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2006.11.30

緑内障ではなかった(喜)

ご心配お掛けしました。
職場の健康診断(人間ドック)で緑内障の疑いが出て再検査のため、患者満足度全国8位の「杉田眼科」を受診し、11/19に視野検査を受けて、今日問題無いとの診断結果が出ました。

「視野検査は問題ありません。大丈夫です。」と告げられ、ほっとすると同時に拍子抜けしました。
医師の診察を受けるまで、次の理由で発症したのではないかと覚悟していたからです。

・視野検査が自分では思わしくなかった。
・近視が進んでいる。

近視が進行していることについては、度が進んでいるだけで関連性は無いとのことです。念のため今後どうすべきかを聞きました。
「心配ならば2、3年に一度検査をされたらいいでしょう。」と割と素っ気無い回答です。

たまたま、11/16発売の雑誌「DIME」12月5日号で、特集「DIME緊急提言 緑内障だけで、失明者年間3000人の恐怖!ビジネスマンを襲う"眼の異変"あなたも感じていませんか?」が組まれていました。40歳を過ぎたら、定期的に眼圧検査、眼底検査、視野検査を受けようとあります。40歳以上の20人に1人が罹患しているといわれ、年間約3000人が緑内障が原因で失明しているそうです。

緑内障の検査に1か月、通院3回で医療費合計5400円(交通費別)でした。
歳を取るとともに健康診断における再検査の深刻度が重くなってきています。

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2006.11.29

2006世界バレー男子 第2次ラウンド 日本対ロシア

0-3で連夜のストレート負け。
世界ランク3位のロシアに圧倒されました。連続ポイントを取られて日本が立て直す機会を与えません。痛々しいほどの完敗。世界のトップクラスとの力の差が歴然と出ました。
第2セットから期待したい越川優が登場するものの、サーブは力が入り過ぎてミスを連発し、アタックもロシアのブロックに捕まることが多く、チームに貢献できたとは言いがたいものになりました。
第2ラウンドの結果は4勝3敗。
いよいよ5-8位決定戦の残り2試合となった。開催国としての意地を見せて欲しい。

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2006.11.28

2006世界バレー男子 第2次ラウンド 日本対セルビア・モンテネグロ

0-3で日本がストレート負け。
世界ランク4位のセルビア・モンテネグロに終始リードされ格の違いを見せつけられた。
第1セットは序盤に先行されるものの追い上げたが最後は競り合いに負けた。第2セットは圧倒され、第3セットも追い上げたが最後は力負け。
第2ラウンドの成績は4勝2敗。4強入りならず、5-8位決定戦へ。

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2006.11.27

映画『父、帰る』(お薦め度★★)

監督、アンドレイ=ズビャギンツェフ。2003年ロシア。家族ドラマ映画。出演、イワン=ドブロヌラヴォフ(イワン・弟)、ウラジーミル=ガーリン(アンドレイ・兄)、コンスタンチン=ラヴロネンコ(父)。2003年第60回ヴェニチア国際映画祭グランプリ金獅子賞、新人監督賞受賞。

魅力溢れる作品ですが、面白くはありません。
いわゆる芸術作品に分類されると思います。12年ぶりに再会した親子ではあっても、父と子の関係が築けないサスペンス調の不条理な物語が展開します。衝撃作であることは間違いありませんが、普遍性を読み取ることは困難で観終わって何かを考えさせる深みはありません。共感も覚えませんでした。謎が謎を呼んで謎だらけになってラストを迎えますが、観客に消化不良を感じさせない編集テクニックは新人監督とは思えない技量を持っています。

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2006.11.26

2006世界バレー男子 第2次ラウンド 日本対チュニジア

3-2で日本が大逆転勝利。
1、2セットを連取されるが、調子の出ない千葉進也を荻野正二に1セット目から交代させたことでチームの勢いが好転して、3セット以降を奪取して見事な勝利を収めた。この試合も山本隆弘が大活躍し、名実ともに全日本のエースとして機能した。
第2次ラウンドの成績が4勝1敗となり、決勝ラウンド進出とベスト8入りを確定させた。日本が世界選手権で8位以内に入るのは、1982年のアルゼンチン大会以来24年ぶり。全日本男子バレーが復活した。

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2006.11.25

2006世界バレー男子 第2次ラウンド 日本対カナダ

3-1で日本が第2次ラウンド白星スタート。
1セットは逆転されたものの、第2セット以降は常に先行してカナダの追い上げをかわした。山本隆弘と石島雄介の活躍が目立った。齋藤信治のクイック攻撃が要所要所効果的に効いた。全日本の試合運びとしては珍しく安心して観戦できる内容だった。
第1次ラウンドでの試合結果が、第2次ラウンドに進出したチーム間の対戦成績のみが持ち越されて、日本はこれで3勝1敗となった。あと1勝で決勝ラウンド進出が確定する。

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2006.11.24

映画『大停電の夜に』(お薦め度★★)

監督、源孝志。2005年日本。群像劇映画。出演、豊川悦司(木戸晋一)、田口トモロヲ(佐伯遼太郎)、原田知世(佐伯静江)、吉川晃司(大鳥銀次)、寺島しのぶ(杉田礼子)、井川遙(草野美寿々)、阿部力(李冬冬)、本郷秦多(田沢翔太)、香椎由宇(梶原麻衣子)、田畑智子(叶のぞみ)、淡島千景(国東小夜子)、宇津井健(国東義一)。

どうしてこんな映画してしまうのでしょうか。
クリスマスイブに東京が大停電というロマンチックな設定にしながら、何とも中身の無いお寒い物語です。大都市における群像劇としていながら、登場人物がどこかでつながっているという、演劇でも使わない非常に狭い世界しか描いていません。とても観客を喜ばせようとしているとは思えません。センスもアイデアも感じさせない邦画らしい邦画です。奥行きのある都会的な映像はとても評価できますが、全く持って期待を裏切る作品でした。

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2006.11.23

映画『ステルス』(お薦め度★★)

監督、ロブ=コーエン。2005年米。SFアクション映画。出演、ジョシュ=ルーカス(ベン=ギャノン大尉)、ジェシカ=ビール(カーラ=ウェイド大尉)、ジェイミー=フォックス(ヘンリー=パーセル大尉)、サム=シェパード(ジョージ=カミングス大佐)、ジョー=モートン(ディック=マーシュフィールド大佐)、リチャード=ロクスバーグ(キース=オービット博士)。

評判通りのショボイ作品でした。
全米公開でコケたことは知っていました。その通りの映画です。
米海軍が極秘に進めるテロ対策プロジェクト実行のため、トップガン3人のチームに、最新鋭の人工知能を搭載した無人戦闘機“エディ(EDI)”が加わるが暴走し、トップガンが追撃するというストーリーは非常に興味をそそられました。空母やステルス戦闘機が登場する装置としては文句無しで、飛行や戦闘シーンは圧巻です。しかし、内容が薄っぺらく後半はマンガチックな展開で驀進します。北朝鮮やロシアが登場し、想像を絶するありえないアメリカンな救出劇はただただ呆れるばかり。お金をつぎ込んでいるので安っぽくないので何とか救われています。

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2006.11.22

2006世界バレー男子 第1次ラウンド 日本対ポーランド

世界ランキング10位の日本は同8位のポーランドに0-3のシャットアウト負け。グループA2位の3勝2敗で第2次ラウンド。
全日本は成す術も無く完敗。ポーランドのアタックは高さで全日本ブロックを上回り、ブロックでは全日本の攻撃をことごとく止めた。
第3セットでウイングスパイカー直弘龍治が何度もスパイクを決めたが、チームとして波に乗れずにポーランドに攻撃と守備で圧倒された。ポーランドは5勝で失セットゼロ、グループA1位通過。

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2006.11.21

2006世界バレー男子 第1次ラウンド 日本対アルゼンチン

3-1で日本が勝ち、3勝1敗で第2次ラウンド進出が決定した。世界ランク7位の格上を同10位の全日本が下した。
1-1となって第3セット、第4セットともに競り勝つ。最後はアルゼンチンが3連続ミスを重ねて自滅してくれたのが幸いした。
前試合同様にスカッとした勝ち方にならないもどかしさはあるが、実力伯仲の戦いの中で全日本男子は十分健闘している。

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2006.11.20

映画『ノロイ』(お薦め度☆←マイナス)

監督、白石晃士。プロデューサー、一瀬隆重。2005年日本。ホラー映画。出演、松本まりか、アンガールズ、荒俣宏、飯島愛、高樹マリア、ダンカン。

久々でした。観なければよかった作品です。
プロデューサーがJホラーのヒット請負人の一瀬隆重であり、タイトルがカタカナ表記でひねってあり、非常に引き付けられるものがあったのですが、中身は散々でした。日本版『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』なのですが、絶体絶命の状況でもカメラを撮影しているというありえないことをしています。ドキュメントタッチでホラーを撮りたかったのでしょうが、馬鹿馬鹿し過ぎます。全てにおいてまともにレビューできません。全くの時間の無駄でした。

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2006.11.19

2006世界バレー男子 第1次ラウンド 日本対プエルトリコ

11/17から男子の試合が開始され、対エジプト(3-2)、対中国(2-3)の1勝1敗で迎えた3試合目は、日本対プエルトリコ(3-1)で2位を守った。
1、2セット連取して楽勝かと思われたが、3セットを失って4セットは36-34で辛くも突き放して2勝1敗とした。ウイングスパイカーの山本隆弘がスパイクをライトから叩き込んで36点目とした。勝った瞬間にコートサイドに仰向けに倒れてガッツポーズをした植田辰哉監督。予想外に苦戦だったことを物語っていた。

全日本女子は6位に終わっており、非常に残念。男子には是非とも頑張って欲しい。

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2006.11.16

ディープインパクト、凱旋門賞失格決定

JRAは、フランスギャロ審査委員会によるディープインパクトの凱旋門賞3着を失格と、池江泰郎調教師に対し1万5000ユーロ(約225万円)の制裁金処分を発表しました。
あわせて、「調査結果」が報告されていますが、納得できるものではありません。真相は何なのでしょうか?

【関連記事】
2006/10/ 2 第85回凱旋門賞 ディープインパクト3着
2006/10/20 ディープインパクト、凱旋門賞でドーピング違反

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2006.11.15

松下電器からPLCアダプター12/9発売

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ホームネットワークの本命となるPLCアダプターが宅内向けに商品化されます。PLCはPower Line Communications(電力線搬送通信)の略です。PLCアダプターで家庭の電源コンセントから宅内の電力線を使って、インターネットが接続が可能になります。
我が家では有線LANケーブル20mを使って電話機のあるところからパソコンが置いてある部屋に配線しています。壁に穴を開けていませんので、扉はLANケーブルでしっかりと閉まりません。家の中にケーブルを這わしているのは美観が悪いし、邪魔でしかたありません。かといって無線LANは子供たちの健康面に何かしらの悪影響が心配でを導入する気になりませんでした。
PLCアダプターBL-PA100KTで既設の電力線で宅内ネットワークが組めるなら、いろいろな問題点やリスクを解消できそうです。実売価格が2万円前後になる模様で割高ですが、評判がいいようであれば自宅への導入を検討したいと思います。

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2006.11.14

ドラマ「4400 未知からの生還者2」全13話(お薦め度★★★)

製作総指揮・企画、スコット=ピータース、 レネ=エチェヴァリア。製作、ブレント=カール=クラークソン。監督、レスリー=リブマン、他。脚本、クレイグ・スウィーニー、他。出演、ジョエル=グレッチ(トム=ボールドウィン・国土安全保障省のNTAC捜査官)、ジャクリーン=マッケンジー(ダイアナ=スクーリス・トムの同僚)、サマンサ=フェリス(ニーナ=ジャービス・トムとダイアナの上司)、パトリック=フリューガー(ショーン=ファレル・カイルの従兄弟)、ビリー=キャンベル(ジョーダン=コリアー・4400センター設立者)、コンチータ=キャンベル(マイア=ラトリッジ・ダイアナの養女)、チャド=ファウスト(カイル=ボールドウィン・トムの息子)、ローラ=アレン(リリー=ムーア・イザベルの母)、マハーシャラルハズバズ=アリ(リチャード=タイラー・リリーのパートナー)。
全米の大手ペイ・チャンネル、USAネットワークで2004年7月から好評放送中であるSFヒューマンドラマの第2シリーズ(WOWOWで8/22~11/14放映)。全米では今年6月11日から第3シリーズに突入。

第2シリーズのあらすじ(WOWOWから引用)

NTAC(エヌタック)はライランドの後任ジャーヴィスの指揮下で4400の捜査を続けている。 トムは同僚を銃で脅したことで現場から外されていたが、ダイアナやマルコの後押しにより復帰を果たす。 ダイアナとマイアは養子縁組により正式に母娘となり、一方コリアーは4400センターを建設。自伝を通じて「4400」が未来人に連れ去られ世界を救うために戻されたことを公表し、ショーンの治癒能力で難病を治して寄付を集めたりと、その活動を次第に宗教的なものへと変えていくが、依然としてリリーの娘をイザベルを探し続ける。

#1 塔 Wake Up Call Part 1
#2 父親 Wake Up Call Part 2
#3 ノイズ Voices Carry
#4 奇跡を売る男 Weight of the World
#5 危険な賭け Suffer the Children
#6 予告された死 As Fate Would Have It
#7 美しき日々 Life Interrupted
#8 悲しき殺人者 Carrier
#9 罪と贖い Rebirth
#10 真実への鍵 Hidden
#11 内なる憎悪 Lockdown
#12 集団発症 The Fifth Page
#13 救世主 Mommy's Bosses (最終回)

とうとう、はまってしまいました。謎ばかりの最終回では落ち着きません。次の第3シーズン放映が待ち遠しいです。
第2シーズンの前半は面白くなく、観続けるのを止めようかと考えていたくらいでした。第1シーズンを全部観たという自負だけで毎週何となくダラダラと観続けました。
折り返しとなる「#7 美しき日々」から思いもかけないストーリーに魅了され毎回積極的に観るようになりました。ともかくシリーズ後半の各回の展開が読めません。トリッキーな手法ではなくアイデアを凝らして伏線が随所にちりばめられています。米国TVドラマの真骨頂といったところでしょう。
4400人の生還者たちは人類の未来を救うために未来人から現代に戻されたという救済がテーマなのに、それを裏切るエピソードの数々に、トムとダイアナが疑心暗鬼にさせられてしまう心理的な揺れがミステリアスでたまりません。希望に向かっていながらどうにもならない結末に絶えず観客に不安定さを提供し続けます。第2シーズンの最終回はすっきりしません。本当に第3シリーズのテーマは”戦争”なのでしょうか。少女マイヤの予言が気になってしかたありません。

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2006.11.13

映画『奥さまは魔女』(お薦め度★★★)

監督、ノーラ=エフロン。2005年米。ラブ・ファンタジー映画。原題『BEWITCHED』。出演、ニコール=キッドマン(イザベル=ビグロー・サマンサ役)、ウィル=フェレル(ジャック=ワイヤット・ダーリン役)、シャーリー=マクレーン(アイリス=スミスソン・エンドラ役)、マイケル=ケイン(ナイジェル=ビグロー・イザベルの父)、ジェイソン=シュワルツマン(リッチー・ジャックのマネージャー)、クリスティン=チェノウィス(マリア・イザベルの友人)、スティーヴ=カレル(アーサーおじさん・イザベルのおじさん)。映画の中でリメイクされた「奥さまは魔女」は、1964~1972年の8年間、アメリカ3大テレビネットワークのABCで放映された、今なお人気の衰えないTVドラマシリーズ。エミー賞にも22回ノミネートされ、最高視聴率31%、平均視聴率22.6%という好記録を残した。

非常に洗練されていて練りに練られた脚本です。現代風にアレンジされたシャレた作品に仕上がっていました。ただし、ストーリーに波乱さが無く、上手くまとまっていて物足りなさが残りました。昔から人気のあるTVシリーズのリメイクのため、オリジナルに気を使い過ぎたというところでしょうか。意外性が弱いのでどちらかというと安心して観ていられました。
エリザベス=モンゴメリー扮するサマンサのイメージが浸透しているので、ニコール=キッドマンでは役不足ではと考えていましたが、ナカナカ巧い演技でした。彼女から連想してしまう強い女性のキャラクターとは違って、はかなげでかわいらしい役柄を見事に演じています。

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2006.11.12

映画『シンデレラマン』(お薦め度★★★★)

監督、ロン=ハワード。2005年米。スポーツドラマ映画。出演、ラッセル=クロウ(ジム=ブラドック)、レネー=ゼルウィガー(メイ=ブラドック)、ポール=ジアマッティ(ジョー=グールド・マネジャー)。

文句無しの快作です。
脚本と演出が素晴らしく、144分ながら長い上映時間を感じさせません。これまでにボクシング映画は数多く観てきましたが、これほど深い物語があったでしょうか。本人だけでなく彼を取り巻く人々を丹念に描きこんでいてヒューマンドラマとしての完成度が極めて高い作品でした。
ジム=ブラドックという実在のボクサーを知りませんでしたが、大恐慌時代にライセンスを剥奪され、過酷な肉体労働で日銭を稼ぐ過酷な状況に置かれてもカムバックしたという偉大さと、どんな困難な状況でも希望を失わずに妻と家族のために頑張るという姿勢は本当に感動ものでした。
家族を守るためにプライドを捨てるという潔さ、どんな挑発やプレッシャーにさらされても冷静に振舞う態度は頭が下がりました。彼のような生き方こそが、本物の勇者と呼ばれるのに相応しいと言えます。

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2006.11.11

映画『堕天使のパスポート』(お薦め度★★★★)

監督、スティーヴン=フリアーズ。脚本、スティーヴン=ナイト。2002年イギリス。社会派サスペンス映画。原題『DIRTY PRETTY THINGS 』。出演、キウェテル=イジョフォー(オクウェ・アフリカ人)、オドレイ=トトゥ(シェナイ・トルコ人移民)、セルジ=ロペス(ファン・ホテルの支配人)、ソフィー=オコネドー(ジュリエット・娼婦)、ベネディクト=ウォン(グオイ・オクウェの友人)、ズラッコ=ブリッチ(アイヴァン・ドアマン)。

ロンドンにおける移民が置かれた過酷な状況をもとに驚愕のストーリーが展開する珠玉の一品です。
まさかこんな物語だとは想像もつきませんでした。サスペンスとしての完成度の高さ、ストーリーテリングの巧みさは完璧でしょう。お見事な脚本です。久々に映画の醍醐味を味わいました。
主人公オクウェ役のキウェテル=イジョフォーは素晴らしい俳優です。彼のヒューマニズム溢れる冷静で真摯な演技が映画全体を引き締めます。『ラブ・アクチュアリー』に出演していたようですが、記憶にありませんでした。
イギリス映画はあまり馴染みがありませんが、最近ポツポツ鑑賞するようになりました。日本に紹介される作品自体が数少なく、宣伝も弱いのだと思いますが、WOWOWなどを通じて目にすることが出来るものは世界市場で通用する本格派ばかりだと感じます。

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2006.11.09

映画『ベルベット・レイン』(お薦め度★★)

監督、ウォン=ジンポー。2004年香港。サスペンス・ギャング映画。出演、アンディ=ラウ(ホン)、ジャッキー=チュン(レフティ)、ショーン=ユー(イック)、エディソン=チャン(ターボ)、リン=ユアン(ヨーヨー)、エリック=ツァン(ノッポ)、チャップマン=トー(トウ)、ウー=チェンリン(エミリー)。

『インファナル・アフェア』の二番煎じな内容です。
香港ノワール映画で同じ出演者が同じような役で登場します。製作が同じスタッフではと勘違いしたほどです。テーマとして過去と現在を扱っていて、作品の雰囲気も非常に似ています。本作において、過去と現在を交差させるアイデアはいかがなのもかと感じます。ラストを観る限り、監督はこのアイデアを描きたかっただけなのだとしか受け取れません。サスペンスもどきを取り去ると、登場人物や背景の説明不足による不出来なストーリーが残るだけです。黒社会の実力者二人の行き着く先があまりにもお粗末でした。
情けないことにレフティ役のジャッキー=チュンをジャッキー=チェンと思い違いして最後まで観てしまいました。どう観てもジャッキー=チェンに観えないのに、"何か特殊メークで顔立ちを本人らしく感じさせないようにしている"のだと強引に解釈していました。「チュン」と「チェン」の小文字一字違いで全くの別人なのに、全く恥ずかしいです>俺。

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2006.11.08

2枚あるANAマイレージクラブ/Edyカードの口座まとめ

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2003年7月からANAマイレージクラブ(AMC)/Edyカードを使っており、今年4月からTEAM26会員になってAMCマリーンズカードを取得しました。現在AMCカードが2枚です。財布には両方とも入れてあり整理しなければと気にしてきました。

メインをAMCマリーンズカードにしています。こちらにマイル口座をまとめる必要があります。先週土曜日(日祭日、年始休み)に「ANAマイレージクラブ・サービスセンター」に電話をしました。Webからは手続きはできません。オペレーターにつながるまでに30分かかりました。Edyの使い勝手の良さと比較して何て手続きが面倒くさいのでしょうか。2つのうちメインにするのはどちらか聞かれ、マイルが合算されるのは翌日との案内でした。週明けにWebで確認したところAMCマリーンズカードにマイルがまとめてありました。

後は、先に取得してあるAMCカードのEdyチャージ残金を使い切れば、常時2枚持ち歩く必要がなくなります。Edyカードの整理は思いのほか手間がかかります。

【関連記事】
2005/ 5/25 Edyの欠点

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2006.11.07

映画『スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー』(お薦め度★★★)

監督・脚本、ケリー=コンラン。2004年イギリス・アメリカ。SFアドベンチャー映画。出演、ジュード=ロウ(スカイキャプテン)、グウィネス=パルトロー(ポリー=パーキンス・新聞記者)、マイケル=ガンボン(ペイリー編集長)、アンジェリーナ=ジョリー(フランキー=クック)、ジョヴァンニ=リビシ(ディックス)、バイ=リン(謎の女)。

意外と良い映画です。
俳優以外をCGで描いています。『ゴッド・ディーバ』と同じ手法による画期的な映像です。登場するロボットや戦闘機、武器などレトロ・フューチャー・テイストのデザインでアイデアが盛り沢山です。中でも"空飛ぶ滑走路"には驚かされました。昔に観たSF映画を彷彿とさせながら、独特の世界観を構築していて監督の作家性を強く感じました。物語の構成もしっかりとしており、お茶らけた展開にならず堂々としたラストを迎えます。大胆かつ繊細な作品です。
ひとつだけ難を言えば、ヒロインとなるグウィネス=パルトローの役柄でした。特ダネが最優先する女性新聞記者という強さばかりが強調され、最後までかわいらしさや弱さをみせない徹底振りは彼女に期待するキャラクターとはかけ離れており、物足りなさを感じました。

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2006.11.06

映画『ダニー・ザ・ドッグ』(お薦め度★★)

監督、ルイ=レテリエ。2005年フランス・アメリカ。サスペンス・アクション映画。出演、ジェット=リー(ダニー)、モーガン=フリーマン(サム)、ケリー=コンドン(ヴィクトリア)、ボブ=ホスキンス(バート)。

ストーリーは目茶目茶で、アクションもリアリティが無く面白くありませんでした。
単につまらない映画を観たとしてレビューを書くつもりでしたが、スタッフを調べて驚きました。
監督はあの超いかしたアクション映画『トランスポーター』『トランスポーター2』のルイ=レテリエ、脚本は敬愛するリュック=ベッソン、製作もリュック=ベッソンとジェット=リーがタッグを組んでいました。ヒットを約束された3人が結集するとこんな駄作になるのですね。ジェット=リーは欧米資本で映画を撮ると良い作品に恵まれないようです。全作品を観れているわけではありませんが、アメリカ映画となる『ザ・ワン』『ブラック・ダイヤモンド』は駄作でした。アジアでの作品『HERO』『SPIRIT』とは比べようもありません。

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2006.11.05

バケツ稲づくり:新米「日本晴」を食す

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JA全中(全国農業協同組合中央会)が主催する「バケツ稲づくり」で出来上がったお米を本日食べました。もみすりも大変でしたが、精米も根気がいるので諦めて玄米のまま買ってきた精米コシヒカリに混ぜて炊きました。写真で何となく所々に白くない部分が玄米の「日本晴」です。
自宅のベランダで収穫したお米を食べるのは、何とも言えないちょっとした満足感があります。来年も是非「バケツ稲づくり」に挑戦したいと思います。

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ボビーバーガーを食べました

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ロッテリアで9/29から期間限定で販売されているボビー=バレンタイン監督がプロデュースしたボビーバーガーを食べました。ポテト、ドリンク付きセットで600円です。
特長はパイナップルが具材として入っています。味は特別なものではありません。再び注文はしないでしょう。
それにしてもバレンタイン監督は親会社にタレントとしても大きく貢献しています。このような形でファンがオフに交流できて本当にユニークです。

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2006.11.04

葛西臨海水族園

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何年振りでしょう。子供たちと行ってきました。写真は展望レストハウス「クリスタルビュー」から葛西臨海水族園のガラスドームを撮影したものです。バックは舞浜のご存知ディズニーリゾートになります。以前来た時にはこのクルスタルビューも観覧車も無かった頃でした。
大型水槽の中を泳ぐマグロを下から見上げているだけで癒されます。展示のしかたに変化はないようです。連休の中日で家族連れとカップルで賑わっていました。学生らしい若い人たちが、水槽から少し離れた位置で黙々とスケッチをしている姿が目に付きました。このような鑑賞のしかたがあるものだなあと感心しました。

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2006.11.03

新書『「普通がいい」という病』(お薦め度★★★★★)

著者、泉谷閑示(いずみや=かんじ)。南青山泉谷クリニック院長。
2006/10/20発行。講談社現代新書。

素晴らしい本です。感銘を受けました。
人生に行き詰まりやメンタルな悩みを抱えている人に是非お薦めできます。
タイトルからは予想も出来ないほど深遠な内容で、ある意味宗教的であったり、哲学的だったりします。しかし、非常にわかりやすい説明で精神医学で分類されている「自然な状態(正常)」、「神経症水準」、「人格障害水準」、「精神病水準」を簡単に可視化してくれます。また、何故精神に支障をきたすのかを根源である”人間の仕組み”から明確に紐解いてくれています。

いわば「心」=「身体」という先住民の国に、「頭」という移民がやってきて、いつの間にか先住民を支配するようになったような状態、これが現代人の状態です。

「頭」が傲慢にも「心」=「身体」をコントロールしようとしてバランスが崩れるため、精神病を発症してしまうという構造が理解できます。時代が進むにしたがって精神を患う人が増えるのも納得できました。本書では様々な症例が何故発生してしまうのか、そしてそれを回避するにはどうすればいいかについて臨床に基づいたアドバイスが数多く述べられています。

自分が自分らしく生きるためのバイブルとも呼べるもので、自分を取り戻す手立てを何かしらのヒントを提供してくれます。

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2006.11.01

朝日新聞の購読を止める

最近の朝刊は酷過ぎる。朝日新聞を購読してきたが紙面が広告だらけになってしまった。全面広告のオンパレードが毎朝続く。これほどまでに連日のように広告を掲載し続けられた記憶が無い。景気が回復してきた背景があるのだろうが、こんなつくりでは"フリーペーパー"にすべきだろう。

だいぶ前から、報道すべきことが報道されなくなって、スポーツや芸能記事が増える雑誌化が進行してきている。情報産業の先兵としてのいわゆるマスコミとしての役割は拡大し続けているが、本来のジャーナリズムである公器としての新聞の機能は瀕死の状態だ。知りたいことが記事にならなくなっている。知る権利が消失しつつあるといっても過言ではないだろう。大体これほどまでに広告に依存してしまうと、出稿量の多い広告主を無視した記事は書ける筈が無い。

物心付いたときから親が新聞購読し続けていたので、何の疑問もなく新聞を読むことは習慣化しており、特別の事情が無い限り購読を続けてきた。しかし、もう我慢の限界に達した。

当面、新聞購読を止める。

新聞が無い不便さや、情報を減らすリスクはあるがインターネットなどで代替したい。いろいろな面で不都合を感じて新聞購読を再開するにしても朝日新聞には戻りたくない。

【関連記事】
2004/ 4/ 1 新聞をヨム日

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