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2006.10.31

映画『ソウ2』(お薦め度★★★)

監督・脚本、ダーレン=リン=バウズマン。2005年米。原題『SAW2』。サスペンス・ホラー映画。出演、ドニー=ウォールバーグ(エリック=マシューズ刑事)、エリック=ナドセン(息子ダニエル)、ディナ=メイヤー(女刑事ケリー)、トビン=ベル(ジグソウ)、ショウニー=スミス(アマンダ)、フランキー=G(ザヴィエル)、グレン=プラマー(ジョナス)、エマニュエル=ヴォージア(アディソン)、ビヴァリー=ミッチェル(ローラ)。

ハロウィーンを迎えた10/27~29の全米週末興行成績で『ソウ3』が首位に立ちました。『ソウ2』を超えて興行収入はシリーズ記録を更新しています。続編の発表もされました。

『ソウ2』ですが、前作『ソウ』と比べて衝撃度は弱くなったもののサスペンス度はかなり満足できます。畳み掛けるように謎が謎を呼び、不条理とも思えるもどかしい話が展開します。相変わらずの低予算のようで有名な俳優は登場しませんが、脚本の面白さで物足りなさは一切ありません。
シリーズのヒットにより、"ジグソウ"という犯罪の遺伝子が今後どのようなバリエーションで進化していくのか非常に気になります。

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2006.10.30

映画『大変な結婚』(お薦め度★★)

監督、チョン=フンスン。2002年韓国。ラブ・コメディ映画。出演、チョン=ジュノ(パク=デソ・ベンチャー企業CEO)、キム=ジョンウン(ジャン=ジョンギョン・3J家の末娘)、ユ=ドングン(ジャン=インテ・3J家の長男)、ソン=ジル(ジャン=ソッテ・3J家の次男)、パク=サンウク(ジャン=ギョンテ・3J家の三男)、パク=グニョン(ジャン=ジョンジョン・伝説のヤクザ3J家の父親)。

アイデアありきの映画です。
ラブコメならば、カップルとなる二人のやり取りが重要なのですが、この作品ではヤクザ一家というアイデアに全力が注がれてしまっています。ラストでそれが証明されますが、なるほどと納得すると同時に、監督の意図をあからさまに理解できてしまい興醒めしてしました。コメディなのである程度は目をつぶらなければと思いますが、相当無理のあるストーリー展開なので韓国映画であってもイマイチ楽しむことができませんでした。

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2006.10.29

映画『DEATH NOTE デスノート 前編』(お薦め度★★)

監督、金子修介。2006年日本。アニメ実写版映画。出演、出演、藤原竜也(夜神月(ライト))、松山ケンイチ(L(エル)/竜崎)、瀬戸朝香(南空ナオミ)、香椎由宇(秋野詩織)、細川茂樹(FBI捜査官・レイ)、戸田恵梨香(弥海砂)、青山草太(松田刑事)、中村育二(宇生田刑事)、奥田達士(相沢啓二)、清水伸(模木刑事)、小松みゆき(佐波刑事)、中原丈雄(松原)、顔田顔彦(渋井丸拓男)、皆川猿時(忍田奇一郎)、満島ひかり(夜神粧裕)、五大路子(夜神幸子・母)、津川雅彦(佐伯警察庁長官)、藤村俊二(ワタリ)、鹿賀丈史(夜神総一郎・父)。声の出演、中村獅童(死神・リューク)。人気漫画を2部構成で映画化したサスペンスの前編(2006/6/17公開)。後編の『DEATH NOTE デスノート the Last name』は11/3公開。日本テレビが後編のプロモーションのため10/27にTV放映。

予想通り、陳腐でした。
全くリアリティがありません。脇役陣の登場人物に至ってはほとんど冗談としか思えません。特に藤村俊二が登場した段階で止めを刺されました。お金をかけているのはわかりますが、キャスティングと演出は安っぽい邦画の域を出ていません。単に漫画の原作をそのまま映画にしただけなのでしょう。存在自体が意味不明な謎の少年L、生粋の日本人であるFBI捜査官、CGにしか見えないパンクな死神などの意外性はユニークではあります。
1本の映画を前編と後編に分けて製作し、後編公開前にTVで前編を放映するという画期的なプロモーションだと思います。しかし、何んといっても一番重要なのは作品の中身です。脚本にこそもっと力を入れるべきだと思います。

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2006.10.28

新書『狂気と犯罪 なぜ日本は世界一の精神病国家になったのか』

著者、芹沢一也(せりざわ=かずや)。
2005/1/20発行。講談社+α新書。

著者の主張は、犯罪を犯した精神障害者も裁判を受けさせるべきではないかと問題提起しています。明治40年に公布された現行刑法の刑法第三十九条「心神喪失者の行為はこれを罰せず、心神耗弱者の行為はその刑を減刑す」によって法の世界、社会からも精神障害者は排除されて特別な存在にされてしまっていると述べています。
精神障害者が「狂気」として置かれてきた歴史と、それを支えてきた思想を明確に洗い出しており、その内容は十分に納得できる内容だと思います。ある意味非の打ちどころの無い論理展開がなされています。しかし、あまりに見事過ぎていて、危うさを感じます。犯罪に対して厳罰せよという世論を後押しする考えは、現在の風潮を追認しているだけで、皆が同じ方向に流れる危険性があります。記号的なレッテルで物事を単純化して導き出した硬直した考えは暴走する要素をはらんでいるのではないでしょうか。

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2006.10.27

緑内障なのか!?

職場の健康診断(人間ドック)結果で右眼に"眼底乳頭陥凹(がんてい にゅうとう かんおう)"が認められ、緑内障が疑われると指摘されました。なんと重々しい医学用語でしょう。この漢字が表記されていただけでショックです。インターネットで調べました。緑内障に罹ると、最終的に視神経がやられて失明するとのことでした。急に悪化する病気ではないようで、早期発見による治療が大事だそうです。

先ずやらなければならないことは、本当に緑内障なのかを確認しなければなりません。
再検は人間ドック受診の病院は避けました。過去再検させられて厭な思い出があります。数年前の健診で大腸にポリープが少なくとも4つあるので、大腸内視鏡検査でポリープを削除しましょうと言われました。検査を受けたところ、ポリープは全く無くきれいな大腸の内側をモニターで確認しただけでした。
今回は自ら選んだ信頼のおける眼科専門医を探さなければなりません。生まれて初めて受診する眼科医なので全く宛てがありません。自宅近くの眼科とも考えたのですが、コンタクトレンズを主に対応している眼科ばかりで少々不安です。やっぱり目というデリケートな器官を診てもらうなら評判の良いところを探さなければなりません。
ありがたいことにYahoo!で病院情報を見つけました。しかも「いい病院ランキング(出典:オリコン・メディカル) 」のメニューがあります。これは『患者が決めた!いい病院 患者9万人アンケート 全1502病院を100点満点でランキング! 東京・神奈川・埼玉・千葉〈関東版〉』からのデータで、書籍で売られていた情報が無料で提供されています。ニーズにピッタリでした。

眼科で1位。総合でも8位の「杉田眼科」に決めました。JR常磐線の金町駅近くにあるので今朝電話しました。予約制ながら時間がかかっていいならという条件で初診に対応してくれました。
改装工事をしていたため、看板が見当たらず探すのに苦労するほどの小さな病院です。患者からの評価が高いだけあって狭い診察待合室に20人ほどいる満員状態でした。

視力検査など簡単な検査を受けて、医師と話をしました。緑内障かどうかを調べるために本格的な検査が必要とのことです。予約を取ることになりましたが、職場からも自宅からも離れているため土曜日を希望したところ、3週間先になりました。検査結果は緑内障が専門となる帝京大学の医師が来る木曜日と指定されました。しかたありません。会社を休んで診察を受けます。

緑内障なのかそうでないのか判明するのは1ヶ月後です。不安な日々が続きます。
ちなみに本日の受診料は2240円でした。

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2006.10.24

映画『機動戦士Zガンダム II -恋人たち-』(お薦め度★★★)

総監督、富野由悠季。2005年日本。アニメ映画。声の出演、飛田展男(カミーユ=ビダン)、池田秀一 (シャア=アズナブル)、古谷徹(アムロ=レイ)、鈴置洋孝(ブライト=ノア)、ゆかな(フォウ=ムラサメ)、池脇千鶴(サラ=ザビアロフ)、川村万梨阿(ベルトーチカ=イルマ)、岡本麻弥(エマ=シーン)、勝生真沙子(レコア=ロンド)、浪川大輔(カツ=コバヤシ)、新井里美(ファ=ユイリィ)、井上和彦(ジェリド=メサ)、島田敏(パプテマス=シロッコ)、榊原良子(ハマーン=カーン)、林真里花(マウアー=ファラオ)、白石冬美(ミライ=ノア)、小杉十郎太(へンケン=ベッケナー)、浅川悠 (ロザミア=バダム)、石井康嗣(ブレックス=フォーラ)、名取幸政(ウォン=リ一)、大塚芳忠(ヤザン=ゲーブル)。

やはりと言うべきか、当然と言うべきかほとんど話しについていけません。
前作はシリーズの導入編ということで、何とか物語を把握できたのですが、2作目になると戦闘シーンの連続で、何がどうなっているのか理解不能になってしまいました。消化不良もいいところです。
副題の”-恋人たち-”も雰囲気をつかんだ程度です。

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2006.10.23

Suica対応の自動販売機が増加中

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今年の初めからSuica対応の自動販売機が首都圏の主要駅で設置されて来ています。最寄り駅でも先週からSuica対応の飲料自販機に切り替わりました。Suicaの利便性が益々向上
まだ珍しいのでつくりをチェックしました。
自販機の商品陳列パネルの中に、アンテナとおぼしきものを発見しました(写真向かって一番右)。ドコモのロゴが付いています。自販機の在庫状態や売れ行きデータなどを無線で飛ばすような機能なのでしょうか。インターネットで検索してみましたが、該当する記事を見つけられませんでした。

購入のしかたは、次の通り。

1)商品ボタンを押す。
2)読み取り部にSuicaをかざして購入完了。

現金を入れてから商品を選択する手順と逆なので、慣れるまでまごつきそうです。

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2006.10.22

「ビュー・スイカ」カード限定のサンクスチャージを実行

先月から使い始めた「ビュー・スイカ」カードの最初の請求書が届きました。定期券を購入しこの「ビュー・スイカ」カードでクレジット決済したため、VIEWサンクスポイントは594です。400ポイントでサンクスチャージが利用できます。サンクスチャージとは駅のATMコーナー「VIEW ALTTE(ビューアルッテ)」で貯まったポイントをSuica部分に入金できる「ビュー・スイカ」カード限定のポイントサービスです。
早速、駅に出向き400ポイント=1000円分を入金しました。口座引き落としが11/6ですが、10月中にポイントが確定してすぐにチャージとして利用できるのは「ビュー・スイカ」の大きな特長でしょう。これだけ早く還元されるポイントは他に知りません。
今回の請求でカード年会費500円が出ましたが、相殺されて500円プラスとなりました。実感としてポイントの集め応えがあります。数あるクレジットカードの中で最も利用するカードに躍り出ました。

【関連記事】
2006/ 9/21 Suica定期券から定期券機能付「ビュー・スイカ」カードに切替
2006/10/ 4 「ビュー・スイカ」カードのオートチャージ

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2006.10.20

ディープインパクト、凱旋門賞でドーピング違反

昨日10/19に、JRA(日本中央競馬会)は、10/1パリで行われた凱旋門賞で3着だったディープインパクトから欧州で禁止されている薬物イプラトロピウム(気管支拡張剤)が検出されたと発表しました。不正ではなく不注意による治療での投薬ミスのようです。
まさか競馬でも禁止薬物があるとは知りませんでした。何ということでしょう。3着が失格となる模様です。日本一の名馬に汚点が付いてしまいました。
今年7月に行われた世界最高峰の自転車レース、ツール・ド・フランスでも優勝したフロイド=ランディスがドーピング検査でクロの判定が出て、マイヨ・ジョーヌが剥奪になるだろうといわれています。
世界最高峰と謳われる競馬レースでも同様の事件が起きてしまいました。ファンとしては残念としか言いようがありません。

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2006.10.18

WPCでWindows VistaとMicrosoft Office 2007を体験

PCとデジタルの総合展示会「WPC TOKYO 2006」(旧称WPC EXPO)が今日から10/21まで開催されます。会場入り口にマイクロソフトブースがあり、ステージで行われたプレゼンテーションを聞きました。VistaとOfficeの回が分かれており、それぞれビジネス向けの内容で約30分間、両方で1時間の説明を受けました。OSとソフトともに一段と性能がアップしています。何といっても表現力が向上しました。ファイルを三次元で表現し高速で表示させています。そのためメモリ容量が格段と必要になりそうです。XPの512MBでは足りないことでしょう。
Windows Vistaで注目したのは検索です。絶えずインデックスを作成してVista上のどこからでも検索を実行できるようです。ただし、最近の職場では端末にデータを保存しなくなっており、共有サーバで保存するため、サーバ内に格納したファイルを快適に検索できるものかは、実際に使ってみないとどれだけ使いかってがあるかわかりません。
Microsoft Officeについては、Word2007、Excel2007、PowerPoint2007が紹介されました。どれも表現力が向上していて、すぐにでも使ってみたい製品です。Excel2007のデータの可視化は単純に作成した表を簡単にビジョアル化できるので、わざわざ表以外のエリアにグラフを作図しなくても直感的に数字を読み取るのに重宝しそうです。PowerPointの「SmartArt」は圧巻です。PowerPoint資料を作成するうえで、文字を装飾するのに一番時間と頭を悩ましてきましたが、そのデザイン化の作業が圧倒的に軽減される機能です。ほとんど自動で箇条書きの平文をインパクトのあるダイナミックなものに表現してくれます。

今回のWPCからEXPOの文字が無くなり、参加企業も激減しました。展示会場は昨年の半分です。この様子では来年の開催は難しいでしょう。昨年はケータイキャリアが参加していたので会場はそれなりの体裁を整えていましたが、今年はドコモ、au、ソフトバンク(旧ボーダフォン)の出展が無いので寂しい限りです。マイクロソフト、レノボ、東芝、NEC、キヤノン、エプソンのPCメーカーブースが目立ったくらいでPC展示会としての使命は終わったようです。
2003年までは幕張メッセで開催されていて展示会としては大規模で集客がありましたが、核となるPC自体が巨大ビジネスとしての商品力が失われてきたので展示会も急速に力を失ってしまったようです。東京ビックサイトに会場を移して昨年まではそれでもPC展示会としてのお祭りらしさがありましたが、3年目の今年で力尽きたと感じます。
マイクロソフトもWindows Vistaの次をどうするのでしょうか。見た目の完成度が高いOSだけに次バージョンが全くイメージできません。PC展示会が終焉を迎えようとしている現在、マイクロソフトももはや安泰ではありえないと思います。2004年にIBMがパソコン事業から撤退し、今年ビル=ゲイツの引退宣言とPCビジネスはさらに大きな曲がり角を迎えてしまいました。

【関連記事】
2005/ 3/ 3 『中国文明の歴史』
2005/10/28 甲斐名都、ミニライブ
2006/ 6/17 新書『グーグルGoogle-既存ビジネスを破壊する』

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2006.10.17

映画『ステップ・イントゥ・リキッド』(お薦め度★★★)

監督・脚本、デイナ=ブラウン。2003年米。ドキュメンタリー映画。出演、レイアード=ハミルトン、ケリー=スレイター、ピーター=メル、ロシェル=バラード、レイン=ビーチリー、ジェリー=ロペス、タジ=バロウ、ロバート=オーガスト、デリック=ダーナー。

観ているだけで、とても気持ちが良くなる映画です。
多くのサーファーがインタビューで語り、様々な波の元で数多くのサーファーが滑るようにサーフィンに興じています。
多くの映像をテンポ良く編集しており、軽快に楽しませてくれます。
サーフィンに魅せられた人々の気持ちが素直に伝わってきました。サーフィンを経験したことが無いのですが、サーフィンに惹かれる気持ちが少しだけわかった気がします。

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2006.10.16

雑誌「ロボットライフ」第2号

Itemn500347p110/4に発売されていた雑誌「ロボットライフ」11月号を遅ればせながら購入しました。期待以上に面白い誌面です。ソニーが今年1/26にロボット事業から撤退するとの発表から、アイボなどのエンターテインメントロボットの市場が縮小したのではと考えてきました。この雑誌「ロボットライフ」から受ける印象は、市場は萎んでおらず二足歩行ロボットが中心となって裾野を広げて活気が出てきつつあるように感じられます。
ロボット紹介やイベントや大会の案内、目玉となる高橋智隆氏のロボット関係者との対談記事、初心者向けのロポットセミナーなど盛沢山です。ちょっと意外でしたが、ロボットとモデルによるグラビアページもあります。

ロボット紹介では、積極的にカテゴライズしています。

・ヒューマノイドモデル:何といっても人気の二足歩行の人型ロボット
・マイルームモデル:お掃除、留守番など生活に役立つ家電系ロボット
・デスクトップモデル:机の上のスペースで手軽に遊べる玩具系ロボット
・ビークルモデル:ロボット開発で培ったテクノロジーを乗り物に転用した「セグウェイ」の試乗記

家庭におけるロボットは黎明期の段階で、このカテゴリで表現することが妥当かどうかはわかりませんが、本誌をながめているだけで将来の家庭におけるロボットをイメージさせてくれます。
特集で興味を引いたのが、ヒューマノイドモデルとして紹介されているPLEN(プレン)で、ローラースケートを滑ることができる二足歩行ロボット(システクアカザワ製、価格26万2500円)でした。見た目がかわいらしくて高機能なロボットのようで、個人で所有して街中で動かしたら注目の的です。将来外出時にこのようなマイロボットを持ち歩く人々が登場するのは間違いないでしょう。
近未来についてこれほどワクワクさせてくれる雑誌は稀有な存在です。今後も注目していきます。

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2006.10.15

映画『ぼくセザール 10歳半 1m39cm』(お薦め度★★★)

監督、リシャール=ベリ。2003年フランス。コメディ映画。出演、ジュール=シトリュク(セザール=プチ)、マリア=デ=メディロス(シャンタル=プチ)、ジャン=フィリップ=エコフェ(ベルトラン=プチ)、ジョセフィーヌ=ベリ(サラ=デルガド・マドンナ)、マボ=クヤテ(モルガン=ブランジェ・親友)、 アンナ=カリーナ(グロリア)、ジャン=ポール=ルーヴ(体育教師)、ディディエ=ベニュロ(校長先生)、ステファーヌ=ギヨン(サラの父)、カトリン=ブアマン(サラの母)、セシル=ドゥ=フランス(サマンタ)、ジャン=ベンギーギ(祖父)、アニック=ブランシュト(祖母)。

小粋で洒落たかわいい映画で十分楽しめます。
本当に最近のフランス映画はいいものが登場するようになりました。
ちょっと小太りなフランス人少年の恋と冒険の物語です。親友モルガンと憧れの君サラとの微妙な三角関係と友情関係がほど良く描かれていて、ほのぼのします。 10歳半ということは小学四、五年生で日本よりもませていますが、少年時代の等身大の感覚を嫌味無く描いています。脚本が抜群ですね。フランス映画にありがちな難解さは皆無で、ユーモアに富んでおり、重要な展開を台詞で適切に表現する切れが随所にみられました。
親友の父親を探すためにパリからイギリスに3人で冒険旅行をするシーンでは、パスポートを必要としたり、12歳以上でなければ列車であっても旅券が購入できないなど欧州連合の現状を垣間見ることができました。

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2006.10.14

映画『氷雨』(お薦め度★★)

監督、キム=ウンスク。2004年韓国。恋愛ドラマ。出演、ソン=スンホン(ハン=ウソン)、キム=ハヌル(キム=ギョンミン)、イ=ソンジェ(カン=ジュンヒョン・先輩)、ユ=ヘジン、キム=ジュンハク。

ソン=スンホン、キム=ハヌルが共演しているので当然期待しました。しかし、外れです。
何となく、サスペンス。
何となく、不倫。
何となく、片想い。
何となく、ヒューマニズム...、といった焦点が絞れないストーリーです。
頬っぺたをひっぱたくシーンが2回登場しますが、日本人の感覚ではひっぱたく方が逆ではないでしょうか。さすがです。韓流は展開が読めません(笑)。この映画の最大の見せ場となる滑落シーンでの結末は、全く理解できません。『エンジェル・スノー』や『春の日は過ぎゆく』で感じた韓国女性の攻撃的な強さをこの作品でも感じました。すなわちキム=ハヌルが演じたヒロインに魅力のかけらも感じません。共感はありません。求めている女性像とは違う次元です。調べたところ『氷雨』も『エンジェル・スノー』も共同脚本で、パク=ミヨンという脚本家が共通していました。

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2006.10.12

映画『鉄人28号』(お薦め度★★)

監督、冨樫森。2004年日本。アニメ実写版映画。出演、池松壮亮(金田正太郎)、蒼井優(立花真美)、 薬師丸ひろ子(金田陽子・母)、香川照之(宅見零児)、川原亜矢子(貴島レイラ=ニールソン)、中澤裕子(江島香奈)、高岡蒼佑(村雨研二)、伊武雅刀(田浦慶太郎)、西田尚美(八城裕美子)、北川智子(加藤志津絵)、水上竜士(河合秀之)、村松利史(高橋清次郎)、矢沢心(レポーター)、ささの友間 (秋山孝)、栗原卓也(鬼塚宏志)、森田直幸(松川健太)、諏訪太朗(職人A)、鈴木一功 (職人B)、森羅万象(職人C)、田中麗奈(キャスター・芹沢明日香)、妻夫木聡(風鈴売り)、阿部寛(金田正一郎)、柄本明(大塚雄之助)、中村嘉葎雄(綾部達蔵)。

少年少女向けジュヴナイル作品としては、予算から考えてそれなりのものだと思います。
ただし、大人の鑑賞には全く堪えられません。第一に鉄人28号のVFXがお粗末過ぎます。ひと目でわかる安っぽい3Dアニメが実写に合成された映像としか映りません。
ストーリーも金田正太郎の成長物語としたため、脈絡の無い展開に終始しており面白くありません。クライマックスも陳腐で盛り上がりが感じられませんでした。ただし、個性的で演技力のある役者陣によってある程度の質は保たれています。妻夫木聡が風鈴売りのチョイ役で登場したり、ヒロインが人気と実力を兼ね備えた蒼井優だったり、話題性のある俳優をキャスティングしていました。

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2006.10.11

ロボットクリエイター・高橋智隆氏 製作、攻殻機動隊「タチコマ」

2006/11/24に発売されるDVD、「攻殻機動隊S.A.C.」の最新作 “Solid State Society”のプロモーション用に高橋智隆氏がアニメキャラクターの「タチコマ」を製作されています。彼のサイトROBO GARAGEで動画を観ることができます。声優・玉川紗己子のおしゃべりに合わせた「タチコマ」らしい動きが確認できます。高橋智隆氏というとすぐに二足歩行ロボットという連想をしてしまいますが、四足歩行という意外性のあるロボットを手掛けられて、彼に対してさらに親近感と興味がわきました。

雑誌「ロボットライフ」が8/4に創刊され、それと連動したロポットポータルサイト「ロボレップ」がオープンしていました。ブログ「高橋智隆の日記」も同日からスタートしています。彼の著書『ロボットの天才』(2006/6/6発行)はすでに手に入れています。

これまでは、ロボット製作の孤高の芸術家的な印象が強かったのですが、今夏以降は書籍、雑誌、Webと積極的に啓蒙活動をされている様子です。

【関連記事】
2004/10/31 『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』
2005/10/ 8 TVアニメ『攻殻機動隊 SAC 2nd GIG』(全25話)
2005/10/15 ロボットクリエイター・高橋智隆

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2006.10.10

加齢臭対策、消臭・抗菌スプレー「イオンクリア」

【追記】
2007/ 5/26 加齢臭対策第2弾、uno デオドラントスプレー


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今年に入ってから体臭がきつくなってきたのが自分でもわかるようになりました。毎日入浴し、清潔な下着を身につけ、コロンを使ってきました。しかし、若い頃と違って午後まで持ちません。加齢臭対策をしなければならない年齢に突入したようです。
親父臭い原因は、皮膚の皮脂腺から出た脂肪酸が酸化して、臭いの元となるノネナールが発生するためだそうです。対処法としては、汗をかいたらよく拭き取ることだそうです。そうすれば臭いを防ぐことができるとあります。しかし、腋の下、股間、靴の中は日中そう簡単に拭けるわけではありません。
最近、雑誌「DIME」で加齢臭対策商品として紹介された消臭・抗菌スプレー「イオンクリア」が効果がありそうなので、近所のマツモトキヨシで購入しようと探したところ見つからず、店員に尋ねたところ扱っていないそうです。一般に流通している商品ではなさそうなので、楽天で購入しました。ハーパーベンソン株式会社の商品です。

衣服にスプレーする使い方です。ワイシャツ内側の腋の下部分、下着内側の股間部分、靴の中にスプレーして乾いてから身につけるだけです。出勤前にスプレーするため乾かないまま使用するときも多々あります。
これで丸一日中体臭予防が可能になります。間違いなく臭わなくなりました。

「イオンクリア」自体は無色・無臭です。HPを確認したところ、元々口臭対策の消臭剤として開発された経緯があり、口に入れても問題ないそうです。清涼飲料水検査基準をクリアしていて、化学物質アレルギーの原因となるエタノールなど含んでいないので安全性が高いと説明されています。
デオドラント商品は初めて利用しますが、直接肌にスプレーするタイプのものよりも、衣服で消臭するので、汗で成分が流れ落ちる心配も無くしかも安全性が高いので、かなりのスグレモノではと感じています。

イオンクリアと詰め替え用

【2倍5倍1006】イオンクリア 100ml【2倍5倍1006】イオンクリア つめかえ用300ml

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2006.10.09

映画『この胸いっぱいの愛を』(お薦め度★★)

監督、塩田明彦。2005年日本。ファンタジードラマ。出演、伊藤英明(鈴谷比呂志)、ミムラ(青木和美)、勝地涼(布川輝良)、宮藤官九郎(臼井光男)、吉行和子(鈴谷椿・祖母)、愛川欽也(青木保・和美の父)、富岡涼(ヒロ・少年時代の比呂志)、臼田あさ美(布川靖代)、坂口理恵(ハル・仲居さん)、ダンカン(ヤクザ・輝良の兄貴分)、金聖響(間宮浩介・指揮者)、古手川祐子(吉原園子・靖代の勤務する幼稚園長)、中村勘三郎(花を愛する男)、倍賞千恵子(角田朋恵)。

日本版『シックス・センス』とでも表現したくなる作品です。
導入でこの物語の重要となるタイムスリップがほとんど嘘っぽくて最初からシラケさせます。ともかく登場人物の行動がしっくりきません。ほとんどのシーンで理解できない反応をします。観終わって結局何が言いたかったのかわかりません。
いろんな仕掛けやアイデアがちりばめられていて、邦画としては意欲作であることは感じるのですが、脚本が全くの消化不良を起こしています。それが原因で全体から受けるチグハグ感に成す術がありません。非常にもったいない映画だと思います。

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バケツ稲づくり:もみすり

バケツ稲づくり:もみすり

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バケツ稲づくり:脱穀

バケツ稲づくり:脱穀

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2006.10.08

F1第17戦日本GP

三重県鈴鹿市、鈴鹿サーキット。53周。

1987年から20周年を迎えた鈴鹿サーキットでの日本GPとして今期が最後となる。来期からはトヨタの富士スピードウェイで開催される。数々の名勝負を産んだ鈴鹿サーキットでのレースが観られなくなるのは非常に残念。過去一度だけ2000年に鈴鹿サーキットで当時開催されていた全日本GT選手権を観に行ったのが初めてで、結局F1を観にいけなかった。

今回は何といってもドライバーズポイントが116Pと同じになったアロンソとシューマッハの争い。フロントローを独占したフェラーリ絶対有利のもとでの勝負となった。

決勝(10/8)
優勝[予選5位]フェルナンド=アロンソ(ルノー)
2位 [予選1位]フェリッペ=マッサ(フェラーリ)
3位 [予選6位]ジャンカルロ=フィジケラ(ルノー)

リタイア[予選2位]ミハエル=シューマッハ(フェラーリ)

15位 [予選20位] 佐藤琢磨(スーパーアグリHONDA)
17位 [予選22位] 山本左近(スーパーアグリHONDA)

スタートは波乱が無く、アロンソがヤルノ=トゥルーリ(トヨタ)を抜いて4位にアップ。2周目を終えたところでシューマッハが先頭に出る。しかし、後続を引き離すことは出来ない。
12周目でアロンソがピットストップしマッサの前でコースに戻る。19周目でシューマッハがピットストップし、アロンソの前でトップで戻る。
残り16周となったところで、シューマッハはマシントラブルで無念のリタイア。アロンソがトップとなってゴールした。今期7勝目でポイントは126Pとなり年間チャンピオンに王手、次のブラジルGPで2連覇が決まる。

すでに今期で引退を表明しているシューマッハがポイントで追いつき、逆転を狙ったにもかかわらず、思わぬトラブルでポイント0。F1最強のレーサーもここに来て運が尽きたのだろう。やるべきことはやったのだから、最終戦で有終の美を飾って欲しい。


過去の日本GP
2005/10/ 9 F1第18戦日本GP
2004/10/10 F1第17戦日本GP

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2006.10.07

映画『ベルリン・フィルと子どもたち』(お薦め度★★)

監督、トマス=グルベ、エンリケ=サンチェス=ランチ。2004年ドイツ。ドキュメンタリー映画。出演、サイモン=ラトル(指揮者)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)、ロイストン=マルドゥーム(振付)、スザンナ=ブロウトン(共同振付)、250名のベルリン在住の子どもたち。

■ストーリー(オフィシャルサイトから引用):“子供たちに、もっとクラシックの楽しさを感じてもらいたい”それはサー・サイモン・ラトルの呼び掛けから始まった。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の指揮者そして芸術監督に就任したラトルは新たな活動として「教育プロジェクト」を発足し、その一環で子供たちがバレエ曲を踊る「ダンスプロジェクト」を始動させる。 出身国や文化の異なる250名の子供たちが6週間に及ぶ猛練習を経て、ベルリン・アリーナの大舞台に挑んだ!それまでクラシックに全く縁がなく練習にも身が入らなかった子どもたちが、振付師ロイストン・マルドゥームの熱い指導のもと、20世紀を代表するバレエ音楽《春の祭典》の強烈なリズムと一体になり、舞台の上で今まで探せなかった「自分」を見つけて行く--! 2004年2月ベルリン映画祭のワールドプレミアで、観客を熱狂と感動の渦に巻き込んだドキュメンタリー『ベルリン・フィルと子どもたち』が遂に日本上陸!

わかりやすい内容で意外性はありません。
起承転結がしっかりしたロジカルな作品です。半分まで観るとラストが予想できてしまいました。
やる気の無い子供たちが、練習を重ねることによって見違えるほどの成長を遂げる姿は納得できます。子供たちの可能性を育てるのは優れた指導者なのだということが理解できます。ブーブー言いながらも脱落することなくステージ上がった姿から、欧州におけるクラッシク音楽との深い関係性の一端が伺えました。特別優れたドキュメンタリーという印象は受けません。

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2006.10.06

microSDメモリカード

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SDメモリカードにmicroSDがあることをシーテック(10/4~7、幕張メッセで開催)のPanasonicブースで初めて知りました。用途はケータイの記憶メディアです。更なる小型軽量化に役立たせる規格のようで、大きさは11×15×1mmでminiSDの1/3ぐらいです。アダプターをつけるとSDカードとして使えるそうです。

すでに国内のケータイに今年1月から採用されているようで、同じブース内で展示されていたケータイSoftBank 705Pに搭載されていました。本体にどのような格好で組み込まれているのか確認したかったのですが、デモ機では外されていました。ケータイはminiSDだけと考えてきましたが、今後は機種選定で注意が必要です。

SDカードファミリーは次の通り。

SDHC
SD
miniSD
microSD


【関連記事】
2006/ 4/22 miniSDカード購入
2006/ 8/ 1 4GB以上のSDカードは上位規格「SDHC」
2006/ 8/25 1GBのminiSDカード、値下がり

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2006.10.05

映画『涙そうそう』(お薦め度★★★)

監督、土井裕泰。2006年日本。家族愛ドラマ。出演、妻夫木聡(新垣洋太郎)、長澤まさみ(妹・カオル)、麻生久美子(洋太郎の恋人・恵子)、塚本高史(洋太郎の友人)、中村達也(カオルの父)、平良とみ(祖母)、森下愛子(呑み屋の女将)、大森南朋(医師)、船越英一郎(呑み屋の客)、橋爪功(恋人の父)、小泉今日子(母)。「涙(なだ)そうそう」とは、沖縄の方言で、「涙がとめどなく流れる、ポロポロ止まらない」という意味。

タイトル通り、全編で涙が止まりません。しかし、惜しいかな若干深みがありません。
もう少し脚本にアイデアなりひねりがあれば評価があがっていたでしょう。
いま、会いにゆきます』の土井裕泰監督なので観ました。期待通り非常に良く出来た映画で、巧みな演出と編集で、安心して観ることができました。今回も引き続き心地良い作品を提供してくれました。
主題歌「涙そうそう」をモチーフにして誕生した血のつながらない兄妹の愛情溢れた物語です。「涙そうそう」は1998年に作曲・BIGIN、作詞・森山良子で誕生し、2001年に夏川りみがカバーして100万枚を超える大ヒットを記録しています。
妻夫木聡と長澤まさみの兄妹コンビが絶品です。二人の呼吸が非常に合っていました。お互いに思いやりに溢れ理想的な兄妹像が描かれています。妹・カオルの「兄ィニィ」という言葉の響きが深く心に残りました。

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2006.10.04

「ビュー・スイカ」カードのオートチャージ

10/1からオートチャージのサービスが開始されました。このサービスを利用するには駅のATMコーナー「VIEW ALTTE」で「ビュー・スイカ」カードを用いて設定しなければなりません。先日取得したカードを持って、初めて「VIEW ALTTE」に入りました。
チャージ残額が1万円を切ったら1万円入金するように申込みました。確認のため「ご利用明細票」が発行されます。設定した途端、実際に1万円を切ったら間違いなくオートチャージされるのか検証したくなりました。まんまとJR東日本の戦略にはまっています。アトレで食事や本の購入してチャージ残額を9千円台にしました。

準備が整って帰宅時に動作検証です。自動改札機(読み取り部が青色)にタッチしたところ、瞬時に1万円の入金(チャージ)と1万円が加算された残額の金額が表示されました。頭ではわかっているのですが、これほど容易く入金(チャージ)されるとは正直驚きました。Edyの決済に一瞬時間がかかるのとは別格のスピード感があり、より安全な電子マネーとなっている印象です。改札を通るだけで経済活動をしていないにもかかわらず、同時に入金処理がされるのが不思議な感覚です。

前払い型の電子マネー決済サービスを補完する機能として後払い型以上の安心感があります。1日あたり2万円が上限となっていますので、使い過ぎに一定の歯止めがききますし、万が一紛失した場合でも損害を残額だけで留めることができます。
これまでEdy決済に肩入れしてきましたが、これからはSuica決済へ全面的にシフトしそうな予感がします。

今なら「オートチャージで3000円分ポイントバック!」キャンぺーンが実施中です。期間は10/1~11/30で、3000円以上のオートチャージ利用で自動エントリーされます。賞品は、抽選で3000名様にSuicaチャージ3000円相当(ビューサンクスポイント1,200ポイント)プレゼントだそうです。

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2006.10.03

映画『フライ,ダディ,フライ』(お薦め度★★)

監督、成島出。原作・脚本、金城一紀、小説『フライ,ダディ,フライ』。2005年日本。コメディ映画。出演、岡田准一(パク=スンシン・高校生)、堤真一(鈴木一・サラリーマン)、星井七瀬(鈴木遥・娘)、愛華みれ(鈴木夕子・妻)、須藤元気(石原勇輔・高3ボクサー)、塩見三省(教頭)、モロ師岡(ボクシング部顧問)、松尾敏伸、渋谷飛鳥、坂本真、青木崇高、広瀬剛進、浅野和之、温水洋一、徳井優、大河内浩、田口浩正、神戸浩。デビュー作『GO』で直木賞を受賞した金城一紀の脚本家デビュー作。

物語そのものにリアリティがありません。
いくら創作とはいえ、傷害事件がなにゆえ仇討ちとなってしまうのか全く理解できません。登場人物や事の成り行きが不自然極まりなく、脚本と演出がチグハグでした。それでも我慢して観るとラストはそれなりに盛り上げますが、前提がありえないため伝えようとする意図に無理があります。
何といってもキャスティングが大失敗でしょう。ジャニーズの岡田准一と格闘家の須藤元気を比べて、どう考えても岡田准一のほうが強そうには到底思えません。ましてや両雄の直接対決の話ではないのですから、普通の感覚では成り立たないと考えるのではないでしょうか。
オフィシャルサイトを見たところ、青春映画として紹介していました。この作風ではありえないでしょう。全くの制作サイドの思い込みが空回りした作品となりました。

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2006.10.02

第85回凱旋門賞 ディープインパクト3着

10/1午後5時35分(日本時間10/2午前0時35分)競馬の世界最高峰レース、パリ・ロンシャン競馬場で開催された第85回凱旋門賞で日本のディープインパクト(牡4歳)が武豊騎手と挑んだ。

残念ながら優勝することができず3着でゴール。

過去の日本でのレースでは、前半は後方にいて最後に抜き去る展開で圧勝してきたが、凱旋門賞では前半からトップ集団にいて、最後の直線で差されてしまった。らしからぬレース運びとなってしまった。
レース後の武豊騎手のインタビューで、言葉少なのコメントに悔しさが滲み出ていた。

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2006.10.01

楽天イーグルスTV観戦、楽天イーグルス対千葉ロッテ(第136試合、最終戦)

1-3で千葉ロッテが最終戦を飾った。
先発の清水直行投手は二桁となる10勝目を完投で決めた。
この試合で楽天の飯田哲也外野手とカツノリ捕手が引退。二人ともスタメンで9回ウラ楽天の攻撃で飯田選手に打順が回らずに試合終了。ベンチで止め処なく流れる涙を拭う姿にホロリとさせられた。カツノリ捕手は千葉ロッテの6盗塁を阻止できず。

昨年6冠を達成した千葉ロッテは今年は交流戦の1冠だけで、楽天以外の4チームに負け越してパ・リーグ4位で終えた。
今年は先発投手が早い回に大量点を取られ、打線が巻き返せずに力負けする展開が多かった。ともかく勝負どころで打線のつながりが出ずに粘りがみられなかった。先発陣では渡辺俊介投手が畳み込まれるように打ち込まれたのと、中継ぎの藤田宗一投手が押えられない場面が多かったのが予想外だった。
打撃陣では、劣勢を跳ね返すような豪打を放つ選手が皆無。サブローが出遅れ、4番を背負って立つ選手が登場せずに終わった。
投打ともにバランスを欠いたまま、交流戦後の後半戦が続いてしまった印象。バレンタイン監督はブログで、WBCの影響があったと書いている。スタート当初からチームとしてまとまりきれなかったことが不調の要因だったようだ。

来年は今年以上に千葉ロッテをマリンスタジアムで応援したい。

前回観戦してからの試合結果
9/ 9(土) × 0 - 4 対ソフトバンク 18:00 ヤフードーム
9/10(日) × 0 - 2 対ソフトバンク 13:00 ヤフードーム
9/11(月) × 2 - 6 対楽天 18:15 千葉マリン
9/12(火) × 3 - 7 対楽天 18:15 千葉マリン
9/13(水) ○ 7 - 0 対楽天 18:15 千葉マリン
9/15(金) × 3 - 5 対日本ハム 18:00 札幌ドーム
9/16(土) × 1 - 12 対日本ハム 13:00 札幌ドーム
9/17(日) × 5 - 6 対日本ハム 13:00 札幌ドーム
9/18(月) ○ 4 - 0 対オリックス 13:00 千葉マリン
9/19(火) × 0 - 1 対オリックス 18:15 千葉マリン
9/23(土) ○ 5 - 4 対日本ハム 13:00 千葉マリン
9/24(日) ○ 8 - 4 対日本ハム 13:00 千葉マリン
9/26(火) ○ 6 - 2 対西武 18:00 インボイスドーム
9/27(水) × 3 - 4 対西武 18:00 インボイスドーム
10/1(日) ○ 3 - 1 対楽天 13:00 フルキャスト【65勝70敗1分】

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