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2006.11.03

新書『「普通がいい」という病』(お薦め度★★★★★)

著者、泉谷閑示(いずみや=かんじ)。南青山泉谷クリニック院長。
2006/10/20発行。講談社現代新書。

素晴らしい本です。感銘を受けました。
人生に行き詰まりやメンタルな悩みを抱えている人に是非お薦めできます。
タイトルからは予想も出来ないほど深遠な内容で、ある意味宗教的であったり、哲学的だったりします。しかし、非常にわかりやすい説明で精神医学で分類されている「自然な状態(正常)」、「神経症水準」、「人格障害水準」、「精神病水準」を簡単に可視化してくれます。また、何故精神に支障をきたすのかを根源である”人間の仕組み”から明確に紐解いてくれています。

いわば「心」=「身体」という先住民の国に、「頭」という移民がやってきて、いつの間にか先住民を支配するようになったような状態、これが現代人の状態です。

「頭」が傲慢にも「心」=「身体」をコントロールしようとしてバランスが崩れるため、精神病を発症してしまうという構造が理解できます。時代が進むにしたがって精神を患う人が増えるのも納得できました。本書では様々な症例が何故発生してしまうのか、そしてそれを回避するにはどうすればいいかについて臨床に基づいたアドバイスが数多く述べられています。

自分が自分らしく生きるためのバイブルとも呼べるもので、自分を取り戻す手立てを何かしらのヒントを提供してくれます。

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» 毎晩眠ることの意味、『「普通がいい」という病』から [栄枯盛衰・前途洋洋]
先週、『「普通がいい」という病』(泉谷閑示著、講談社現代新書)を読んだ。講談社現代新書の10月の新刊書のうちの1冊である。著者は、1962年、秋田県生まれの精神科医の先生。k本に書かれた経歴を読む限り、雑誌などの記事は書いているようだが、本格的な著作はこれが初めてのようだ。 書かれていることの底流に... [続きを読む]

受信: 2006.11.12 21:46

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