映画『スーパーサイズ・ミー』(お薦め度★★★)
監督、モーガン=スパーロック。2004年米。ドキュメンタリー映画。原題『Super Size Me』。出演、モーガン=スパーロック、アレクサンドラ=ジェイミーソン、リサ=ガンジュ、ダリル=アイザックス。
軽い戦慄を覚えました。
30日間毎食マクドナルド商品を食べ続けたらどうなるかという単純なストーリーです。このシャレのような試みで肉体的にも精神的にもダメージが生じるとは思いもしませんでした。特に肝臓への負担が重く、アルコールで生じる以上の症状になるようです。場合によっては取り返しのつかない結果になりそうで、いかに健全な食生活が大切かが伝わってきました。大人でもこれだけの悪影響があるのですから、子供のうちからジャンクフードに慣らされてしまったらと考えると怖いものがあります。
日本はまだアメリカよりもマシなのかもしれませんが、間違いなくアメリカの辿った道を歩み、肥満や不健康な人々が出現する明日の日本が描かれています。グローバルな消費社会の行く先は空恐ろしく、人類にとって惨めでしかありません。
この人体実験とも言える奇抜な実験を考えたモーガン=スパーロック監督のユニークさと勇気には頭が下がりました。映画としても見応えのある編集が行なわれていてなかなかの説得力がありました。
| 固定リンク
コメント
こういう映画を見ると日本食はメニューが豊かで良かったと思いましたよ。
アメリカ人が太る理由もこういう料理しかないからではないでしょうか。
投稿: にゃむばなな | 2008.11.21 14:26
>にゃむばななさん、コメントありがとうございます。
確かに日本はいろいろなメニューが豊富で助かってますよね。
米国の二の舞にならないように気をつけたいです。
投稿: erabu | 2008.11.23 03:31