新書『アニメーション学入門』
著者、津堅信之(つがた=のぶゆき)。大阪芸術大学芸術学部非常勤講師。
2005/9/12発行。平凡社新書。
アニメーションとは何かを技法から紐解いて、日本と世界の主なアニメーションの作品・作家が紹介されています。アニメーションを学問としての切り口で語った内容になっています。新書であるため頁の制限により、内容的に「帯に短し、襷に流し」でボリューム的に物足りなさを感じます。本書から目新しい発見は特にありませんでした。ただし、アニメの概要がコンパクトにまとまっているので、今まで観てきた作品について体系的に整理することができました。紹介された作品についてはおおよそ知っていましたので、エポックメーキングとなったものはだいたい観てきたようです。
これからアニメーションを手軽に知りたい方にお薦めです。アニメーションにおいて、ポイントとなる作品を確認するには最適な本です。
| 固定リンク
コメント