映画『HINOKIO ヒノキオ』(お薦め度★★★)
監督、秋山貴彦。2005年日本。SFラブストーリー映画。出演、 本郷奏多(岩本サトル)、多部未華子(工藤ジュン)、堀北真希(昭島江里子)、小林涼子(高坂スミレ)、村上雄太(細野丈一)、加藤諒(平井健太)、原沙知絵(風吹夏子)、中村雅俊(岩本薫・父)、原田美枝子(岩本サユリ・母)、牧瀬里穂(坂上ユウキ・父の助手)。
少年・少女向けSF映画として、かなりレベルの高い作品です。
何よりもロボットを引きこもり少年が遠隔操作するというアイデアが秀逸です。VFXが若干ショボイところがありましたが、期待を外しませんでした。物語の構築、脚本が優れています。演出と編集が弱いため、共感させる仕掛け、すなわち感情に畳み掛けるところがイマイチでした。ロボットのデザインはうまくまとめられていると思います。
何と言っても美少女女優の共演は見物でした。初顔の多部未華子(当時16歳)と評判の堀切真希(当時17歳)は流石でしょう。多部未華子は最初男の子と見間違えるほどボーイッシュで凛とした美しさです。ラストシーンは美少女度全開でした。一方の堀切真希は清楚で期待されるマドンナとして登場します。一瞬彼女には観えない表情を出してくれます。若手とは思えない表現力の持ち主です。二人とも小学生を演じているのですが、信じられないほど違和感がありません。5歳くらい若く見せていることになり、これは才能としかいいようがないでしょう。
家族愛、友情、淡い恋といろいろな気持ちを思い出させてくれる秀作です。
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