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2006.06.30

映画『ザ・リング』(お薦め度★★★)

監督、ゴア=ヴァービンスキー。原作、鈴木光司。2002年米。ホラー映画。出演、ナオミ=ワッツ(レイチェル=ケラー)、マーティン=ヘンダーソン(ノア=クレイ)、ブライアン=コックス(リチャード=モーガン)、デヴィッド=ドーフマン(エイダン=ケラー)、リンゼイ=フロスト(ルース=エンブリー)、アンバー=タンブリン(ケイティ=エンブリー)、レイチェル=ベラ(レベッカ=コトラー)、デイヴィー=チェイス(サマラ=モーガン)、シャノン・コクラン(アンナ=モーガン)、リチャード=ラインバック(管理人)、ジェーン=アレクサンダー(ドクター=グラスニック)。

割りと楽しめました。
中田秀夫監督が映画化して大ヒットを記録し、ハリウッドでリメイクされ2002年秋に全米興行初登場1位となっています。映画での「リング」シリーズ、『リング』(1998)『リング2』(1999)『リング0 バースデイ』(2000)は全てTVで観ました。ヒット作だったのでWOWOWで放映されたときに観た程度です。それほど興味があったわけではありません。3作ともに面白かった印象は無く"貞子"の強烈な存在感だけ記憶しています。
リメイクでは、日本的なおどろおどろした雰囲気はありませんが、ゾクッとするシーンが中盤以降に何回かあり邦画とは違った刺激がありました。『リング』と違って謎解きの要素とスリリングさは弱く全体としてうまくまとめていると感じます。日本のオリジナルを十分翻訳してハリウッド的に解釈できている作品です。

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バケツ稲づくり:成育中

バケツ稲づくり:成育中

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2006.06.28

韓国ドラマ「マジック」[全16話](お薦め度★★)

演出、ホン=チャンウク。脚本、ユン=ソンヒ。2004年韓国SBS。出演、カン=ドンウォン(チャ=ガンジェ)、キム=ヒョジン(ユン=ダニョン)、ヤン=ジヌ(イ=ソンモ)、オム=ジウォン(ハ=ヨンジン・ダニョンの姉)、ソ=インスク(イ=デヘ・ソンモの父)、カン=ナムギル(チャ=ブンホ・カンジェの父)、イ=ウンギョン(キム=ミジョン・ヨンジンの母)、チョン=ドンファン(オ=ジョンユン・ダニョンの養父)、イ=ジュン(ユン=ドヨン・ダニョンの兄)、マヤ(ホン=ミレ・ダニョンの友人)、イ=チャン(オ=ビルスン・ソンモの友人)。

面白くありません。
カン=ドンウォンが観たかったのとマジックというショウビズの華やかさに期待しました。しかし、主人公(カン=ドンウォン)の設定が破滅型なうえダークなキャラクターで全く共感出来ません。また、舞台はショウビズ界ではなく、女性を踏み台にしてビジネスで成り上がろうとする男の物語で受け入れられないものでした。当然のごとく恋愛絡みで主人公の男性と二人の女性の三角関係、しかも二人の女性は姉妹(血のつながりは無い)というドロドロした骨肉の争いです。
これだけの悪条件が揃っていながら、何故観たのかというとヒロインがキム=ヒョジンだったからです。映画『誰にでも秘密がある』の三女役で初めて観たのですが、韓国女優の中で器量が落ちるのに重要な役どころを任されたのが不可解で何故彼女が起用されたのか謎でした。彼女の実力を知る上でもこのドラマを観る必要がありました。そしてこれまで抱えていた大きな疑問が解けました。驚くほど演技力が素晴らしいのです。韓国の若手俳優の中でも一級品でしょう。観客をつかむ才能があります。結局彼女の魅力だけで最後まで観てしまいました。
ラストは物語の骨格からして最初から予想された決着をみます。マジックという題名から超どんでん返しを密かに待ち望んだのですが、そのようなかけらもありませんでした。

【過去に観たキム=ヒョジン出演作品】
2005/ 9/14 映画『誰にでも秘密がある』(お薦め度★★)
2005/10/ 6 映画『誰にでも秘密がある<韓国公開版>』(お薦め度★★★)

【過去に観たカン=ドンウォン出演作品】
2005/ 6/ 1 映画『彼女を信じないでください』(お薦め度★★★★)
2005/ 9/ 3 韓国ドラマ「1%の奇跡」[全26話](お薦め度★★★)
2006/ 4/ 7 映画『オオカミの誘惑』(お薦め度★★★)
2006/ 4/25 映画『デュエリスト』(お薦め度★)

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2006.06.27

映画『春の日は過ぎゆく』(お薦め度★★★)

監督、ホ=ジノ。2001年韓国・日本・香港。恋愛映画。出演、ユ=ジテ(サンウ)、イ=ヨンエ(ウンス)、ペク=ソンヒ(サンウの祖母)、パク=イナン(サンウの父)、シン=シネ(サンウの叔母)、ペク=チョンハク(音楽プロデューサー)、イ=ムンシク。

八月のクリスマス』『四月の雪』と比べて、一番良かったと思います。初めてホ=ジノ監督作を評価できました。演出や脚本に違和感はありません。相変わらずの淡々とした物語ながら感情移入できました。清純派のイ=ヨンエが浮気ものの役を艶っぽく演じています。彼女の魅力の前に相手の男は振り回されてしまうのはしょうがないでしょう。納得です。韓国において女性が年上のカップルの場合、男性がひたむきでやさしい姿勢には大いに驚かされます。日本ならば年下の男性が年上の女性を振り回すストーリーになるのですが、韓国では逆でした。薄々感じてきていまでは確信していますが、間違いなく韓国の女性は能動的に強いです。日本女性の受動的な強さとは質が違います。
サンウの祖母がサンウに言った慰めの言葉が印象に残っています。「バスと女は、去っていったら追ってはいけない。」
最後にサンウが彼女に対して意地を見せてくれて溜飲を下げました。

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2006.06.26

F1第9戦カナダGP

カナダ、ジル・ビルヌーブ・サーキット。70周。

決勝(6/25)
優勝[予選1位]フェルナンド=アロンソ(ルノー)
2位 [予選5位]ミハエル=シューマッハ(フェラーリ)
3位 [予選3位]キミ=ライコネン(マクラーレンMercedes)

15位 [予選21位] 佐藤琢磨(スーパーアグリHONDA)

ポールツゥーウィンでアロンソが4戦連続、6勝目。

スタートで2番グリッドのジャンカルロ=フィジケラ(ルノー)がフライングして一旦止めたため、3番グリッドのライコネンが前に出る。
2週目にファン=パブロ=モントーヤ(マクラーレンMercedes)に接触されたニコ=ロズベルグ(ウィリアムズ・コスワース)がコースからはじき出されてウォールに激突し大破。セーフティカーが入る。フランク=モンタニー(スーパーアグリHONDA)はエンジントラブルでリタイア。
再スタート後、フィジケラのフライングに対してドライブスルーペナルティが科せられる。アロンソ、ライコネン、ヤルノ=トゥルーリ(トヨタ)、シューマッハの順となり、ライコネンが激しくアロンソを追い上げる。
23周目に何かとお騒がせのモントーヤは自らウォールに接触してリタイア。
25周目にシューマッハがトゥルーリを抜き3位に浮上。
ほぼ上位3人の順位が決まっていた残り11周でジャック=ビルヌーブ(ザウバーBMW)がウォールに激突し、再びセーフティカーが入った。
残り7周でレースが再開され、マシンの距離が詰まったところでシューマッハがライコネンを猛追して残り2周でオーバーテイクする。アロンソはそのまま逃げ切った。

佐藤琢磨は残り2周でウォールに接触してリタイアしたが、完走扱いの15位となった。


【過去のヨーロッパGP】
2005/ 6/12 F1第8戦カナダGP
2004/ 6/13 F1第8戦カナダGP

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2006.06.25

テレビ観戦、西武対千葉ロッテ(第73試合)

2-7で千葉ロッテがパ・リーグ首位攻防戦2連敗。【41勝32敗】

西武先発のギッセル投手に来日初完投を許してしまう。
千葉ロッテはエラー絡みで初回に3点を取られてしまった。大黒柱のひとり小林宏之投手でさえも序盤に5失点ではどうにもならない。今の千葉ロッテ打線では追いつけない。今日2番に入った今江がブレーキでチャンスをものにすることが出来なかった。

今シーズン序盤と同じような力負けで、後期はかなり厳しい戦いが予想される。

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2006.06.24

テレビ観戦、西武対千葉ロッテ(第72試合)

3-4で千葉ロッテの負け。【41勝31敗】

交流戦が終わって、パ・リーグが再開された。西武の先発は松坂投手。千葉ロッテは久保投手。緊迫した投手戦になると思いきや、初回千葉ロッテの攻撃で、松坂投手は3番福浦への2球目に股関節を痛めるアクシデントでワンバウンドの暴投をして治療のためベンチに入り、再びマウンドに戻ってツーアウトにしたところで降板し、帆足投手が緊急登板。
2回に里崎のソロホームランで先制した。4回にも追加点を取るが、その裏カブレラにソロホームランを浴びて2-1となる。5回裏には1アウト3、2塁で2番片岡を追い込んでいながら、甘い球を投げてしまって逆転3ランホームランで2-4。6回表に1アウト2、1塁で代打・橋本がタイムリーを放ち3-4の1点差とするが、続く西岡がショートゴロでダブルプレーとしてしまった。

安定しているはずの先発(久保投手)が打たれ、追加点が欲しいときに連打が出ないという今季を象徴する負け方になってしまった。交流戦から連敗。失速しないように頑張って欲しい。

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2006.06.23

映画『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』(お薦め度★★)

監督、水島精二。2005年日本。ファンタジー・アニメ映画。声の出演、朴路美(エドワード=エルリック)、釘宮理恵(アルフォンス=エルリック)、豊口めぐみ(ウィンリィ=ロックベル)、大川透(ロイ=マスタング)、内海賢二(アレックス=ルイ=アームストロング)、根谷美智子(リザ=ホークアイ)、麻生美代子(ピナコ=ロックベル)、津嘉山正種(カール=ハウスホーファー)、小栗旬(アルフォンス=ハイデリヒ)、小栗了、沢井美優(ノーア)、かとうかずこ(デートリンデ=エッカルト)、藤原啓治(警官)。

2003年10月から放映開始され、絶大な人気を誇るTVアニメ「鋼の錬金術師」の映画化作品です。TVシリーズの最終話以降の冒険話をオリジナルで作ったものでした。
以前から注目されたアニメということで非常に興味がありました。インターネットのストリーミングでTVシリーズを押さえようとも考えていました。ちょうど劇場版がWOWOWで放映されるので、先に映画を鑑賞してみるかと期待して観ました。SFのパラレルワールドとファンタジーを組み合わせた物語で、思っていた以上ではありません。ファンタジーのアニメと言えばご都合主義の塊のようなもので結末がハッピーエンドになることが予想され、ほとんど緊張感は感じようがありません。また、演出面では宮崎駿作品を超える部分が無く、全くの好みではありませんでした。
人気があるものの特別なアニメではなさそうです。TVシリーズを鑑賞するのを見送りました。

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2006.06.22

映画『純愛譜』(お薦め度★★)

監督・脚本、イ=ジェヨン。2000年韓国・日本。恋愛映画。出演、イ=ジョンジェ(ウィン)、橘実里(彩・朝子)、キム=ミニ、大杉漣(彩の父)、余貴美子(彩の母)、粟田麗、キム=ヨンチョル、キム=サンミ、ダンカン、柳ユーレイ、イ=ウンシル、イ=ウンジュ。

奇妙な作品です。物語の初めとなる序章だけで終わっています。
韓国のオタクな公務員ウィンと日本の風俗サイトでバイトしている自殺願望がある彩がインターネットの世界で遭遇し、偶然に旅先のアラスカで出会うまでの物語です。全くもってご都合主義でどうでもいい話でした。本当は出会ってからの二人の恋愛を観たいのですが、出会って以上終了です。
あのイ=ジョンジェが、『イルマーレ』と同時期に主演していた日韓合作映画です。やはり演技が上手いですね。かなりきわどいというか危ないキャラクターをなりきって演じています。『イルマーレ』を先に観ていて幸運でした。この作品を先に観ていたら、特異な俳優というイメージが焼付いていたかもしれません。それほど怪演しています。
韓国の監督が、国内と日本を同じくらいのボリュームで編集しています。どちら側もそれぞれの生活空間を違和感無く描いています。日本をよく知っている方なのだと感じました。今作のレビューを書いてわかったのですが、『スキャンダル』の監督だったのですね。驚きました。才能ある監督がどうしてこのような実験的でマイナーな作品を撮ったのか理解に苦しみます。

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2006.06.21

映画『山の郵便配達』(お薦め度★★)

監督、フォ=ジェンチイ。1999年中国。人間ドラマ映画。出演、トン=ルーチュン(父)、リィウ=イェ(息子)、 ジャオ=シィウリ、ゴォン=イエハン、チェン=ハオ。

悪くありません。評価が高いのも頷けます。ジーンとくるシーンもありました。しかし、父と息子を描いたドラマとしては設定を盛り込み過ぎて、共感しにくいものがあります。
息子は一貫しているのですが、父親の態度がブレます。絶対必要なときに話をしなかったり、必要も無いときに息子の女性の好みを言及する姿勢はいただけません。父と子の物語が大きなテーマであれば終始無口であるべきでしょう。フォ=ジェンチイ監督の作品は過去に『ションヤンの酒家(みせ)』を観ていますが、主人公の相手となる人物にご都合的な二面性のキャラクターを持たせているため、今作同様に感情移入させないところがあります。変則的でどんでん返しを常としているのかもしれませんが、人間ドラマにおいてはマイナスにしかならないでしょう。
息子役のリィウ=イェは良い演技をしています。『PROMISE』や『戀之風景』で出演しており、中国の若手俳優では期待される俳優だと思います。ただし、容姿があまりに地味なのでなかなか表舞台で活躍するタイプでは無いようです。

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2006.06.20

交流戦、千葉ロッテ連覇

最終戦で阪神に0-2で敗れたものの、同率優勝の可能性があったヤクルトが負けたことで2年連続単独優勝を決めた。それほど好調ではなかった。攻撃面は単調でタイムリーで畳み込むシーンは少なく、頼みの先発が序盤に大量失点でそのまま大敗することが多かった。しかし、終わってみれば優勝は流石だ。

23勝13敗

対中日 4勝2敗
対阪神 1勝5敗
対巨人 6勝
対ヤクルト 3勝3敗
対広島 4勝2敗
対横浜 5勝1敗

唯一、阪神に負け越し。今年は手強い。5試合目となる5/25のマリンスタジアム観戦で勝った試合が観れたのは本当に幸運だった。
今日の試合も是非とも応援したかったが、地上波TVとラジオの両方ともに放送がなかった。Yahoo!スポーツで途中経過を確認して、テレビのニュースダイジェストが観れただけ。

前回観戦してからの試合結果
6/13(火) × 0 - 3 対横浜 18:15 千葉マリン
6/14(水) ○ 8 - 2 対横浜 18:15 千葉マリン
6/15(木) ○ 4 - 1 対横浜 18:15 千葉マリン
6/16(金) × 4 - 8 対ヤクルト 18:00 神宮
6/17(土) × 5 - 7 対ヤクルト 14:00 神宮
6/18(日) ○ 8 - 7 対ヤクルト 14:00 神宮
6/20(火) × 0 - 2 対阪神 18:00 甲子園 【41勝30敗】

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新書『若者殺しの時代』

著者、堀井健一郎。コラムニスト。講談社現代新書。2006/4/20発行。

タイトルは過激で興味を引かれますが、何がどう若者が殺されているのかが説明されておらず、その原因は抽象的です。著者は、確立された社会システムにおいて、上の世代の大人たちが若者として居座っているために、若者が殺され始めていると主張しています。1980、1990年代の風俗をテレビ番組や雑誌などのメディアを遡って検証していますが、それが何故"若者殺し"につながるのか探求していません。何となく雰囲気はわかる気がしますが、あまりに消化不良です。もっと深く分析すべき内容です。
本文中で吉崎龍彦著、新書『1985年』を参考にしている箇所が見受けられましたが、風俗だけで紐解こうとするのでは無理が有り過ぎです。
結果、本書はほとんど参考になりません。

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2006.06.19

音楽配信サービスMOOCS MUSIC STORE

Windowsパソコンだからかもしれませんが、iTunesよりもMOOCS PLAYERが良い音なので音楽配信サービスで楽曲購入もiTunes Music Store(iTMS)からMOOCS MUSIC STOREに変更しました。すでにアルバム3枚と楽曲3曲を購入しています。

残念ながらMOOCS MUSIC STOREはiTMSと比較して、優れている部分はほとんどありません。販売している楽曲数は圧倒的に少ないですし、操作性は比べようもありません。唯一ダンロードする音源が良いので我慢して使っています。

一番困るのは、楽曲のリリース日がわからないことです。いつ発売された作品でそのアーティストにとって新しいものなのかどうか不明です。MOOCS MUSIC STOREで楽曲配信が開始された配信日は表示されていますが、全く参考になりません。仕方がないので当該アーティストのオフィシャルサイトを別途ブラウザーで表示させて、いつリリースされたのかを確認したうえで購入しています。コンテンツを購入する際に一番基本で重要な情報が用意されていないのは致命的です。リアルで本やCDを購入するときに必ず発行日やリリース日を確認する習慣を身に着けた者にとって、MOOCS MUSIC STOREの商品情報仕様は常識を越えています。

MOOCS MUSIC STOREでは購入する楽曲を予め決めない限り、ウィンドウショッピング的な買い方は絶望的です。音楽を探す楽しさを味わえません。MOOCS MUSIC STOREを応援していますので、早期に基本情報の見直しをお願いしたいところです。

【関連記事】
2006/ 5/ 1 <実践講座>ケータイをオーディオプレーヤーにする方法
2006/ 5/ 5 MOOCS PLAYERとiTunesの聴き比べ
2006/ 5/17 携帯音楽プレーヤーはiPodからケータイにシフト

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2006.06.18

対談、ユーミン×宇多田ヒカル

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6/18(日)13時からTOKYO FMの番組「松任谷由実のSweet Discovery」でメディア初となる対談が実現しました。6/14にリリースされたニューアルバム『ULTRA BLUE』のプロモーションを兼ねて宇多田ヒカルがユーミンのラジオ番組に登場です。誕生日が1/19と同じで、コンサートの演出でご主人がかかわるという共通的な面を持った新旧シンガーソングライターの女王同士の会話は非常に興味が湧きました。

お互いにどう呼び合うかで"ヒッキー""ユーミン"にしようといったところから話がスタート。すでにプライベートで2回ほど"ニアミス"があったことが明かされます。"ニアミス"と表現するところからしてかなり意識していることを伺わせます。宇多田の現在の生活場所や主婦業など軽めの話題に終始し、それぞれ占いをしてもらった結果の確認やW杯でブラジル代表に日本代表が勝った暁に何をするかといった雑談で終わってしまいました。相変わらず大御所に対してもタメ口の宇多田です。ユーミンの盛り上げにやや気後れしたようにかわすだけで噛み合ったトークになりませんでした。

ジャブで牽制しあって様子をお互いに確認しあった感じです。双方ともに楽曲についてコメントしなかったことが、2人ともに相当相手を意識している証だと思います。ライバル心というのかプライドを隠して、軽めの会話でお茶を濁したというところでしょう。

次回は当分無いと思いますので、かなり緊張して番組を聴きました。

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食パン、第13号作品「卵パン」

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材料に生卵1個を加えました。後は水の量を調整しただけです。卵の味が表に出てきており存在感があります。サラダに合うパンだと思います。

[材料]
強力粉 250g
バター  10g
砂糖  大スプーン2
スキムミルク 大スプーン1
塩 小スプーン1
水   120ml
◆生卵  1個
ドライイースト 小スプーン1

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2006.06.17

新書『グーグルGoogle-既存ビジネスを破壊する』

著者、佐々木俊尚(ささき=としなお)。文春新書。

Googleの各サービスについて実例をあげて掘り下げています。先に技術的な視点で書かれた新書『ウェブ進化論』を読んでいたので、特に目新しい記述はありません。ミクロからマクロで語られており、Googleが今後どのように世界とかかわっていくのかが明確になってきます。

昔、巨大なコンピューターに世界が支配されるのではとSF的な悪夢が語られてきましたのが、今後は巨大なデータベースを司るGoogleが新たな脅威として語られています。確かにそうかもしれません。インターネットで最も重要なのが"検索"であり、世界の情報を飲み込もうとしているのがまぎれも無いGoogleだからです。Googleの検索から排除された事件「グーグル八分」を通して、Googleの検索から抹消されることはインターネット社会で存在しないことになってしまうという説明も説得力があります。著者の「グーグルこそが、「神の偏在」なのである。」という記述は大いに考えさせられました。

既存ビジネスの象徴として君臨し続けたマイクロソフトのビル=ゲイツ会長が2年後に経営の一線を退き慈善家となると6/15に事実上の引退宣言をしました。『ウェブ進化論』の著者、梅田望夫が予言したとおり「こちら側」が「あちら側」に追いつけないことが証明されたと言えるでしょう。マイクロソフトがグーグルに敗北宣言した日として感じられてしかたありません。

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2006.06.16

花粉症対策、2006年シーズン総括

花粉症の季節が終わって大分経ちました。遅ればせながら、今シーズンの総括をします。

・「つくし飴」の効果が◎→病院に行かずに済んだ。
・「キッコーマン トマトのちから」は効果無し。

1999年から医者通いをしてきましたが、7年目にして通院せずに花粉症の季節を過ごすことができました。したがって、抗アレルギー薬・アレロックを全く使用しませんでした。

何と言っても池田薬草株式会社の「つくし飴」のお陰です。花粉症の症状が出るとすぐに1粒舐めるだけで効果てき面でした。しかも副作用は無し。本当に有り難いものが登場してくれました。親戚や知人にも薦めたところ、かなり緩和されたとの話を聞きました。私が購入した後の2月中に「つくし飴」の在庫が無くなり、池田薬草では売切れを宣言し、秋以降に発売を再開する旨をHPで告知しました。足りなくなったらどうしようかと心配していましたが、3箱開けて4粒残りましたので56粒で乗り切ることができました。

来年に向けて「つくし飴」を確保しなければならないと考えていたのですが、本日、池田薬草のHPに寄ったところ7/3から販売開始するとのメッセージが掲載されていたので、早速注文しました。早めに確保して来年もまた「つくし飴」で乗り切りたいと思います。

ところで、「つくし飴」の前に体質改善のために使い始めたサプリメント「キッコーマン トマトのちから」ですが、こちらは花粉症にはほとんど効果がなかったようです。残り120粒(40日分)はお菓子代わりに消化しようと考えています。無くなったら利用は止めます。

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2006.06.15

2006FIFAワールドカップドイツ大会が始まって

燃えてきません。
6/9(金)にW杯が始まって1週間になりますが、まともに試合観戦できていません。

6/12(月)のF組オーストラリア対日本(3-1)も前半は観戦したものの、後半開始後に寝てしまいました。前半オーストラリアの猛攻をGK川口が好セーブでしのいでいました。ラインが下がり過ぎていてまずい展開でしたが、0-1で幸先良く先制して前半が終わったので、後半は選手交代で立て直すだろうと思っていました。しかし、ジーコ監督は手当てをしないで後半に突入してしまいます。その辺りから眠ってしまい深夜3時に目が覚めました。ダイジェストで後半残り10分間で逆転されたことを知りました。前半のオーストラリアの攻勢から考えて仕方ないとあまり残念に思いませんでした。

昨日6/14(水)にH組スペイン対ウクライナ(4-0)を今度こそしっかり観戦しようとしました。なんといってもACミランのエース、シェフチェンコを応援したかったからです。やっとの思いでW杯に出場できた代表チームでどれだけの活躍が観られるか期待しました。しかし、開始早々スペインのスピードあるサイド攻撃にウクライナは終始守らざるおえなく、前半だけで2-0とされてしまいました。ウクライナはカウンター気味に縦にクロスをシェフチェンコに合わせて放り込むだけでプジョルにマークされている彼はほとんど仕事ができていません。後半早々PKでスペインが追加点をあげて10分にラウルが投入されたところでまたも寝てしまいました。気持が持続しないのです。新聞記事で確認したのですが、結局シェフチェンコは公式記録上シュート数は0に終わったそうです。

1994年アメリカ大会では全試合をテレビ観戦してW杯に対する思いが一番強かった時期でした。1998年フランス大会、2002年日韓大会と徐々に冷めてきています。日本のマスコミが騒げば騒ぐほど心が離れてしまってきました。

今気になるのはプロ野球であり、心待ちにしているのは7/1~23のツール・ド・フランスです。

何かのきっかけでサッカーへの思いがよみがえるでしょうか。気分はいまだ低調です。

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2006.06.13

映画『君に捧げる初恋』(お薦め度★★★★)

監督・脚本、オ=ジョンノク。2003年韓国。恋愛コメディ映画。原題『初恋死守決起大会』。出演、チャ=テヒョン(ソン=テイル)、ソン=イェジン(イルメ)、ユ=ドングン(ヨンダル・イルメの父)。

反則でしょう。驚くほど完成度が低いのですが、暖かい感動に包まれました。何回でも観たくなります。
脚本は中途半端で、話がハチャメチャです。ストーリーの整合性に無理があり、シーンのつなぎで前後が意味不明となる箇所が散見されました。同じシーンをいろいろなパターンで撮影してそれをつなげて辻褄が合わなくなってしまった印象です。
ともかく人物像も理解を超えています。特にソン=イェジン演じるイルメが、全体を通じてとらえどころがありません。彼女の価値観が同一人物のように感じられません。このような作りは韓国映画にしか出来ないでしょう。ドラマ『Happy Together』で知る限りオ=ジョンノク監督はそれほど力量があるとは思えません。この映画でも特別な才能は感じませんでした。
どう考えてもテイル役のチャ=テヒョンの力で成り立った作品だと思います。彼の一途さは一貫していました。決して共感できる性格ではないのですが、結局最後には理解させられてしまう圧倒的な魅力がありました。チャ=テヒョンと2回目の共演となるソン=イェジンは、子供っぽい高校生から成人した大人へと見事に成長した過程を演じてくれています。予期せぬビキニ姿で登場してくれてファンにとってあまりにおいしい作品でした。想像以上にセクシーです。

今作でソン=イェジンが出演した映画は全て押さえました。年代順に並べると次の通り。
2002年『酔画仙』(お薦め度★★)
2003年『永遠の片想い』(お薦め度(お薦め度★★)
2003年『君に捧げる初恋』(お薦め度★★★★)③
2003年『ラブストーリー』(お薦め度★★★★)①
2004年『私の頭の中の消しゴム』(お薦め度★★★★)②
2005年『四月の雪』(お薦め度★★)
丸付き数字はお気に入り順です。やっぱり『ラブストーリー』が一番ですね。
[シネ・リーブル池袋]

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2006.06.12

調理器「キチントさん レンジでつくるスパゲッティ」

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手作りスパゲッティが好きです。しかし、あまり作ってきませんでした。
理由は茹でることとソースを作ることを同時並行させることが苦手だからです。テレビの料理番組では講師が手際良く同時進行させて、茹で上がるとソースを混ぜて即完成させます。これが出来ない。必ず茹でる工程、ソースを作る工程の順でしか作れません。茹で上がりから完成までタイミングがズレるため、時間差が生じ思ったように美味しく出来ません。時間と労力をかけた割りにいつも期待外れに終わってきました。

ところがこんな状況をカイゼンしてくれる道具を見つけました。
DIME5/2号に呉羽化学工業株式会社(クレハ)の「キチントさん レンジでつくるスパゲッティ」が掲載されていました。これはスグレモノということで、速攻でイトーヨーカドーで購入しました。幸運なことに522円を値下げ商品として、250円で購入出来ました。

さて、手順は超簡単です。
1)目盛り通りに水を入れる。
2)スパゲッティと塩を入れる。
3)電子レンジでチンする。
 →茹で上がり時間7分のスパゲッティならば、5分足して12分(100gの場合)。
 注:蓋はしない。1回目、蓋をして電子レンジ内にふきこぼしました。注意書きを良く読め>俺。
4)蓋を付けて残ったお湯を切る。
5)出来上がり。

これだけです。便利で簡単。この道具によって完全に茹でる工程を切り分けることができます。茹で上がるまでにソースの準備をするだけです。
後片付けも手間要らずで、水洗いするだけで環境にもやさしいし衛生的です。だいぶ前から商品化されていたようです。もっと早く知るべきでした。

それでは、時間かけずに割と美味しく食べれるレシピをご紹介します。
ツナとドレッシングをノンオイルにすると超ヘルシーなスパゲッティになります。

《簡単につくれるレシピ》
1、材料:大根、ツナ缶、和風ドレッシング。
2、所要時間:12分。
3、手順:
①「キチントさん レンジでつくるスパゲッティ」でスパゲッティを茹でる。
②大根をおろす。
③茹で上がったスパゲッティに大根おろしとツナをのせ、和風ドレッシングをかける。完成。

一度お試しあれ。

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2006.06.11

ラジオ→テレビ→ラジオ観戦、千葉ロッテ対巨人(第64試合)

3-2で千葉ロッテ勝利。今季対巨人戦全勝。【38勝26敗】

先発は千葉ロッテは渡辺俊介投手、巨人はエースの上原浩治投手。
1-1で迎えた3回表の巨人の攻撃で、史上初の珍事が発生。
2アウト1塁ランナー小関でイ=スンヨプが勝ち越しのツーランホームランを放って1-3としたが、渡辺投手から今江選手にボールが送られ3塁を踏んだところ、塁審がアウトのコール。何と小関竜也選手が3塁を踏み忘れてしまい、イ=スンヨプのホームランはヒットにされて得点は無くなった。チェンジ。今江選手のファインプレー。巨人に衝撃が走り、千葉ロッテは大いに救われた。
渡辺投手は今シーズンイマイチ調子が低迷している。7回2アウト後に雨足が強まって試合が中断した後に降板。藤田投手、神田投手、小林投手の継投で逃げ切った。
結局、千葉ロッテはフランコ(2回)、里崎(5回)、大松(7回)のソロホームラン3本による一発攻勢で勝ち越した。

なんとも巨人にとっては気の毒な試合となった。これで6連敗。

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食パン、第12号作品「大根パン」

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引き続き野菜パンです。大根おろしを加えました。にんじんのすりおろしが大変でしたが、大根はやっぱり楽です。色が白いので存在感は全くありませんし、味への影響は無いようです。バターのかおりが抑えられたくらいで、パンに大根はあんまり意味がなさそうです。

[材料]
強力粉 250g
バター  10g
砂糖  大スプーン2
スキムミルク 大スプーン1
塩 小スプーン1
水   140ml
◆大根  50g
ドライイースト 小スプーン1

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2006.06.10

テレビ観戦、千葉ロッテ対巨人(第63試合)

3-2で千葉ロッテの逆転勝利。

9回裏2アウト1塁ランナー西岡でバッター・ワトソン、2-2の同点の場面でテレビ朝日の中継は終了してしまった。相変わらず意味の無い中継を繰り返している。いいかげん、試合終了まで放映すべきだ。仕方なく深夜にYahoo!スポーツで結果を確認した。テレビ中継後すぐにワトソンがライトオーバーのツーベースで西岡が生還してサヨナラ。非常にうれしい。

先発は千葉ロッテは清水直行投手、巨人は工藤公康投手(43歳)。2回に1点ずつ得点されるものの、両投手ともに調子が良い。工藤投手のほうが若干ツキがある。6回に巨人が追加点をあげた段階で、巨人の勝利かと思われた。工藤投手が最後まで投げればロッテの勝ち目はなかっただろう。しかし、7回を終えて球数が多くなってしまったため降板。8回からの継投策が失敗し千葉ロッテが追いつき逆転した。清水投手は最後まで粘りの投球で6勝目。

前回観戦してからの試合結果
5/31(水)× 7 - 9 対ヤクルト 18:15 千葉マリン
6/ 1(木)○ 4 - 2 対ヤクルト 18:15 千葉マリン
6/ 2(金)× 3 - 5 対広島 18:20 尾道
6/ 3(土)○ 14 - 5 対広島 16:00 広島
6/ 4(日)× 5 - 7 対広島 13:00 広島
6/ 6(火)× 0 - 3 対中日 18:00 ナゴヤドーム
6/ 7(水)○ 2 - 1 対中日 18:00 ナゴヤドーム
6/ 8(木)× 0 - 16 対中日 18:00 ナゴヤドーム
6/ 9(金)○ 7 - 3 対巨人 18:15 千葉マリン
6/10(土)○ 3 - 2 対巨人 18:15 千葉マリン【37勝26敗】

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2006.06.08

ケータイの動画撮影

PanasonicのビデオカメラSV-AV100(記録媒体SDカード)で撮影しようとしたところ、カメラ画面が真っ暗になって突然故障してしまいました。SDカードに収録してある映像は再生できるのでビデオ機能だけの故障のようです。2003/12/26に購入して以来初めての現象です。仕方なくビデオ撮影はあきらめて、デジカメで写真だけにしようと考えたときに、ケータイで動画撮影ができることに気づきました。そこで急遽ケータイでビデオ撮影を試みました。

操作は簡単。デジカメモードから動画撮影に切替えるだけで15秒間撮影できます。ありがたい機能ですね。撮影してやはり簡単に再生できます。あらためてケータイが便利な道具であることを感じました。

自宅に戻ってから、ビデオカメラと同様にSDカードからDIGADMR-E100HのHDに保存しようとしました。ケータイからminiSDカードを取り出して、アダプタをつけてHDレコーダーDIGAのSDカードスロットに挿入してHDに記録するのですが、miniSDカードは認識するものの撮影したデータを表示させることができません。どうも読み取りが出来ないようです。
考えてもしかたないので、すぐに諦め、翌日ケータイの師匠に教えてもらうことにしました。

結論、動画フォーマットの違いだそうです。

現在、ケータイで再生できる動画フォーマットは、次の4種類。

①「ASF形式」:SD-Video規格に準拠
②「モバイルムービー(MQV形式)」:ソニーのメモリースティックで採用
③「3GPP形式」:FOMAなどのW-CDMA端末の標準フォーマット
④「3GPP2形式」:CDMA 1X及びCDMA 1X WINの標準フォーマット

DIGAが認識できるフォーマットは①のみ。使用しているケータイはau SANYO W33SAなのでフォーマットは④。この違いでした。動画フォーマットが違うのでDIGAにコピーできないのです。何とかケータイからTVに出力できないか師匠に確認してもらいましたが、機能として搭載されていないことが判明しました。折角撮影した動画はケータイで再生するしかありません。

TVで鑑賞するのを諦めてPCで見ることにしました。PCは保存用に使っており、一旦取り込んだ写真や動画はほとんど見ないのでTVにこだわったのですが仕方ありません。ケータイから「携快電話13」でデータをPCに転送しました。PC上では「Quick Time Player」で再生ができます。ケータイということでPanasonicのビデオカメラと比べると比較にならないほど画像が粗いのですが、とりあえず撮影して残せたので良しとします。

今後、ケータイでの動画撮影された映像が高解像度になれば、ケータイで写真というよりも動画撮影という波がやがて訪れることは間違いありません。そのような時代になって環境が整えば、PCで管理せずにHDレコーダーで簡単に保存・再生が可能になるでしょう。

ますますのケータイ動画撮影の進化に期待します。

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2006.06.07

映画『嫌われ松子の一生』(お薦め度★★★★)

監督・脚本、中島哲也。2006年日本。コメディ・人間ドラマ映画。出演、中谷美紀(川尻松子)、瑛太(川尻笙・甥)、伊勢谷友介(龍洋一)、香川照之(川尻紀夫・弟)、市川実日子(川尻久美・妹)、黒沢あすか(沢村めぐみ)、柄本明(川尻恒浩・父)、木村カエラ(蒼井そら)、柴咲コウ(明日香・甥の彼女)、片平なぎさ(片平なぎさ・TVドラマで登場する本人)、本田博太郎、奥ノ矢佳奈、ゴリ(大倉修二)、榊英雄、マギー、竹山隆範(教頭)、谷原章介(佐伯俊二)、甲本雅裕、キムラ緑子、角野卓造(校長)、阿井莉沙、宮藤官九郎(八女川徹也・小説家)、谷中敦(マネージャー・赤木)、劇団ひとり(岡野健夫)、大久保佳代子、BONNIE PINK (綾乃)、濱田マリ、武田真治(小野寺)、木野花、荒川良々(島津賢治)、渡辺哲、山本浩司、土屋アンナ(女囚)、AI(女囚)、山下容莉枝、山田花子(女囚)、あき竹城、嶋田久作(神父)、木下ほうか。

お見事な作品です。
流石『下妻物語』の中島哲也監督は期待を裏切りません。脚本の見事さ、編集の気持の良さ、登場人物の描き方の妙、ミュージカル調の巧みな演出と計算されつくされていて、どれをとっても素晴らしいの一言です。作家性が強いにもかかわらず、観客を満足させる手腕は大したものです。
タイトルからかなりトリッキーな物語だと思っていたのですが、転落の人生を送ってしまうある女性の一生を圧倒的な映像表現で無理なく描き出してくれました。かなり多くの人物が登場しますが、各人の時系列に整理し直して繰り返し再現してくれるので、非常にわかりやすく観ることができました。コメディアンの起用もうまく個性を引き出して、映画のトーンに組み込んでおり全く違和感がありません。出演者全員が良い演技をしていました。これも監督の才能の賜物でしょう。
非常に小さいことですが、一つだけ気になりました。「パンケーキ」という呼び方です。昭和30、40年代は「ホットケーキ」と呼んでいたと思います。
[シネプレックス]

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2006.06.05

映画『亡国のイージス』(お薦め度★★★)

監督、坂本順治。2005年日本。サスペンス・アクション映画。出演、真田広之(仙石恒史・先任伍長)、寺尾聰(宮津弘隆・副長)、佐藤浩市(渥美大輔・DAIS内事本部長)、中井貴一(溝口哲也/ヨンファ・FTG3等海佐)、勝地涼(如月行・1等海士)、チェ=ミンソ(ジョンヒ・対日工作員)、吉田栄作(竹中勇・船務長)、谷原章介(風間雄大・水雷士)、豊原功補(杉浦丈司・砲雷長)、安藤政信(山崎譲二/ドンチョル・FTG2等海尉)、原田芳雄(梶本幸一郎・内閣総理大臣)、原田美枝子(宮津芳恵)、岸部一徳(瀬戸和馬・内閣情報官)、真木蔵人(宗像良昭・第204飛行隊1等空尉)。

全編スリリングでした。
最後のドタバタは邦画らしくていただけませんが、最後まで緊張感が続きまずまずの出来でしょう。
東京湾沖で訓練航海中のイージス艦“いそかぜ”を乗っ取り、1リットルで東京を壊滅させる特殊兵器“GUSOH(グソー)”で日本国家に戦いを挑むテロリストと、艦を奪還しようとする先任伍長の戦いが描かれています。
最新鋭護衛艦のイージス艦が、これほど強い兵器だと知りませんでした。「イージス」とはギリシャ神話に登場する最高神ゼウスが娘アテナに与えた、あらゆる邪悪を払う「無敵の盾」のことだそうです。
ところで、いろいろツッコミ所があります。
撮影の仕方との関連するのですが、スケール感が乏しくてどこでどうやりとりされているのか皆目わかりませんでした。艦が大きいのか小さいのか把握できませんでした。最新鋭護衛艦ということで撮影の制約があったためだと思われますが、同じ場所をぐるぐる回っているようにしか感じられませんでした。
如月1等海士の人物像が全く不明です。相当に訓練を積んだエキスパートな隊員の割には、見た目が若いし、人間が出来ていないし、とてもヘンチクリンなキャラクターでした。勝地涼の演技も過剰でした。
物語の中核となる部分です。宮津副長が覚悟を決めていたにもかかわらず、佐藤浩市演じるところに渥美に説得されそうになるところが不可解でした。あのレベルで主張が揺らぐようであれば最初から実行すべきではないでしょう。副長の器の小ささしか感じられませんし、ヨンファ(中井貴一)との温度差があり過ぎたことがラストのバタバタしたコメディとも思えるシーンとなってしまいました。

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2006.06.04

映画『トランスポーター2』(お薦め度★★★★)

監督、ルイ=レテリエ。製作・脚本、リュック=ベッソン。2005年フランス・アメリカ。バイオレンス・アクション映画。出演、ジェイスン=ステイサム(フランク=マーティン)、アンバー=ヴァレッタ(オードリー=ビリングス・夫人)、マシュー=モディーン(ジェファーソン=ビリングス・夫)、ケイト=ノタ(ローラ・女殺し屋)。

荒唐無稽過ぎて、付いていけないシーンが何箇所かありますが、何とかOKでしょう。
全編ハラハラ、ドキドキの連続でした。
ジェイスン=ステイサムがやっぱり渋くてカッコイ~~。頼れる男はこうでなくちゃいけません。強過ぎです。格闘シーンでやられる相手の痛そうなこと、お気の毒としか言いようがありません。アクションシーンはリアリティがあり、カーチェイスは前作同様に圧巻でした。ローラを演じるケイト=ノタのキレッぷりも凄まじかったですね。
ところで、パート3は予定されていると思いますが、「TAXi」シリーズ(『TAXi』『TAXi2』『TAXi③』)でもパート2までが面白かったので続編は期待できないと思います。最初の『トランスポーター』が★5つで、パート2は若干評価が落ちました。今作は展開にどうしても有り得ないところがあり、スッキリ感がイマイチ足りない印象です。
[シネプレックス]

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2006.06.03

映画『HINOKIO ヒノキオ』(お薦め度★★★)

監督、秋山貴彦。2005年日本。SFラブストーリー映画。出演、 本郷奏多(岩本サトル)、多部未華子(工藤ジュン)、堀北真希(昭島江里子)、小林涼子(高坂スミレ)、村上雄太(細野丈一)、加藤諒(平井健太)、原沙知絵(風吹夏子)、中村雅俊(岩本薫・父)、原田美枝子(岩本サユリ・母)、牧瀬里穂(坂上ユウキ・父の助手)。

少年・少女向けSF映画として、かなりレベルの高い作品です。
何よりもロボットを引きこもり少年が遠隔操作するというアイデアが秀逸です。VFXが若干ショボイところがありましたが、期待を外しませんでした。物語の構築、脚本が優れています。演出と編集が弱いため、共感させる仕掛け、すなわち感情に畳み掛けるところがイマイチでした。ロボットのデザインはうまくまとめられていると思います。
何と言っても美少女女優の共演は見物でした。初顔の多部未華子(当時16歳)と評判の堀切真希(当時17歳)は流石でしょう。多部未華子は最初男の子と見間違えるほどボーイッシュで凛とした美しさです。ラストシーンは美少女度全開でした。一方の堀切真希は清楚で期待されるマドンナとして登場します。一瞬彼女には観えない表情を出してくれます。若手とは思えない表現力の持ち主です。二人とも小学生を演じているのですが、信じられないほど違和感がありません。5歳くらい若く見せていることになり、これは才能としかいいようがないでしょう。
家族愛、友情、淡い恋といろいろな気持ちを思い出させてくれる秀作です。

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食パン、第11号作品「にんじんパン」

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野菜で挑戦しました。にんじん50gをすりおろして材料に加えました。焼き色と生地の色がなかなか良いです。にんじんのかおりはしません。にんじん嫌いでもこれなら大丈夫でしょう。普通の食パンとして食べられます。
ところで、にんじんのすりおろしですが、なかなか大変でした。結構な力が必要です。いわゆる料理して作ったパンということになります。いままでのものとは若干勝手が違いました。

[材料]
強力粉 250g
バター  10g
砂糖  大スプーン2
スキムミルク 大スプーン1
塩 小スプーン1
水   140ml
◆にんじん  50g
ドライイースト 小スプーン1

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2006.06.02

映画『デイジー』(お薦め度★★)

監督、アンドリュー=ラウ。脚本、クァク=ジェヨン。2006年韓国。サスペンス・ラブストーリー映画。出演、チョン=ジヒョン(ヘヨン)、チョン=ウソン(パクウィ・殺し屋)、イ=ソンジェ(ジョンウ・刑事)、チョン=ホジン(チャン刑事)、デヴィッド=チャン(組織のボス・チョウ)。

インファナル・アフェア」シリーズ、『頭文字(イニシャル)D THE MOVIE』などのヒットメーカー、アンドリュー=ラウと、『ラブストーリー』『猟奇的な彼女』『僕の彼女を紹介します』のクァク=ジェヨンがタッグを組んだ作品です。

泣けました。がしかし、シックリきません。
舞台となるオランダの風景と韓国俳優の質感が合わないのです。アジアが舞台であれば一段上に評価できたと思います。全体を通じてテンポがゆるかったことが災いして、ストーリーの世界に入りにくさがありました。物語の構造はよく練られていましたが、編集がまだるっこしくキレが感じられませんでした。三角関係の新しいアイデアは、今までになかったと思います。
テクニックは見事なのですが、この監督には恋愛ものは期待できません。バイオレンスシーンは流石です。本領発揮というところでしょう。
[品川プリンスシネマ]

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2006.06.01

男気とは

大学時代のことです。
入学してすぐにボクシング部に入部して毎日をクラブ活動で過ごしていました。授業に出るよりも部室で仲間と多くの時間を過ごしていました。練習時間は昼休み、昼食前に基礎トレーニングをこなして汗を流した後に、学食に通う毎日でした。

ある日のこと、練習後に後片付けをして1年生同士数人で学食に行きました。そこには既に副キャプテンが1人で食事をされていました。体育会系は当然ながら先輩を確認すると速やかにその場で「押忍(オスッ)!!」と挨拶を行ないます。全員が挨拶を終えて、食券を購入しよとその場から移ろうとしたときに、俺が先輩から呼ばれました。
近づくと右手を差し出されました。

「みんなで食べろ」

と一言、5千円札を手渡されました。

「ありがとうございますっ!!」

と素直に受け取り、仲間の元に戻りました。

ボクシング部全員が貧乏学生でした。大学自体が貧乏でした。学生の大半はアルバイトをしなければ大学生活が送れないギリギリの経済状況だったのです。先輩といえども五十歩百歩でしょう。新入生よりもわずかに余裕があるだけです。当時、学食で1番高い定食が300円でしたのでいかに高額なお金だったのか、先輩にとっても結構なお金だったと思います。練習で疲れた後輩をいたわることと経済的に支援することを意図して、さりげなく昼飯を奢るという行為で示してくれた先輩の思いやりが、とても有り難くカッコ良かったです。今でも忘れられません。
寡黙というわけでなく、多くを語らなかった副キャプテンでした。

先輩のような男気のある男になりたくて今でも目標にしています。

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