映画『涙そうそう』(お薦め度★★★)
監督、土井裕泰。2006年日本。家族愛ドラマ。出演、妻夫木聡(新垣洋太郎)、長澤まさみ(妹・カオル)、麻生久美子(洋太郎の恋人・恵子)、塚本高史(洋太郎の友人)、中村達也(カオルの父)、平良とみ(祖母)、森下愛子(呑み屋の女将)、大森南朋(医師)、船越英一郎(呑み屋の客)、橋爪功(恋人の父)、小泉今日子(母)。「涙(なだ)そうそう」とは、沖縄の方言で、「涙がとめどなく流れる、ポロポロ止まらない」という意味。
タイトル通り、全編で涙が止まりません。しかし、惜しいかな若干深みがありません。
もう少し脚本にアイデアなりひねりがあれば評価があがっていたでしょう。
『いま、会いにゆきます』の土井裕泰監督なので観ました。期待通り非常に良く出来た映画で、巧みな演出と編集で、安心して観ることができました。今回も引き続き心地良い作品を提供してくれました。
主題歌「涙そうそう」をモチーフにして誕生した血のつながらない兄妹の愛情溢れた物語です。「涙そうそう」は1998年に作曲・BIGIN、作詞・森山良子で誕生し、2001年に夏川りみがカバーして100万枚を超える大ヒットを記録しています。
妻夫木聡と長澤まさみの兄妹コンビが絶品です。二人の呼吸が非常に合っていました。お互いに思いやりに溢れ理想的な兄妹像が描かれています。妹・カオルの「兄ィニィ」という言葉の響きが深く心に残りました。
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