映画『ぼくセザール 10歳半 1m39cm』(お薦め度★★★)
監督、リシャール=ベリ。2003年フランス。コメディ映画。出演、ジュール=シトリュク(セザール=プチ)、マリア=デ=メディロス(シャンタル=プチ)、ジャン=フィリップ=エコフェ(ベルトラン=プチ)、ジョセフィーヌ=ベリ(サラ=デルガド・マドンナ)、マボ=クヤテ(モルガン=ブランジェ・親友)、 アンナ=カリーナ(グロリア)、ジャン=ポール=ルーヴ(体育教師)、ディディエ=ベニュロ(校長先生)、ステファーヌ=ギヨン(サラの父)、カトリン=ブアマン(サラの母)、セシル=ドゥ=フランス(サマンタ)、ジャン=ベンギーギ(祖父)、アニック=ブランシュト(祖母)。
小粋で洒落たかわいい映画で十分楽しめます。
本当に最近のフランス映画はいいものが登場するようになりました。
ちょっと小太りなフランス人少年の恋と冒険の物語です。親友モルガンと憧れの君サラとの微妙な三角関係と友情関係がほど良く描かれていて、ほのぼのします。 10歳半ということは小学四、五年生で日本よりもませていますが、少年時代の等身大の感覚を嫌味無く描いています。脚本が抜群ですね。フランス映画にありがちな難解さは皆無で、ユーモアに富んでおり、重要な展開を台詞で適切に表現する切れが随所にみられました。
親友の父親を探すためにパリからイギリスに3人で冒険旅行をするシーンでは、パスポートを必要としたり、12歳以上でなければ列車であっても旅券が購入できないなど欧州連合の現状を垣間見ることができました。
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