映画『東京タワー』(お薦め度★★★)
監督、源孝志。原作、江國香織『東京タワー』。2004年日本。恋愛映画。出演、黒木瞳(浅野詩史(しふみ))、岡田准一(小島透)、松本潤(大原耕二)、寺島しのぶ(川野喜美子)、宮迫博之(川野)、平山あや(吉田)、加藤ローサ(由利)、半田健人(橋本)、余貴美子(小島陽子)、岸谷五朗(浅野)。
期待以上でも以下でもない作品でした。
とにかく"東京タワー"というタイトルと宣伝コピー「恋はするものじゃなくて、落ちるものなんだ。」だけで満足させてもらったのかもしれません。
抜群なカメラアングルとスタイリッシュな映像に惹き付けられました。主演の岡田准一と黒木瞳の二人が絵的にとても噛み合っていたと感じます。セレブな21歳の大学生と41歳の夫がいるマダムの恋愛が描かれました。現実には存在しない浮き世離れしたキャラクターなので共感のしようもなく、架空の世界の物語を軽い気持ち楽しんだというところでしょうか。結末はどう転んでも関係ありませんね。早い話どうでもよかったというのが一番近い心持ちでした。
それにしても"東京タワー"という言葉の響きに弱いですね。東京をイメージしたときに一番近いのが"東京タワー"だからでしょう。"東京タワー"というシンボルそのものに心を満たしてくれる魔力があるのかもしれません。『ALWAYS 三丁目の夕日』の時と同様に"東京タワー"が銀幕に登場すると幼い頃から抱き続けた東京への羨望が心を疼かせます。
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