映画『スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー』(お薦め度★★★)
監督・脚本、ケリー=コンラン。2004年イギリス・アメリカ。SFアドベンチャー映画。出演、ジュード=ロウ(スカイキャプテン)、グウィネス=パルトロー(ポリー=パーキンス・新聞記者)、マイケル=ガンボン(ペイリー編集長)、アンジェリーナ=ジョリー(フランキー=クック)、ジョヴァンニ=リビシ(ディックス)、バイ=リン(謎の女)。
意外と良い映画です。
俳優以外をCGで描いています。『ゴッド・ディーバ』と同じ手法による画期的な映像です。登場するロボットや戦闘機、武器などレトロ・フューチャー・テイストのデザインでアイデアが盛り沢山です。中でも"空飛ぶ滑走路"には驚かされました。昔に観たSF映画を彷彿とさせながら、独特の世界観を構築していて監督の作家性を強く感じました。物語の構成もしっかりとしており、お茶らけた展開にならず堂々としたラストを迎えます。大胆かつ繊細な作品です。
ひとつだけ難を言えば、ヒロインとなるグウィネス=パルトローの役柄でした。特ダネが最優先する女性新聞記者という強さばかりが強調され、最後までかわいらしさや弱さをみせない徹底振りは彼女に期待するキャラクターとはかけ離れており、物足りなさを感じました。
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