映画『誰も知らない』(お薦め度★★★)
監督、是枝裕和。2004年日本。家族ドラマ映画。出演、柳楽優弥(明)、北浦愛(京子)、木村飛影(茂)、清水萌々子(ゆき)、韓英恵(紗希)、YOU(福島けい子)、串田和美(大家)、岡元夕紀子(大家の妻)、平泉成(コンビニの店長)、加瀬亮(コンビニの店員)、タテタカコ(コンビニの店員)、木村祐一(タクシーの運転手)、遠藤憲一(パチンコ屋の店員)、寺島進(少年野球の監督)。2004年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、柳楽優弥が14歳で日本人初となる男優賞をカンヌ史上最年少で受賞。
やるせない物語です。
ラストはある意味でファンタジー的に描かれていました。ここまで家庭そのものが壊れてしまっているケースがあるかと思うと日本はもう手の施しようが無くなっている言わざるおえません。主人公の家族に関係する大人たちのいい加減で無責任・無関心な姿勢は、来るべきところに来てしまったという現代社会を描いています。子供たちを置き去りにしていく社会は、やがて全ての人を置き去りにしていくことになるでしょう。亡国へのカウントダウンが密かに始まってしまったのかもしれません。
さて、お目当ての柳楽優弥は、目力(めぢから)があると表現される通りでした。自然体の演技で目元の印象が強く残ります。良い顔つきをしていました。
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コメント
こんばんは。
見るんじゃなかったかなぁと思った映画でした。
辛くて悲しいストーリーでした。
柳楽くん見たさに借りたわけですが、彼は、やっぱりよかったww
投稿: ここ | 2006.09.06 20:04
>ここさん、TB&コメントありがとうございます。
確かに「見るんじゃなかったかなぁと思った映画」でした。
私も日本人初のカンヌ男優賞から「柳楽くん」観たさの鑑賞になりました。
投稿: erabu | 2006.09.06 22:21