンク
コメント