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2006.04.09

映画『連理の枝』(お薦め度★★★★)

監督・脚本、キム=ソンジュン。2006年韓国。恋愛映画。出演、チェ=ジウ(ヘウォン)、チェ=ハンソン(ミンス)、チェ=ソングク(ギョンミン)、ソ=ヨンヒ(スジン)、ソン=ヒョンジュ(主治医)、ジン=ヒギョン(看護士長)。

やられました。逆転サヨナラ満塁ホームランを喰らったような映画です。
前半を観る限り出来が悪くて、人気者の"涙の女王"チェ=ジウと『オオカミの誘惑』のチェ=ハンソンが何故起用されたのか理解できませんでした。試写会にもかかわらず席を立つ人がでました。それほど低レベルでこのまま終わってしまうかと心配したのですが、後半からは悲恋を極めた韓国映画の本領が発揮されます。まさかの号泣。ハンカチを出す暇を与えません。参りました。この作品のアイデアは賞賛に値します。このキム=ソンジュン監督は只者ではありません。本作が監督デビューだそうですが、全体の構成力に関しては新人離れした才能を持っています。
4/15に日韓同時公開されます。韓国での評価がどうなるかわかりませんが、観るだけの価値はあるでしょう。"連理(れんり)の枝"とは白楽天の著名な漢詩「長恨歌」の一節で、二本の樹の枝が絡み合い、まるで一本の樹となる様な、強く結ばれた永遠の愛の象徴だそうです。まさにこの映画のタイトルにふさわしい内容でした。映画音楽も良かったですね。

060406_2035012ヶ月連続で試写会があたりました。今回はWOWOWです。4/7(金)、会場は千代田区公会堂。女性8割の超満員で立ち見も出ていました。

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コメント

TBありがとうございました。
「連理の枝」・・・笑いもあり、結構楽しませてもらいました。

でも・・・ラスト・・・泣けました。
なけました・・・(T_T)

投稿: rara | 2006.04.16 21:40

>raraさん
コメントありがとうございます。

ラストが泣けますね。
音楽も良かったです。

投稿: erabu | 2006.04.17 06:29

当方へTB頂きありがとうございました!
酷評の風が吹きすさぶ中(笑)、貴ブログのレビューを拝見して、私は癒されました。
私はチョ・ハンソンが好きなので、ひいき目もあるかもしれませんが、本作は悪くはないですよね。
笑いあり涙ありで、ラブストーリーとしても秀逸ではないかと感じています。

投稿: なぎさ | 2006.04.17 10:09

トラックバックありがとうございました。
「逆転サヨナラ満塁ホームラン」というerabuさんのお言葉どうりの映画でしたね~。

投稿: pamdacopamda001 | 2006.04.17 20:28

>なぎささん
コメント&TBありがとうございます。
このレビュー後にぴあの雑誌「インビテーション」5月号を見たところ、3人の評価者が3人とも★でした。この雑誌からは誰も観に行かないでしょうね。
『連理の枝』は、なぎささんや私のように総論を取るか、雑誌の評価者のように各論を取るかで真逆の評価になります。韓流をどのように理解しているかのスタンスの違いによっても大きく異なりますね。


>pamdacopamda001さん
コメントありがとうございます。
「逆転サヨナラ満塁ホームラン」は野球ならば、当然誰にでも理解できます。映画になるといろいろな尺度があるためわかりにくくなるのですが、このニュアンスが伝わる方がいて本当にうれしいです。



投稿: erabu | 2006.04.17 21:35

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