映画『奥さまは魔女』(お薦め度★★★)
監督、ノーラ=エフロン。2005年米。ラブ・ファンタジー映画。原題『BEWITCHED』。出演、ニコール=キッドマン(イザベル=ビグロー・サマンサ役)、ウィル=フェレル(ジャック=ワイヤット・ダーリン役)、シャーリー=マクレーン(アイリス=スミスソン・エンドラ役)、マイケル=ケイン(ナイジェル=ビグロー・イザベルの父)、ジェイソン=シュワルツマン(リッチー・ジャックのマネージャー)、クリスティン=チェノウィス(マリア・イザベルの友人)、スティーヴ=カレル(アーサーおじさん・イザベルのおじさん)。映画の中でリメイクされた「奥さまは魔女」は、1964~1972年の8年間、アメリカ3大テレビネットワークのABCで放映された、今なお人気の衰えないTVドラマシリーズ。エミー賞にも22回ノミネートされ、最高視聴率31%、平均視聴率22.6%という好記録を残した。
非常に洗練されていて練りに練られた脚本です。現代風にアレンジされたシャレた作品に仕上がっていました。ただし、ストーリーに波乱さが無く、上手くまとまっていて物足りなさが残りました。昔から人気のあるTVシリーズのリメイクのため、オリジナルに気を使い過ぎたというところでしょうか。意外性が弱いのでどちらかというと安心して観ていられました。
エリザベス=モンゴメリー扮するサマンサのイメージが浸透しているので、ニコール=キッドマンでは役不足ではと考えていましたが、ナカナカ巧い演技でした。彼女から連想してしまう強い女性のキャラクターとは違って、はかなげでかわいらしい役柄を見事に演じています。
| 固定リンク
コメント