映画『デイジー』(お薦め度★★)
監督、アンドリュー=ラウ。脚本、クァク=ジェヨン。2006年韓国。サスペンス・ラブストーリー映画。出演、チョン=ジヒョン(ヘヨン)、チョン=ウソン(パクウィ・殺し屋)、イ=ソンジェ(ジョンウ・刑事)、チョン=ホジン(チャン刑事)、デヴィッド=チャン(組織のボス・チョウ)。
「インファナル・アフェア」シリーズ、『頭文字(イニシャル)D THE MOVIE』などのヒットメーカー、アンドリュー=ラウと、『ラブストーリー』『猟奇的な彼女』『僕の彼女を紹介します』のクァク=ジェヨンがタッグを組んだ作品です。
泣けました。がしかし、シックリきません。
舞台となるオランダの風景と韓国俳優の質感が合わないのです。アジアが舞台であれば一段上に評価できたと思います。全体を通じてテンポがゆるかったことが災いして、ストーリーの世界に入りにくさがありました。物語の構造はよく練られていましたが、編集がまだるっこしくキレが感じられませんでした。三角関係の新しいアイデアは、今までになかったと思います。
テクニックは見事なのですが、この監督には恋愛ものは期待できません。バイオレンスシーンは流石です。本領発揮というところでしょう。
[品川プリンスシネマ]
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