映画『オオカミの誘惑』(お薦め度★★★)
監督、キム=テギュン。2004年韓国。ラブ・コメディ映画。英題『ROMANCE OF THEIR OWN』。出演、カン=ドンウォン(チョン=テソン)、チョ=ホンソン(パン=へウォン)、イ=チョンア(チョン=ハンギョン)。
それなりに面白い映画でした。
想像していた内容とのギャップがありました。カン=ドンウォンが悲しげな表情で中央に位置する主演3人が写っている宣伝用の写真と『オオカミの誘惑』というタイトルから、成人した男女のハードボイルド的な作品だと思っていたのですが、全然違いました。高校生による学園もののラブコメディで御馴染みの韓流らしいラストが待っています。原作は韓国のインターネット小説で2001年に女子高生が連載したもので爆発的な人気を呼んだそうです。そのためかどうか、突っ込み所満載です。高校生なのに自動車でのドライブシーンがあったり、カン=ドンウォンとチョ=ホンソンがほとんど高校生に見えませし、ヒロインのイ=チョンアよりも年下という設定は無理がありました。物語の構成、人物像がお世辞にも良いとは言えないのですが、全体として面白いと感じさせるのはキム=テギュン監督の手腕なのでしょう。前作『火山高』よりも評価できます。
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