映画『この胸いっぱいの愛を』(お薦め度★★)
監督、塩田明彦。2005年日本。ファンタジードラマ。出演、伊藤英明(鈴谷比呂志)、ミムラ(青木和美)、勝地涼(布川輝良)、宮藤官九郎(臼井光男)、吉行和子(鈴谷椿・祖母)、愛川欽也(青木保・和美の父)、富岡涼(ヒロ・少年時代の比呂志)、臼田あさ美(布川靖代)、坂口理恵(ハル・仲居さん)、ダンカン(ヤクザ・輝良の兄貴分)、金聖響(間宮浩介・指揮者)、古手川祐子(吉原園子・靖代の勤務する幼稚園長)、中村勘三郎(花を愛する男)、倍賞千恵子(角田朋恵)。
日本版『シックス・センス』とでも表現したくなる作品です。
導入でこの物語の重要となるタイムスリップがほとんど嘘っぽくて最初からシラケさせます。ともかく登場人物の行動がしっくりきません。ほとんどのシーンで理解できない反応をします。観終わって結局何が言いたかったのかわかりません。
いろんな仕掛けやアイデアがちりばめられていて、邦画としては意欲作であることは感じるのですが、脚本が全くの消化不良を起こしています。それが原因で全体から受けるチグハグ感に成す術がありません。非常にもったいない映画だと思います。
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